さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

立佞武多の頃

津軽の夏は実にドラマティックである。
たぶん日本で一番最後に梅雨が明け、夏本番を迎えるのだが地理的にみても秋の訪れは早く、津軽の夏は短いのだ。
その短い夏に北東北では各地で一斉に夏祭りが行われ人々はその祭りに夏のエネルギーをぶつける・・・。
だから、津軽の立佞武多を見て毎回感動するのは、迫力のある佞武多だけでなく、そこに集い、参画する津軽衆の姿でもあるのだ。

今回、立佞武多の頃にまた五所川原を訪れた。運よく地元の若者と呑む機会があった。立佞武多の運行を終えて、そのままの衣装での合流であった。
「実はこの前、彼女に言われたんですよ」
「なんて?」
「いや~、私と仕事と佞武多のどれが一番大事なの?って・・・」
この時点ですごいと思ったのは、よくある「私と仕事」の2択ではなく、「私と仕事と佞武多・・・」の3択であった事だ。
それだけで津軽のすごさかなとも思ったのだが・・・
「で、なんて答えたんだ?」
「佞武多って答えました。」
「え~」
ここで佞武多って答えるのもどうかとも思ったのだが、とにかく立佞武多を愛する五所川原の若き津軽衆であった。
結果はどうだったのかは聞きもしなかったが、津軽の若者の一途さを感じたものだった・・・。

そんな立佞武多の頃、津軽鉄道ではストーブ列車の客車編成が運行される。多客対応の一環だと思うのだが、4日と7日は2両のうちに1両のストーブを焚いて「真夏のストーブ列車」というイベント列車となった・・・。
昼は機関車と客車の運行を楽しみ、夜は立佞武多で津軽の夏を実感する・・・。
いい旅だよな・・・。津軽鉄道が出店した店で焼き鳥を買ってビールを流し込みながらそんな事を思った・・・。

gosyogawara

2017年8月5日 津軽鉄道 津軽五所川原

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/08/08(火) 20:15:05|
  2. 津軽鉄道
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Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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