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さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

灯火

wakamiya

風が強い黄昏時であった。
もし少しでも雪が積もっていたら・・・
あたりは地吹雪であっただろう。津軽のそれほどではないが、会津平の地吹雪もかなり厳しいのだ。

立っているのもやっとの風であった。カメラを構えると風で揺れて画角が決まらないほど。
大きめの三脚を立ててしっかりと押えて三脚を抱くような恰好で構えていた。
気温はそれほどでもないのだろうが、風が冷たい上に強いので体感温度はかなり低く感じた。
1分が5分にも10分にも感じるほど気が遠くなるような感覚・・・

そして・・・
遠くタイフォンが鳴って、やがて列車の前照灯が見えてくる。
いや、前照灯なんかではなく、なんというか灯火のような感じ・・・

強い風で冷え切っていた身体がほんのりと温かくなったような気がした・・・

2019年12月31日 只見線 会津坂下-若宮

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  1. 2020/01/31(金) 19:17:31|
  2. 僕の只見線
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雪晴れ

gamouhuyu

そういえば今冬、まだ雪晴れにあっていないなぁ・・・
そりゃそうだよね、だって今年は雪がない・・・

もうずいぶん長い事、雪国の冬を見てきた。
雪は重くて辛くてきついもの・・・ずっとそう聞いてきたからか少しずつ自分もそんな気持ちになってきたようだ。
それでもここまで雪がないと、生活は楽だとかでなくて、この春や夏、日本はどうなっちゃうんだろう・・・って思ってくる。
ただ雪景色を撮りたいっていう気持ち以上にそう思ってくる。
雪で生活している人もいるし、その雪を求めて日本に来ているお客様もいるし・・・
そんな心配ばかりしている。

厳しくて重い雪だが、雪の妖精は時々美しい姿を見せてくれる事もある。
気候的にそうそう多くないけど、そんな姿を見るとついつい追いかけてみたくもなるんだ・・・

季節は想う人に似ている・・・

2009年1月28日 只見線 会津蒲生-会津塩沢

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  1. 2020/01/30(木) 19:05:43|
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蒼い瞬間に浮かぶ・・・

aoijikan

雪があるのは山だけか・・・
そう思って山野情景を狙うがその表情はなんか早春の表情で厳冬期のそれではないように思った。

日没時間がちょっと過ぎた頃、辺りの空間は不思議な蒼い色に包まれる。空間というか空気が蒼く染まる不思議な時間・・・。
田圃に雪がない違和感もあるのだが、雪山が蒼い瞬間に浮かぶ様はやはり素晴らしい・・・。

「こんな年もあったっけなぁ・・・」
来年以降はそんな会話ができるような・・・
そんな冬を迎えられるのだろうか・・・

2020年1月25日 只見線 根岸-会津高田


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  1. 2020/01/28(火) 19:21:22|
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磐梯山遥か・・・

bandaisanharuka

会津磐梯山は宝の山よ♬
と歌われている磐梯山はやはり会津を象徴する山で、なんというか見ていて華がある。

雪のない冬枯れた風景が続く今年の冬景色の中に浮かぶ白く化粧した磐梯山が透きとおるような空に鮮やかに映えた・・・。

2020年1月26日 只見線 会津宮下-会津西方



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  1. 2020/01/27(月) 19:21:36|
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天使が舞い降りた!

iidumetenshi

津軽飯詰の築堤は不思議な場所で、ついさっきまで普通の情景であったところが雲や光の表情であっという間に一変する。
お岩木山も雲に隠れて普通のどんぐもりであったが、雲と雲の間に切れ目があった。

落ちていく太陽がその隙間に近づいた時、津軽平野に天使が舞い降りた・・・

2020年1月2日 津軽鉄道 毘沙門-津軽飯詰

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  1. 2020/01/24(金) 19:42:08|
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なごり雪

nagoriyuki2

雨が雪に変わった朝・・・
なごり雪というのにはまだ早いけど、静寂の中遠い鉄橋に走るキハ40を待っていると、どことなく伊勢正三のなごり雪が思い浮かんだ・・・
君がこの地を去るまであと2ヶ月あるし、1月中旬の厳冬期に降る雪はそんな風情はないはずなのに・・・
まるで春に降る雪のような情景にそんな気分になったのかもしれない・・・。

なごり雪は降る時を知り・・・

雪は音を消す・・・
それでも鉄橋を渡る音と、姿を消した後のタイフォンの音が妙に響く・・・
そんな静寂な朝だった。

2020年1月13日 只見線 会津西方-会津桧原

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  1. 2020/01/23(木) 20:27:38|
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雪は降るのだが・・・

mosamosa

よく「雪がもさもさ降る」という言葉を聞くが、奥会津の大雪ってまさにそれで、あたりはあっという間に景色が一変する。
こんな降り方が平気で2~3日続くわけでそれこそメートル単位で雪が積もっていく・・・。
今年は雨が多いのだが、こうした降りがないこともないのだが長続きしない。小正月の朝、7時半頃に雨が雪に変わってまさにもさもさ降りだして辺りは一変した。その日の夜のサイノカミに期待されたが昼前に止んでしまい雪も夜までに一気に溶けてしまった。

