さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

斜光線

syakousen

ふと気が付くと随分日が長くなった。
山に囲まれた山間を走る只見線、夕方のこの列車にようやく日が当たり始めてきた。
考えてみると昼と夜の長さが同じになる春分までもうひと月を切っているのだ。だいぶ少なくなったとはいえ、まだ雪に覆われている中でも、そんな光に春を感じる。少しづつ春の気配が近づきつつあるのだ。

斜光線はあたりをセピア色に染める。
そんな斜光線を浴びてゆっくりと列車がやってきた。春はもうすぐそこまで来ているようだ・・・。

2017年2月25日 只見線 会津柳津-会津坂本

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  1. 2017/03/03(金) 22:55:17|
  2. 僕の只見線
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地元の人の足として・・・

nakagawa

先日会津桧原の近くで撮影後、地元の方に声をかけられ少しお話をさせて頂いた。
話題は現役の蒸機の時代、所謂SLブームの頃の話と、鉄路での復旧が決まった只見線の事だった。

自分は、観光鉄道としての話とかをしていたのだが、その方は・・・
「これからこのあたりはもっともっと高齢化が進む。安全とかの問題でそうした高齢の人に対して、運転免許証の返納の話が盛んにしてくるだろう。そんなときにさ、町で補助を出してJRの料金を割り引くとか、そういう風になればいいんだよな・・・。少しは乗る人増えるんじゃないかな?」
そんな感じの事を仰っていた。
そういう見方もあるのか・・・。
自分は、沿線は過疎化が進み、鉄道の永続的な存続は観光路線として生きていくしかないのかな?と思っていたけど、それでも地元の人のライフラインとして少しでもそうした面が残るようにあってほしい・・・。あり続けてほしい・・・。そんな思いだったのだろう。

奥会津の冬は厳しい。普段慣れているとはいっても雪道の運転に不安を抱える人は多いと聞く・・・。
そうした人の足としての一面・・・。只見線の使命として、そうした一面は残ってほしいな・・・。そう感じた時であった。

只見線を必要としている人がいる・・・。

2017年2月25日 只見線 会津中川


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  1. 2017/03/01(水) 22:39:54|
  2. 僕の只見線
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春の雪・・・

harunoyuki

雪国に住む人にとって、一番待ち遠しいのは「春」ではないかと思う。
雪国でない所に住んでいる人も「春」は待ち遠しいものなんだろうけど、雪国の人にとってその想いはより強いものなんだと感じる。
長く厳しい冬を耐えて迎える春・・・。その喜びはどんなものなんだろう・・・

2月も末になっての雪予報。冬の情景を求めて来たが降る雪は春のそれだった。
春の雪・・・。降ってもあまり積もらず、降る時間も短い。そんな雪・・・
雪が止んで一瞬の晴れ間で着雪は一気に溶けていく。そんな奥会津であった。

春の気配は、木や草の芽とか、花とかよりも、雪が変わったり、心なしか光が強くなったように感じたり、そんな小さな事で実感す
る。そして少しづつ春めいて、雪の量が減って、そして桜を合図に一斉に春は来る。
そんなドラマチックな春を何回見ただろう。そう思うと自分もやっぱり春は待ち遠しいのだ。

見た目は冬・・・。でも春の気配は少しづつ、確実に近づいてくる・・・。

2017年2月26日 只見線 会津西方-会津桧原

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  1. 2017/02/28(火) 00:02:36|
  2. 僕の只見線
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只見線に乗って・・・

yanaidu1

「会津若松まで行くんです・・・」
聞けばご家族が入院していてその看護へ行くのだという。
この日は思わぬ晴れ間による放射冷却で随分と気温が下がった。こういう日、特に朝の車の運転はやはり怖いのだという。
少しでも早く、そして確実に行きたい・・・。そういう思いがあるなか、この日も只見線は定時運行だった。彼女にとって、とても頼もしく思ったに違いない・・・。

ここにも只見線を必要としている人がいた・・・
そう思うとなんだか胸がジーンと熱くなる自分に気がついた・・・

2017年1月21日 只見線 会津柳津

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  1. 2017/02/10(金) 23:36:45|
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立春の日・・・

dai2yuugata

気がつけば随分日が伸びた。
11月の後半から12月にかけて、16時頃にここを通過する430Dはすっかり日が陰ってしまうのだが、2月の声を聞く頃、16時15分頃通過する冬時間の430Dはぎりぎりながらしっかりと夕日を浴びて颯爽と駆け抜けていった・・・。
まだまだ寒い日が続くが、立春のこの日にほんの少しだけ初めて感じた春の気配は、沈むのが少し遅くなってほんの少し強くなったように感じた太陽の光だった・・・。

