
「今日は難か来るのか?SLでも走るんか?」
この場所に来た時、同業の鉄な方は7~8人くらいいたであろうか?普段この場所でこんなに人がいるのはSLの運行ぐらいなのだろう。案の定、散歩かなにかで通りがかった地元の人に聞かれた・・・。狙っているのは時刻表に乗っていない列車、検束者であるのだが、こういう時にどういう説明をしたらいいのかよくわからない。とりあえず、「SLじゃないけど、めったに走らない珍しいのが来るよ」と答えたが、その人の興味は更に刺激されたのか、「どんなのがくるんだ?」と更に聞いてくる。
答えに窮した自分は「なんか、線路とかいろいろと検査する列車が来るんですよ。いつもの列車とは違う珍しいやつですよ。あと20分くらいで来るかなぁ」とちょっと手抜きで答えた。
「そっか、ならオラも見てみっかな、その頃来るよ」と笑って去っていった・・・
早朝の会津平は雨で、一面の霧で覆われていた。ある程度霧も晴れてきたタイミングで前述した地元の人が来たんでちょっと聞いてみると、春が近くなって雪でなく雨が降るとこういった光景がよく見られるらしい。たぶんあの山沿いはついさっきまで雨が降ってたんだろうという事だった。
会津平の霧には随分泣かされてきた。とにかく真白というか、ホワイトアウトの状況で見通しも聞かないことが多い。
ただ、霧が晴れだすとほんお一瞬、素晴らしい光景を見せてくれる事もあるのだが・・・。
そんなちょっと不思議な会津平の情景であった・・・
2018年3月9日 只見線 会津高田-根岸
テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2018/03/11(日) 20:58:31|
- 僕の只見線
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