さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

闇を劈く・・・

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あたりは真暗で、目が開いているのか閉じているのかわからないくらいだ。
たぶんそうそうそんな経験はしないと思われるくらい真暗な空間を小さな懐中電灯を垂らして機材をセットした。
川向のどうろを走る車が銀河鉄道の如く見えるのが妙に新鮮な感覚だった。まだ18時過ぎである・・・。

露出はルームライトで測光してあとは勘。フォーカスはAFだが、出たとこ勝負だ。シーンという音が聞こえてくるかのような静寂の中微かに線路に列車の響きが聞こえてくると一気に緊張する・・・。

列車は一気に通過していった。夢中でシャッターを押した。
闇を劈くような・・・。そんなイメージに少しは近づいたように思った・・・。
こんな撮影もたまにはいいものである。

2016年11月2日 只見線 会津宮下-早戸

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  1. 2017/10/25(水) 23:15:58|
  2. 僕の只見線
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名残の紅葉

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会津中川を過ぎて宮下ダムのあたりまでは只見川の谷は険しくV字谷の様相になる。
深い谷間を走るから日が短い秋の日は谷底までは届かない。まだ16時前である。

11月も半ばになると奥会津の紅葉も終わり近くなる。自分的には終盤の紅葉って結構好きで、長く厳しい冬を迎える直前の山々の最後の装いのように見えてくる・・・。
夕方の斜光線もたぶん1年で一番美しい頃だろう。名残の紅葉も、そんな斜光線に照らされると妖艶な輝きを見せる。
谷の底まで届かないのがなんとも残念でならない・・・

せめて谷の底と山の上のコントラストを愉しむ事としよう・・・

2016年11月13日 只見線 早戸-会津宮下

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  1. 2017/10/22(日) 00:21:11|
  2. 僕の只見線
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秋深し・・・

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奥会津の紅葉は意外と遅い。雪深い地域だというイメージだからなのか、山深いイメージだからなのか、紅葉は早いイメージがあるのだが、実は奥会津は意外と標高が低い。
只見線は只見川の谷底を走るから、周り山の上の方は色づいていても谷間は意外と遅いのだ。
今年もそういう季節がやってくる。今年は紅葉は早いという話で、果たして自分が取った休暇とうまく合うかは定かではないけど、秋の光と併せて素晴らしい鉄道情景見る事ができればいいなぁと思っている。

秋深し・・・
長い冬の前に一気に装う山の姿は美しさを越えて神々しくも感じる・・・。

2016年11月13日 只見線 会津桧原-会津西方

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  1. 2017/10/19(木) 22:56:36|
  2. 僕の只見線
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霧の朝

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会津の秋は朝の霧の表情に一喜一憂する。
晴れの予報に誘われて会津へ撮影に行くと、朝、会津平は真白の霧に覆われていることが多い。
奥会津に向かうと霧は晴れてくるが、どうもどんぐもり・・・あおんな事が多いのだ。
ただその雲と思しきものは実は霧で、深い峡谷の奥会津の空を覆っているような感じだ。たぶん高い山からその様子を見ると素晴らしい雲海が広がっているように見えるんだと思う。
そんな時は三島あたりが比較的最初に陽が射してくるのが多いように感じる。あくまでも経験則なのだが、晴れ間が出て金山方面を見るとしっかりと霧とも雲ともがつかないものが広がっているように見える。これも経験則なのだが、金山あたりで霧が晴れてくるのは8時から8時半頃が多いように思う。朝が勝負の只見線撮影を考えるとちょっと厳しい・・・.。そして一気に晴れてくるのだ。

そんな日って結構冷え込みがきつい事が多い。晴れる日の放射冷却なのだろうか・・・

まだ明けきれぬ霧の朝、川面にわずかながら毛嵐を見る事ができた。それくらい寒い朝だった・・・

2016年11月8日 只見線 会津宮下-会津西方

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  1. 2017/10/18(水) 23:07:16|
  2. 僕の只見線
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錦秋の季節・・・

dai4kouyou

今年の紅葉は早いという・・・。
だいたい平年並み程度と思って撮影日程を組むのだが、どうなってしまうか見当もつかない。
それでも奥会津の紅葉ってそんなに早くないんで、やっぱり11月に入ってからかなぁとも思っているのだが・・・

以前は「燃える只見線」と言われたくらい赤く紅葉したけど、最近は黄色からオレンジっぽく終わってしまうように思うのはやっぱり気象の変化なのだろうか?
それでもやはり奥会津の紅葉は見事だ・・・。いいシーンが見られるといいなって思っている・・・。

2016年11月2日 只見線 会津水沼-会津中川

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  1. 2017/10/16(月) 23:08:59|
  2. 僕の只見線
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夕陽に向かって・・・

masikoyuuhi

山間の鉄道を好んで撮っていると「落ち日」とか「落陽」といったシーンを見る事がほとんどない。山が迫る谷を走る鉄道だと日没時間よりかなり前に山陰に陽が落ちてしまうのだ。

関東平野の端っこあたりの芳賀路・・・。
芳賀路の夕陽は美しい・・・。山が近いとはいえ、それでも山が随分と低く感じるからだろうか?
そんな光景を見るために秋から冬はこのあたりに出没する事も多い。

