さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

ねりば

neriba

当たり前のように見ていた風景が、いつの間にか見れなくなる・・・。寂しい事であるが、そういう現実をよく見るようになった。

ここの田圃には、以前はかなり大きなはざ掛けが作られていた。こういう立派なのは見た事がなく、驚くとともに格好の被写体となった。この何段にも高いはざ掛けの事を「ねりば」と呼ばれていると知ったのは、会津川口のおふくろ食堂のマスターに教えてもらった。
「このあたりでは、ああいう高いはざ掛けを、ねりばというんです・・・」
このあたりが、どのあたりなのかを聞かなかったので、それが会津地方なのか、奥会津とか、金山町なのか、それとも中川や川口の地区だけなのかはわからないが、このあたりではそう呼んでいたようだ。又、どういう字を書くのかも聞かなかったので語源もなにうもわからないのだが、当時は、このあたりでは「ねりば」と呼んでいる・・・というのを知ったのが妙にうれしかった。
この「ねりば」、本名や越川なんかで見かけたが、いずれも最近はあまり見かけなくなった。
この中川の「ねりば」は、この田圃の持ち主の方が高齢となり、息子さんがこの時期に帰省して手伝っていたと聞いていたが、たぶんそれもできなくなったのだろう。今では1~2段の普通のはざ掛けが見られるのみである・・・。

こうした地域ならではの光景が失われていくのは寂しいものだが、しかしこれが今の日本の現状であることも事実。
そうしたものを、自分のできる範囲でも記録できたらいいなと、最近感じている・・・。

2005年9月30日 只見線 会津中川-会津水沼

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

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Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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