ほんの小さな桜だったはずだ。いつの間にこんなに立派になったんだろう・・・。
ここの桜は染井吉野ではなく、大漁桜と呼ばれているもので、染井吉野よりも開花時期が早い。今年は咲き始めてから寒い日が続いたこともあってか、随分と花がもったようだ。仲間の写真を見て、まだ間に合いそうだと思って見に来たのだが、随分葉も出てきたとはいえまだまだきれいに咲き誇っていた。
聞けばこの桜、もともとここで自生していたわけではなく、茨城交通からひたちなか海浜鉄道へ移行される頃に苗木を植えたという。
だとすればおよそ9年になる。第3セクターに移行して、震災で被災したりした歴史を見て、ともに生きてきた桜・・・。そう思うと眺めていて実に感慨深いものがある。
ひたちなか海浜鉄道の沿線では、地元の方や応援団の方が、こうして木を植えたり、駅の花壇を手入れをしたり、そうした事があちこちで見る事ができる素晴らしい場所である。そうした人たちの思いを考えると胸が熱くなる・・・。
ここの桜も、沿線の名物として定着して、たくさんの人に愛でられていくに違いない・・・。
2017年4月3日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根
テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2017/04/04(火) 22:59:25|
- ひたちなか海浜鉄道
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