上りSLが行き過ぎすっかり静かになった沿線で風にそよぐ夕日とススキのコラボを愉しむ。
秋の日は釣瓶落とし…とは言ったもの、分単位でその位置を変えていく太陽にやたらと時計が気になる。
太陽の光は地平線に近づくほど赤みを帯びてくる。昼間は靄リがちの空だったからなんとなくまん丸く見える太陽に向かうように列車が駈け抜けていく・・・

「今日も一日ありがとう・・・」
心の中でそう思いながら列車を見送った。
あまりにドラマティックな光景にしばらく動くことが出来なかった・・・

2017年10月8日 真岡鐡道 益子-北山

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  1. 2017/10/11(水) 22:53:54|
  2. コットンウェイ真岡鉄道
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稲架掛け(はざかけ)のある風景 2

tenyabahaza

そういえば天矢場で撮った・・・というか来たのは久しぶりだ。
こんなだったかな?なんて思いながらこの場所へ来た。ここの稲架掛けはまだ健在だった。
只見線でも稲架掛けの風景に魅せられて撮っていたけど、やっぱりどこへ行ってもこの風景はいいものだ。比較的規模が大きいからなかなか壮観な眺めだった・・・

車で昼寝してる間に空は薄い雲が広がり、一時期どんぐもり状態で意気消沈していたが通過の時はかろうじて薄日が射してくれた。白い空を入れないような構図を作ったが、煙の形を読み間違えてしまったのはご愛嬌。やっぱり撮り慣れていないと感覚も麻痺してしまうようだ・・・。
まるで昭和の風景のような・・・
稲架掛けと蒸気機関車・・・とても良く似合う風景だと感じた・・・。

2017年10月8日 真岡鐡道 茂木-天矢場


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  1. 2017/10/10(火) 22:43:17|
  2. 蒸機礼讃
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コスモスの径

tatarakosumosu

「もう花のピークは終わりかぁ・・・」
おそらく先週が花のピークだったように見えた。比較的花期が長いコスモスもそうそう都合よく咲いてはくれない・・。

この日磐越東線では旧型客車をDE10の重連で牽くイベント列車が走っていたが、それでもこの決して広くない撮影地には30人近い人が集まっていた。地元や常連の方がほとんどらしく、そこらかしこでひさしぶりーとかのあいさつの言葉や栃木弁が飛び交っていた。花が寂しいのでベストポジションはもう埋まっており、そこに陣取っている人は朝の6時からきているという。SLの通過は11時43分である・・・。適当に場所を探して、あとはレンズワークでごまかすしかないよな・・・と思いなんとか場所を確保できた。
2時間もあると結構ローカルも来るのだが、周りの人は一切ローカルを撮ろうとしない。列車が来ても世間話をしてる人や車から出てこない人もいる。
それでもSLの1本前には、構図のテストとか言ってファインダーを覗いてる人も結構いたが、シャッターを押してるかどうかまではわからなかった。そうしているとお約束のように大きい雲が上空に来て太陽を隠す。風が弱いからかなかなか通り過ぎず、太陽の光を失った状態でSLは駈けていったのである。

30数名のカメラマンが天を仰ぎ、ため息が多田羅の地に響いた・・・。

2017年10月8日 真岡鐡道 多田羅


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  1. 2017/10/09(月) 07:33:51|
  2. コットンウェイ真岡鉄道
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ススキの季節

sakamotosusuki

稲刈りが終盤を迎える頃、沿線ではススキが美しくなる頃だ。
ススキは雑草の部類なのか結構駆られてしまう事が多くて季節が近づくと沿線の様子を見るのは欠かせない。
それでも大概の所は前年と変わらずに生えていることが多いので草刈りのパターンも毎年同じようなのかもしれない。

ススキは光の具合によってその表情が一変する。やはり逆光に輝く様が美しいと思うのだが、線路と太陽の位置がドンピシャなところもそうそう多くはない。

只見線は本数も少ないのでいい条件の所にいい時間に走ってくれるとも限らないのがつらいところ。この日もまだちょっと太陽の位置が高かった・・・。穂が開いてキラキラ輝くのももう少しあとなんだろう・・・

ススキの季節・・・
ススキと太陽の位置をあれやこれやと考えて沿線を右往左往している・・・(笑)

2017年10月1日 只見線 会津柳津-会津坂本

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  1. 2017/10/04(水) 22:39:57|
  2. 僕の只見線
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稲架掛け(はざかけ)のある風景

nakagawahaza

稲架掛けを見るとなぜかホッとするのはやはり日本という国で生まれ育った心なんだろう・・・。稲と桜にはなぜか思い入れが強い。
先日、稲架に稲を×作業を見る機会があったがそれだけでもかなりの労力がいる。高齢化が深刻な問題となっている奥会津では、そうした事からか天日干しする家はかなり減少している。コンバインで一気に乾燥、脱穀する方が体への負担は一気に減るのだ。

こうした風景は確かに減ってきているが、稲架掛けのある風景はなぜか心惹かれる。
いつまでも続けてほしいとも思うが、それも厳しい話なんだと思う。
せめて・・・今あるこうした風景を紡ぐように撮っていきたいと思っている。

2017年10月1日 只見線 会津中川-会津川口

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/10/02(月) 22:22:17|
  2. 僕の只見線
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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