さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

小正月の夜に・・・

sainokami


小正月の夜、正月の注連飾りや松飾りを焼く行事がある。全国的には、どんと焼きとか、地域毎に違った呼び名があるようで、会津地方では歳の神と呼ばれている。特に三島町の各集落で行われる歳の神は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
高い木を芯にして藁束や豆柄等を束ねて焼く。焼いたときの煙に乗って正月の神が帰られるという。この火で餅やスルメを焼いて食べると風邪をひかない、無事息災に暮らせるといわれている。(福島県のHPを参考、一部引用)

三島町だけでなく、金山や柳津等会津の各集落で盛んに行われる。大掛かりなものから、こじんまりとやるタイプまでさまざまあるようだ・・・。この日は金山町のある集落の歳の神にお邪魔した。
「集落だけでやる小さいやつだよ」そう言われたが「只見線と一緒に撮りたい」というととても喜んでくれた・・・。

神々しい炎が揺れる向こうを只見線の列車がゆっくりと通過していった・・・。炎の灯りだけの真暗な空間の中を走りゆく列車はまるで銀河鉄道のよう・・・。なんとも不思議な世界を見たような気がした。

撮影が終わり、お礼を言うとあたっていけという・・・。木の枝に餅を刺して渡される。お言葉に甘えて自分もこの炎で餅を焼いてごちそうになった。この日の為に前日についたお餅はとても美味しかった。自分も今年1年、風邪をひかずに暮らせそうだ・・・。

正月の神様を送る炎はとても暖かかった。そしてそれ以上にここの集落の人たちの温かさが心に沁みた・・・。

2016年1月15日 只見線 会津水沼-会津中川

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/01/17(日) 21:38:15|
  2. 僕の只見線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

あったかい風景ですね

こんばんは。
写真を見て、灰を被った餅を食べたくなりました。
昔から続く行事、去り行く列車の赤い灯り、懐かしく温かい景色がこれからも続いて欲しいと切に思います。
  1. 2016/01/18(月) 21:40:16 |
  2. URL |
  3. 俊さま #3cXgguLU
  4. [ 編集]

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  1. 2016/01/19(火) 12:59:55 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

俊さまさん、おばんです。いつもありがとうございます。
歳の神の火で焼いたお餅、おいしかったです。
こうした行事や生活と鉄道を絡めるのっていいなと思っています。
こうした情景、ほんとうに続いてほしいと思っております。
  1. 2016/01/25(月) 22:46:12 |
  2. URL |
  3. さすらいびと #lYqmSEjM
  4. [ 編集]

こんにちは。
本当に素敵なお写真を拝見でき楽しくなりました。
鉄道はただ走っているだけではなく、各地の風土の中を行く文化の一つなのだと感じさせてもらえるお写真です。
会津地方の素朴さ、古来から伝わる文化の豊かさ、只見線の飾り気のない美しさ、これらに触れたときに見入ってしまいます。
素敵なお写真拝見させて頂きありがとうございます。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc
  1. 2016/02/14(日) 10:22:55 |
  2. URL |
  3. 風旅記 #O7xVy9HA
  4. [ 編集]

風旅記さん、おばんです。いつもありがとうございます。
鉄道は、多くの人のそれぞれの思いを乗せて、季節の回廊を往くから魅力が尽きないのだ・・・。真島先生のお言葉ですが、まさにその通りだと思いこのような地域の人や行事とかと絡めたいと常々思っております。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
  1. 2016/02/24(水) 14:57:12 |
  2. URL |
  3. さすらいびと #lYqmSEjM
  4. [ 編集]

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Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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