
それにしてもよくこんなところに線路を敷いたものだ・・・
田子倉や六十里峠に来るたびにそう思う。
只見の町を出ると大白川駅まで人家は皆無。比較的新しい路線故トンネルが多いのはしょうがないとして、ほぼ広大な森の中をひたすら走って会越国境を越えていく。それでも喘ぐように登っていったキハ40とは違いキハ110は軽やかに登っていく。
この峠や山はブナの木が多く、燃えるような赤に染まるのではなく、黄色やオレンジ色っぽく染まっていく。保水力のある森だからか沿うように流れる末沢川の水も豊かで清らかである・・・。
広大なブナ林も長雨にしっとり濡れてより鮮やかに山を粧う。
もうひと月もすれば雪が降り峠は閉ざされる。車や人の姿は消え、ただただ列車だけが峠を越えていく・・・
2020年11月3日 只見線 只見-大白川
テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2020/11/06(金) 23:42:49|
- 僕の只見線
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