さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

銀河鉄道の夜

itioumati

どんと焼きとか、どんどん焼きとか地方によって名前もやり方も異なるものだが、奥会津地方では「サイノカミ」と呼ばれている。
小正月に行われるこの行事、最近は少し変化が訪れているようだ。
もともと1月15日の小正月に行われるが、この日が成人の日としての祝日でなくなってからも多くはこの日に行われていた。それでもここ最近は1月15日が平日の場合、直近の土日に行う集落が増えてきた。集落の人たちが参加しやすいようにというのが理由のひとつのようだが、集落によっては伝統は守る!として1月15日に行っている所もまだ少なくはないのだ。今年は1月14日に多く行われたようだ・・・。
その日に沿線を走っているとサイノカミの準備をしている光景をよく見かけた。そのたびに車を止めて点火時間を聞くのだが、只見線の通過時刻とはみな微妙に会わなかった・・・。集落毎に行われるサイノカミは小規模の所が多く大きく燃え上がる時間はごく短い時間なのだ。

そんななか比較的大きめのサイノカミを見つけてお邪魔したのは、友人が住む集落のサイノカミだった。火は既に小さくなってしまっていたが地域の伝統行事の火は神々しく燃えていた。

そんな荘厳な炎の向こうを走る只見線は銀河鉄道のようであった・・・。
銀河鉄道の夜・・・。神々しいまでの只見線の姿とサイノカミの炎を僕はしっかりと見つめていた・・・。

2018年1月14日 只見線 会津柳津-郷戸

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  1. 2018/01/17(水) 00:43:11|
  2. 僕の只見線
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Railway Graphic D.E.Fの.写真展に参加します。

急な話で申し訳ありませんが、自分が所属している「Railway Graphic D.E.F.」の第5回写真展「鉄道風土記 ~郷愁~」に参加します。

以下公式のコメントより引用

鉄道写真家集団「Railway Graphic D.E.F.」では、「鉄道風土記 ~郷愁~」と題して第5回写真展を開催します。
私たちD.E.F. では、これまで「鉄道風土記」という共通のテーマの下、サブテーマとして第1回より「四季」、「駅」、「地方私鉄賛歌」、「水物語」と写真展を続けてきました。
今回は「郷愁」を意識し、「2017年に撮影した1年間の撮り下ろし」というハードルを設け、作品創りに取り組みました。
メンバーそれぞれの豊かな個性と感性で切り取ってきた約50点で鉄道情景の「郷愁」を感じ取っていただければと思います。

出展者(五十音順):今井英明、内田伸太、衣斐隆、遠藤真人、大鶴倫宣、大藪琢也、佐藤武志、高木比呂志、船越知弘、吉永陽一

2018年1月18日(木)~24日(水) 10時~18時(最終日24日は15時まで。21日(日)は休館となります。
アイデムフォトギャラリー 「シリウス」
〒160-0022 東京都 新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F

郷愁というテーマはちょっと難しかったと思います。しかも2017年12月25日から2018年11月25日までの11ヶ月の間の撮りおろしの作品で構成されます。メンバーそれぞれが感じ、考え、思った「郷愁」感を皆様の感性で何かを感じていただければ嬉しく思います。
自分は20、23、24日のそれぞれ終日在廊する予定です。皆様とお会いできればうれしく思います。

syasinten


syasintenura



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  1. 2018/01/16(火) 22:37:01|
  2. さすらいの美学
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奥阿仁旅情

nairiku

冬の北東北行脚の途中に大舘の友人を訪ねたののを機会に、ちょっと内陸線に寄ってみた。
内陸線を訪れたのは随分久しぶりで、小坂の最後の頃にほんの数時間立ち寄った以外では確か晩春に3日ほど訪れた事があったきりだ。もう10年くらい前になるだろうか?その時内陸線に行った理由は、当時のホームページで影響されたからでそのホームページの管理人が今回訪ねた友人であった。

記憶も定かでない中、沿線をたどってみたがとにかくロケどころか土地勘もない土地故へんなところを右往左往していた。
阿仁合を越えると雪も多くなりいい雰囲気になってくるも車をどこにとめていいかもわからずただただアウェイを痛感した。
それでも奥阿仁の山や里の雰囲気に随分癒されていたように思う。やっぱり自分は東北の風景に心惹かれるんだろうな・・・そんな風にも思っていた。

