さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

息を呑む・・・

yuuyake

幼い頃に見た夕焼けはなぜあんなにきれいだったんだろう・・・。夕焼けの思い出は鮮やかな茜色や橙色・・・。ただそれは印象であって記憶が美化している・・・。そう思っていた・・・。

この日、日の入りの時間が迫っても、鼠色の雲に覆われ、一部が薄いオレンジ色になっていただけだった。それでもこの場所に立っていたのは何か予感があったのか、それとも諦めの境地だったのか・・・。その理由を覚えていない。

列車の時間が近づくとあっという間にオレンジ色に雲が染まっていく。あっという間というのはこんなことなのかと思うほどだった。
列車が通過後、15分ほどでくる上りも待ってみようと思った。この日の日の入りは18:50頃、登りの通過は18:55頃・・・。日没直後の夕焼けは美しい。雲がどんな表情に変わるのか楽しみだった。

日の入り時刻が過ぎると今までオレンジ色に輝いていた空や雲が光を失っていくのか、まさに茜色に変わっていった。それも西の空一杯に・・・。雲のグラデーションが実に見事だ。そして背後の石切場の踏切が鳴った。

撮影後は液晶のモニターも見ずにただただ空を見つめていた。刻々と変わる空や雲の表情にただただ見つめていた。幼い頃に見た夕焼けの記憶・・・。それは印象ではなく、実際に見た記憶だったんだ・・・。そう思わせる夕焼けだった・・・。

息を呑む・・・・。息を呑むとはこういう事なんだな・・・。

2015年5月31日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/06/03(水) 23:22:22|
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さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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