待ち遠しい春・・・。
春よ来い・・・。早く来い・・・。

2017年2月4日 只見線 会津宮下-会津西方

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  1. 2017/02/08(水) 23:14:10|
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只見線にみんなで手をふろう!

tewohurou

「只見線にみんなで手をふろう条例」という条例があり、2015年3月に只見線沿線の福島県の柳津町、三島町、昭和村、金山町、只見町、新潟県の魚沼市に制定された。
只見線を見たら、乗客の皆さんへのおもてなしと感謝の気持ちで手をふりましょう・・・という事らしい。
個人的には素朴だけど、とてもいいなぁと思っている。実際撮影していてもシャッターを押したあとは必ず手をふるように心がけている。乗車していてもそういうのを見ると実に気持ちよく、思わず振り返してしまう。

本日放送された、TBSのサンデーモーニングでもその条例が紹介されていた。
只見線にみんなで手をふろう!・・・自分もこれからもずっと続けていこうと思っている。

写真は、サンデーモーニングのロケの前のリハーサル?の様子(笑)
只見線が全国ネットで中継されたのは本当に素晴らしいと思う。大阪や長野、鳥取の友人からも「見た」という連絡があった。

こうした条例の試みが全国のローカル線に広がっていくといいな・・・。

2017年2月5日 只見線 会津水沼-早戸

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  1. 2017/02/05(日) 22:56:11|
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子供がいる情景

kawagutioyako

「柳津に初詣でに行くんです。只見線に子供を乗せてあげたくて・・・」
ちょっとはにかんだ様子でお母さんが言った。金山の人だそうだ。

列車に乗ろうとするふたりの後ろ姿を見て、なんとなくうれしく感じた。
子供のいる風景って、これからの只見線や奥会津を明るく照らしてくれているような・・・。そんな感じ。

子供たちの笑顔や歓声が奥会津の谷間に響き渡ればいいな・・・。
そんな思いで、このふたりを見送った・・・。

2017年1月21日 只見線 会津川口

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  1. 2017/01/30(月) 23:34:13|
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雪の華が咲いた・・・

takiya

明け方の気温が氷点下まで冷え込んだ朝、山の木々に雪の華が咲いた。
未明に雪が降ったわけでもないのだが、気温が低く針葉樹に積もっていた雪も落ちずにいた。

白と深い緑、いや、鋼色に近い色だけのモノトーンな空間に、音もなく列車が走り去る・・・。

2017年1月21日 只見線 滝谷-会津桧原

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  1. 2017/01/27(金) 00:27:18|
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深山幽谷

daiitikamosika

未明の大雪は朝方に止んだが、いままで雪がほとんどなかった景色が一変した。わずか数日でここまで降るか!とも思ったが積もってる雪の量は例年とそんなに変わらないように見えた。それでも、去年は小雪、一昨年は車の関係でそんなに訪れる事が少なかったので妙に新鮮にこの景色をみた。
杉の木は、普段はあまりいい景観とは思わないが、雪が降ると別だ。特に雪が止んだ直後の美しさは息を呑む・・・。
鉄橋以外の人工物がほとんど見えないこの谷間を、ゆっくりと列車が通過していく。

その光景は厳しい冬の、ほんの合間に見せてくれた妖精の微笑みのようだった・・・。

2017年1月15日 只見線 会津西方-会津桧原

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  1. 2017/01/25(水) 23:15:53|
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薄明の時・・・

yasakano

日の出前や日没後のまだ暗くならない頃、空気が蒼く染まったような空間になる。
ブルーモーメントと呼ばれている時間帯だ。時間の経過とともに空間の明るさがどんどん変化していくから、ほんの1分ほどでも、明るさが変わっていくのがわかる。空間が蒼く染まると、神秘的で、幽玄な雰囲気になる。そんな時が大好きである・・・。

422D、只見線の上りの1番列車だ季節毎の表情が違うので、年間を通じて撮影が楽しい列車だが、冬の一番日の短い頃は暗闇を走る事になる。それでも少しづつ日の出の時間が早くなっていく頃は、柳津を超えたあたりからあたりが少しづつ蒼い時間を走るようになる。

薄明の里を往く・・・。あたりはまだ寝静まっているようだ・・・。

2017年1月21日 只見線 会津柳津-会津坂本

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  1. 2017/01/25(水) 00:21:27|
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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