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さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

夜汽車

tukiyonomiyasita

たとえば、夜汽車の中。
少しばかりの客はみんな寝てしまって
なぜかおれひとりだけいつまでたっても寝られねえ。
真っ暗な窓ガラスにほっぺたくっつけてじーっとそと見てるとね、
遠く灯りがぽつんぽつん…。
あ~あ、あんなところにも人が暮らしているか…。
汽車の汽笛が「ボ~~ピー…」そんな時、そんな時よ…。
だだ分けも無く悲しくなって涙がぽろぽろぽろぽろこぼれてきやがるのよ。

~男はつらいよ 寅次郎忘れな草 より~

寅さんの名セリフだと思う。
浅丘ルリ子さん演じるリリーの言葉の受け売りなのだが、夜汽車のひとり旅を寅さん風にアレンジされたシーンだったなぁって思う。

真暗な車窓を見ながらただただ只見線に揺られていると、そんな言葉がふと頭をよぎる。お酒はウイスキーが似合うかなぁ・・・。
揺れるキハの振動とエンジン音に身を任せて、時折遠い灯りを眺めて・・・
そんな旅ができる路線も随分少なくなったように思う・・・。

小さな集落の小さな駅を、紡ぐように停まって山間の終着駅を目指す只見線・・・
今宵は月夜・・・。
いつもより仄かに明るい夜を健気に駈けて行く・・・

2019年9月7日 只見線 会津宮下

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2019/09/17(火) 20:31:41|
  2. 僕の只見線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<集落を縫うように・・・ | ホーム | 鎮守の御祭>>

コメント

私も名台詞だと思います。
寅さんの一人語りは色や音、匂いまで、まるで自分がその場に居たように思えるほど情景が浮かんで来るので大好きでした。

実際にも、真っ暗な外を眺めポツンとした灯りがツ~っと流れて胸に込み上げるものがある時、不思議と夜汽車は汽笛を鳴らすんですよね。人の心情を察してるかのようでした。

只見線は、そんなシーンか似合う郷愁路線のひとつだと思います。

  1. 2019/09/18(水) 03:04:38 |
  2. URL |
  3. u403tsugaru #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

u403tsugaruさん、おばんです。
このセリフって浅丘ルリ子さん扮するリリーの受け売りなんですが、寅さんの言葉に翻訳されてるようで好きなんです。
今ではこんな旅は出来ないんだと思いますが、只見線の夜の列車ではその片鱗を垣間見ることができるかなって思っております。
  1. 2019/09/19(木) 23:06:15 |
  2. URL |
  3. さすらいびと  #-
  4. [ 編集]

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さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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