さっきラジオの気象コーナーで言っていた。
「会津や只見地方の所謂日本の豪雪地帯の雪が少なく、春の電力不足も出てくるかもしれない・・・」といった内容だった。
スキー場の雪不足は周りの宿泊施設等にも影響を与えている。
各地で行われる雪まつりの開催も危ぶまれている。

単に「雪景色が撮りたい」という思いだけではすまなくなってきたようだ・・・。

2020年1月15日 只見線 会津水沼-会津中川

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  1. 2020/01/22(水) 19:03:47|
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国鉄会津線

yousonkouensoba

子供の頃見ていた時刻表、東北の地図を見ていると会津若松から2本のローカル線が分かれている。会津線と只見線である。只見線は既に全線開通していたからか行き止まりであった会津線になぜか興味が湧く。そこからバスの路線が伸びていて終点が沼山峠。今でいう尾瀬沼の登山口であるが当時はそんな事も何も知らずに会津線と終点から出るこのバスに乗って行ってみたいなぁなんて思っていた。今もそうだが、どうもその頃から田舎というか山村が好きだったようだ・・・。

会津線は一部が大川ダムに沈み当時の面影は見る事もできないが、それでも湯野上温泉から先はまだ国鉄の残照が残っている。
当時はキハ40系にはこの急行色はなかったし、キハ58や55でこの色が入線したかはわからない。ただ、おそらく国鉄時代から残るこの鉄橋を走るこの列車を見た時、あの頃想いを馳せていた国鉄会津線を撮影している錯覚に陥った。

僕はファインダー越しに時間旅行をしていたのかもしれない・・・

2020年1月11日 会津鉄道 会津長野-養鱒公園

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  1. 2020/01/21(火) 19:18:40|
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旧国鉄急行色狂騒曲

asinomakionnsenminami

旧国鉄急行色風の気動車が会津鉄道を走る・・・
この春にも東日本からなくなるであろうキハ40系・・・

もうこれだけで多くの撮影者が集まるという事は用意に想像できる。最近こうしたイベントが苦手になりつつある自分もどうも国鉄色に妙な郷愁を感じている世代なものでついつい行ってしまった。
だいたい朝に只見線沿線をウロウロしてから動く事自体無茶なのかもしれないけど、芦ノ牧温泉駅のK駅長に挨拶にいった時点で「沿線はものすごい人みたいよ・・・」と言われてちょっとビビったがそれでもたぶん沿線きっての撮影地の第3大川橋梁へ行ってみた。
たぶん100人はいただろう撮影者。正に狂騒曲のような光景に圧倒され芦ノ牧温泉南駅近くの撮影地へ避難した。(笑)
この場所はうってかわって人も少なくゆったりと撮影することができた・・・。
南会津地方は透きとおるような青空が気持ちいいほどで、雪がほとんど見られないの中、未明に降った雨が山の上の方を白く染めた情景が青空にいいアクセントになっていた。

雪景色を期待した人たちが多かっただろうがこんな風景の中でもこの色は妙にマッチする。日本の四季の風景に合わせたかのような色合いがまわりの風景に溶け込んでいくようだ・・・。
こんな情景を見て訪れた人はみんな満足だったにちがいない・・・。

2020年1月11日 会津鉄道 芦ノ牧温泉南-湯野上温泉



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  1. 2020/01/20(月) 19:28:24|
  2. 会津鉄道
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雪のないサイノカミ

yanaidusainokami

前回のエントリーでも書いたが、とにかく雪がない。少ないのではなくないのだ。未明や朝方に降っても降り続くわけでもなく昼前に止んでそのまま溶けてしまうというパターンが続いている。例年なら2~3日日り続いてどかっと積もるのだがそんなそぶりもない。
来月から奥会津各地で雪まつりが行われるが、付随するイベントも含めて中止の可能性も出てきてるし、スキー場やその周辺の宿泊施設も打撃を受けているようだ。今、アメダスの積雪深、金山町は0である・・・

サイノカミの開催も危ぶまれるかとも思ったが、真ん中のご神木を立てるのに深く土を掘ったりと苦労もしているようで、例年の規模を縮小して行われた処もあったようである。

ここ、柳津町一王町地区のサイノカミも比較的大きく、独特の形をしているのでちょっと心配したが地区の人たちのご苦闘で例年通りの規模で行われた。雪がないから照り返しがなく、なんとなく暗く写ってはいるがそれでも地域の人たちがたくさん集まって賑わっていた。この日は車ではなかったのでお神酒も頂きスルメのお裾分けもありここでもこの1年の無病息災を祈る事ができた。又この地区は小正月の近くの休日に行われたからかサイノカミの炎と只見線を絡めようと多くのカメラマンも集まった。
雪こそなかったが、神々しいサイノカミと銀河鉄道のような只見線を見る事ができてみんな満足そうであった・・・。

