さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

最後・・・

松代で2000系を送った後、最終列車を信濃川田で送ろうと向かった。
信濃川田は定期列車の最終列車を送るべく、地元の方々が提灯を持って大勢の方々が待っていた。列車はかなり遅れていた。普段は2両の列車は5両に増結されていたが、満員。地元の方々が驚いて歓声を上げていたのが印象的だった。

kawadasaisyu

満員の列車はほんの少し停車した後、いつものように発車していった。定期列車の最後。これでここから列車に乗って移動することはもうできない・・・。
この後、駅前で記念撮影したり過ごした。この後の団臨を待つ人が少し残った。最終列車の後に本当に最後となる列車は2000系D編成で、ほどなく遠くの踏切が鳴った。最後の踏切の音なんだろう。列車は静かに入線。運転停車をしてすぐに発車していった。さっきの定期列車よりも静かに発車していった。

ringolast

遠ざかる列車の後ろ姿を、自分はファインダーから目を外して見送った。闇の中にどんどん小さくなる2000系を目で追った。「あぁ、本当に最後なのか・・・」と声を出すと、ピーッと甲高いホイッスルが闇に轟いた。長く、2回も・・・。それは、本当はまだまだ走りたいんだ・・・と泣く2000系の叫びに聞こえた。
「あぁ。リンゴ特急が泣いている・・・」そうつぶやくと、この日初めて自分の視界が滲んで見えた・・・。

2012年3月31日 長野電鉄屋代線 信濃川田(2枚とも) 

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/04/04(水) 22:45:13|
  2. 長野電鉄
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さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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