「あれ?ここで確か撮った事があったよな・・・」
デジャブではないだろう、確かに見覚えのある光景だった。でも、こんなとこで撮ったっけなぁなんて思いつつあたりをウロウロしている。調べると間もなく列車も通過する。思うままにカメラをセットして一息・・・。時折通る車以外は一切音がしない・・・。シーンという音が聞こえてくるような静けさの中、いろいろな事を考えていた・・・。ひとり旅の寂しさでもあり、楽しさでもあるそんな気持ちを楽しみながら列車を待った。雪は音を吸収する。突然現れた列車は鷹巣へ向かう急行列車だった・・・。

列車が通り過ぎてても自分はその場所を離れなかった。いや、離れられなかった。いつまでもその余韻に浸っていたかった。
様々な想いが胸をよぎった・・・。

2018年1月5日 秋田内陸縦貫鉄道 奥阿仁-比立内

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  1. 2018/01/11(木) 23:51:22|
  2. 内陸線旅情
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ストーブ列車

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冬になるとストーブ列車の季節だ。
石炭ストーブの暖かさとそこで焼くスルメうを肴に一杯やりながら旧型客車に揺られるのは至福のひとときでもある。
今年は牽引するディーゼル機関車の検査が長引いていて普通のディーゼルカーの牽引になっているがたぶんそろそろ復帰するんじゃないかと勝手に思っている。確かにあの機関車に牽かれている方が絵にもなるのだが、考えてみるとあの機関車も旧型客車も走っているのが奇跡のようなものなので、ここはしっかりと調子を戻して復帰してくれればいいなと思っている。

機関車の機回し、車掌の乗務等、沿線の風景と併せてみても古き良き鉄道情景が味わえる津軽鉄道のストーブ列車・・・
3月まで多くの人を笑顔にして走り続けてほしいと思う・・・。

2018年1月3日 津軽鉄道 芦野公園-川倉

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  1. 2018/01/08(月) 20:58:48|
  2. 津軽鉄道
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今年も飯詰は元気です。

あけましておめでとうございます。
本年も幣ブログをよろしくお願いいたします。

今年の初撮りは3年連続で津軽鉄道・・・
しかもこれも3年連続の津軽飯詰の獅子舞だった。飯詰の集落を回る途中、列車の時間に合わせて飯詰駅に着くストーブ列車のお客さんに対して舞う・・・。そんな素朴な行事に魅せられてしまったようである。

列車が到着して獅子舞が始まるとお客さんも大喜びで列車を下りてきたり窓を開けたりして楽しんでいる。
津軽に来たお客さんに対してのおもてなしの気持ちが見事に現れる素敵なイベント・・・

津軽飯詰はその他にもいろいろなイベントやお祭りを通じての地域おこしに熱心な場所だと思う。
町の玄関でもある津軽飯詰の駅はいつもきれいにされて実に気持ちがいい・・・

今年も・・・
津軽飯詰は元気です。
そんな事を実際に感じただけで、来た甲斐があった・・・。心からそう思うのである・・・

iidumesisimai2

2018年1月2日 津軽鉄道 津軽飯詰


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  1. 2018/01/06(土) 22:19:32|
  2. 津軽鉄道
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ゆく年によせて・・・

早いもので2017年ももうすぐ終わります。
歳を取るごとに時間の流れも速くなり、ほんとうにあっという間の年でした。

今年は・・・
特に大きな病気もする事もなく(ってか風邪すらひいてません)、仕事はほどほどでまぁ悪くはなかったかな?と思っています。
趣味的に言うと、写真で言うと企画展にひとつ参加させていただき、ひとつフォトコンで入賞させていただいたりとまぁまぁいい年だったと感じました。それでも反省点ばかりで、もっともっとああすればよかったとかこうすればよかったとか、そういう写真ばかりだったようにも思います。
また、昨年12月26日に只見線の鉄路での復旧の方針が決定して以来、奥会津や只見線を取り巻くいろいろな方とつながりを持つことができてそういう意味では実に有意義な年であったと思います。地元で芽生えたやる気の芽に対して自分も微力ながら応援や協力をして行こうと思っております。
そう考えると、最近の自分の写真活動って「人」にずいぶん影響されているように思います。只見線だけでなく、津軽鉄道やひたちなか海浜鉄道等、いついっても地元の仲間をはじめとする人に酔いしれているような・・・。そんな事に気づきました。
たぶん来年もそのスタンスは変わらないと思います。来年も肩ひじはらず心の思うままにローカル線の撮影を楽しんでいこうと思っています。