2020年1月12日 只見線 会津柳津-郷戸

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  1. 2020/01/18(土) 17:40:25|
  2. 僕の只見線
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小正月の夜

nakagawasainokami

小正月に各地で行われる火祭り(でもいうのか)は奥会津でも広く行われている。このあたりではサイノカミ(正式な漢字はよくわからない)と呼ばれ、各地でも様々な呼び名がある。奥会津の三島町で行われるサイノカミは無形民俗文化財に指定されている。
こうした神事も1月15日が祝日でなくなった事もあり、直近の休日に行われる地区も増えてきている。この炎で焼いた餅やスルメを食するとその1年は無病息災、風邪もひかないという・・・。
今年もその餅やスルメの御裾分けを頂いた。きっと自分も1年風邪をひかないだろう・・・

サイノカミは何年も見ているが、ここまで雪のない中で行われるのは初めてで、積雪でご神木が高く建てられず規模を縮小した地区もあったようだ。この宮崎地区も以前はもっと大きかったけど、いろいろな事情で「随分小さくなったんだぁ」と地元の方が仰っていた。
雪のないばかりか、雨が降るというとんでもない環境の中で点火され、一気に燃え上がる炎・・・。
そんな炎を見ているとなんか荘厳な気持ちになり今年の無病息災を祈りそっと手を合わせた・・・

遠くでは板下(いたおろし)集落のサイノカミの炎も小さく見えた。ダブルサイノカミだぁなんて言いながらゆっくりと駈けて行く只見線のキハとのシーンをカメラに収めた・・・。

キハ40たちにとって最後に見るサイノカミの炎であった・・・。

2020年1月15日 只見線 会津水沼-会津中川

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  1. 2020/01/17(金) 17:29:30|
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ストーブ列車よ・・・ 3

irekae

3本目のストーブ列車が津軽五所川原に着く頃、日が短い今頃は黄昏時の様相になる。
到着してすぐに入れ替え作業を行うのであるが、客車を格納するべく機関車が牽く姿は昭和の夜汽車の趣きである・・・

目の前に展開している光景は、夢のような光景で、
僕はファインダー越しに時の旅人になったような・・・
そんな錯覚に陥った・・・

2020年1月3日 津軽鉄道 津軽五所川原

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  1. 2020/01/09(木) 20:07:57|
  2. 津軽鉄道
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ストーブ列車よ・・・ 2

kawakurasuto-bu

雪が少ないとは言ってもやはり雪国、雪は降る。
ただ長続きしないのだ。シベリア寒気団が南下して居座って・・・。そうした大雪の予感がないのは津軽や会津のみならず、全国的なようで最近は雪国の天気予報にも雨マークがついている・・・

それでもサーっと雪が降ってくる。わずかな時間だったがそれはほんの一瞬、津軽本来の姿をちらっとでも見せてくれたのかもしれない・・・。

そんな中をゆっくりとストーブ列車が姿を現した。
時は令和、でも走るシーンは昭和の時代にタイムスリップしたような情景であった。

ストーブ列車よ、君はやっぱり千両役者だ。津軽という最高の舞台で輝いて見えた・・・

2020年1月2日 津軽鉄道 芦野公園-川倉

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  1. 2020/01/08(水) 19:29:20|
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ストーブ列車よ・・・

suto-buyukinasi

この冬初めてストーブ列車に会いに行った。
会津もそうだけど、津軽も雪が少ない。おかげで道路に吹き溜まる事もなく車の運転は楽であったがどうにも物足りなさが残ったのも事実。強烈な西風が吹いてもホワイトアウトまで至らない。天気の悪さを求めるのもおかしな話だが、そんな時こそストーブ列車は乗っても撮っても盛り上がる・・・。

津軽の冬の風物詩になったストーブ列車は乗っても撮っても楽しいもの・・・
今シーズンも無事に走って行くことを祈るばかりである。

2020年1月2日 津軽鉄道 津軽飯詰-毘沙門

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  1. 2020/01/07(火) 20:27:10|
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静寂・・・

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正月の奥会津、まだ朝も早いからだろうかどこを走ってもとても静か・・・
元旦の朝は家族でゆっくり過ごしているのだろう。

車も通らないからこの場所も静か・・・
山も川面もいつもと違うようで、静寂に包まれている・・・。

只見線のキハが鉄橋を渡る音とタイフォンがそんな谷間に木霊する・・・

2020年1月1日 只見線 会津水沼-会津中川

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  1. 2020/01/06(月) 20:57:18|
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あけましておめでとうございます。

oosigantan

あけましておめでとうございます。
本年も幣ブログをよろしくお願いいたします。

去年の大晦日に仕事を終えて奥会津入りし、今年も奥会津の柳津町で年を越しました。圓蔵寺で」初詣をして、朝はゆるゆると沿線をめぐり津軽へ行くという昨年と同じパターンの正月でした。
今年の撮影も地域にべったりくっついてゆるく楽しんでいこうと思います。
ブログも自分のペースであまり気張らずに更新していこうと思います。
写真は今年のファーストカットです。

本年もよろしくお願いします。

令和2年1月5日 さすらいびと拝

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  1. 2020/01/05(日) 19:21:12|
  2. 僕の只見線
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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