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さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

夜汽車

syanai

例えば、夜汽車の中、
いくらも乗っちゃいねえその客もみんな寝ちまって、
なぜか俺一人いつまでたっても眠れねえ……
真っ暗な窓ガラスにホッベタくっつけてじっと外を眺めているとよ、
遠くに灯りがポツンポツン……
あ-、あんな所にも人が暮らしているんだなあ……
汽笛がポーツ、ポーツ……ピーツ。

そんな時よ、そんな時、なんだかわけもなく悲しくなって、
涙がポロポロと出たりするのよ。              (男はつらいよ 寅次郎忘れな草 より引用)

寅さんの、名文句である。初めて浅丘ルリ子演じるリリーを始めて見かけたシーンを回想しているシーンだったと思う。寅さんが乗っていたのは蒸気機関車牽引の旧型客車の夜行列車だった・・・。

今、夜の只見線に乗るとそんな雰囲気がほんの少しでも味わえるように思う。そりゃ旧型客車ではないし、蒸気機関車の汽笛も聞こえないけど、それでもディーゼルのエンジン音、心地よい揺れ、時折聞こえるタイフォン、真暗な車窓・・・。時折見える集落の灯り・・・。

絶景な車窓は見えないけど、視覚だけでは感じられない旅情感は寅さんが旅をした頃と変わらぬ何かを感じる事ができるんだなぁ・・・そんな風に思っている。

ワンカップを片手に気動車に身を任せて・・・
またそんな旅がしてみたい・・・

2017年12月16日 只見線435D車内 会津坂本-会津柳津

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/12/18(火) 18:34:28|
  2. 僕の只見線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<お岩木山よ・・・ | ホーム | 蒼い谷>>

コメント

寅さんの名シーンのヒトコマですね。
あれは石北本線の大雪だったんでしょうか。
このシーンに限ったことではありませんが、私は寅さんの、ああいう旅の情景を語るシーンが大好きです。
寅さんの語り口調から瞼を閉じれば、例えその情景を見ていなくても見えるようで…(笑)

鉄道は時代と共にその姿を変えて来ましたが、里を往くローカル線の車窓は寅さんの愛した美しい風景がまだまだ残っています。
そんな列車に乗ると「おい兄ちゃん(ってもうその歳じゃないですが(笑))、一人で旅行かい?」なんて、大きなトランクを持った寅さんに声を掛けられるんじゃないか…なんて妄想したりします。

私もまた、ワンカップ片手に気動車に揺られて旅がしたいものです。
  1. 2018/12/23(日) 16:25:03 |
  2. URL |
  3. u403tsugaru #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

u403tsugaruさん、おばんです。コメントありがとうございます。
名文句ですよね。列車も大雪だと言われてますね。今ではそういう旅もできないんですね・・・

いつだったか因美線の美作滝尾駅に行った時にそんな錯覚を覚えたものです(笑)

今できる事はやっぱり只見線の夜汽車ですかねぇ・・・(笑)
  1. 2018/12/25(火) 19:28:16 |
  2. URL |
  3. さすらいびと  #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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