今年も幣ブログをご覧いただきありがとうございました。
まだまだつたない写真ではありますが、来年も続けていこうと思っております。どうか変わらぬおつきあいをよろしくお願いいたします。お世話になり、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

ゆく年によせて・・・
2017年12月31日 さすらいびと拝


yoake

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  1. 2017/12/31(日) 19:00:00|
  2. さすらいの美学
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残り柿

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考えてみると関東で育った僕は雪と柿の景色って見た事がなかったように思う。関東で雪が積もるのは2月頃が多く、とっくに柿の実は落ちているからだろう。たぶん意識してそれを感じたのは奥会津に通うようになってからだ。それ以来、12月や1月、雪が降るとよく柿の木の様子を探しに行った。今回もそう・・・。

水墨画のようなモノトーンの景色の中に柿の実の橙色が映える。心の片隅にある幼い頃の想い出の影響もあり、そんな光景に郷愁を感じる・・・。

残り柿のある風景は、雪景色が良く似合う・・・。

2017年12月17日 只見線 会津柳津-会津坂本

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  1. 2017/12/27(水) 23:30:32|
  2. 僕の只見線
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モルゲンロート

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日の出が一番遅くなる頃、只見川の谷の底を走る只見線にはなかなか陽が射さない。
ようやく山の稜線から日が射してくると第4只見川橋梁のバックの山にまず日が当たる。日の出から時間が経っているとはいえこの時間の光はまだ赤みを帯びている・・・

雪を冠した山肌が赤く染まるモルゲンロート・・・。
その荘厳な情景にただ息を呑む・・・。

2017年12月9日 只見線 会津中川-会津水沼

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  1. 2017/12/25(月) 22:45:07|
  2. 僕の只見線
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グラデーション

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会津平の夕景は美しい。
山に囲まれているから地平線に沈む夕日というのは見る事ができないが、山陰に陽が落ちて日没時間を迎えた頃からの所謂「カタワレ時」の表情が特に美しく感じる。この時間の山の稜線近くの茜色から天空の群青色になるまでのグラデーションが素晴らしい・・・。

冬型が緩んだ貴重な冬の晴れ間・・・
そんな時間にローカルがゆっくりと駈けて行く・・・。
さぁ、家に帰ろう・・・。赤いテールライトがそんな風に言っているような気がした・・・。

2017年12月22日 只見線 根岸ー会津高田

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  1. 2017/12/23(土) 23:04:12|
  2. 僕の只見線
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祈りのイルミネーション

miituruirumi

各地でイルミネーションが流行りのようだが、只見線の駅でもイルミネーションで飾られる駅が増えてきた。
以前からささやかに行われてきたようだが、本格的に始まったのは2011年、あの豪雨災害のあとだったと思う。
只見線の早期復旧を祈って、祈りの光を発信する・・・。そんな感じだったように思う。それから地元の有志へ広がり今では各駅での同時点灯といった事も行われている。会津川口や会津宮下、只見、そして峠を越えて入広瀬でもそうした取り組みに参加していくことになった。そしてその流れは会津平にも降りてきたようだ・・・。

新鶴の駅のイルミネーションは思ったより本格的であった。自分が撮影の為に来てみると、小さな子供を連れた親子がイルミネーションと記念撮影をしていた。嬉しそうな子供の歓声が静かな駅に響いていた。

小さな事かもしれないけど、こうした取り組みで沿線の人たちが只見線に対して関心を持ってくる・・・。
おらが故郷の鉄道にもっと関心を持ってくる。今は小さな事かもしれないけど、きっとその想いはもっともっと広がるはずだ。

僕はそう信じている・・・

2017年12月17日 只見線 新鶴

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  1. 2017/12/20(水) 22:36:17|
  2. 僕の只見線
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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