さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

ねりば

neriba

当たり前のように見ていた風景が、いつの間にか見れなくなる・・・。寂しい事であるが、そういう現実をよく見るようになった。

ここの田圃には、以前はかなり大きなはざ掛けが作られていた。こういう立派なのは見た事がなく、驚くとともに格好の被写体となった。この何段にも高いはざ掛けの事を「ねりば」と呼ばれていると知ったのは、会津川口のおふくろ食堂のマスターに教えてもらった。
「このあたりでは、ああいう高いはざ掛けを、ねりばというんです・・・」
このあたりが、どのあたりなのかを聞かなかったので、それが会津地方なのか、奥会津とか、金山町なのか、それとも中川や川口の地区だけなのかはわからないが、このあたりではそう呼んでいたようだ。又、どういう字を書くのかも聞かなかったので語源もなにうもわからないのだが、当時は、このあたりでは「ねりば」と呼んでいる・・・というのを知ったのが妙にうれしかった。
この「ねりば」、本名や越川なんかで見かけたが、いずれも最近はあまり見かけなくなった。
この中川の「ねりば」は、この田圃の持ち主の方が高齢となり、息子さんがこの時期に帰省して手伝っていたと聞いていたが、たぶんそれもできなくなったのだろう。今では1~2段の普通のはざ掛けが見られるのみである・・・。

こうした地域ならではの光景が失われていくのは寂しいものだが、しかしこれが今の日本の現状であることも事実。
そうしたものを、自分のできる範囲でも記録できたらいいなと、最近感じている・・・。

2005年9月30日 只見線 会津中川-会津水沼

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  1. 2016/08/30(火) 23:34:08|
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夏は雲・・・

siroikumo

夏の情景を撮りたい・・・
まず思い浮かぶのはやはり雲の表情ではないかと思う。青い空にもくもくと伸びる入道雲はその典型ではないか・・・
そういう情景を求めて空を見上げてばかりいた旅だった。
それの広い会津平へ降りてきて、まぁ及第点という雲をみつけ、その雲をバックに撮れる所を探して待った・・・
ただそうした思惑がうまくいかないのは世の常で、雲の形はみるみる崩れていった。崩れた雲は時間が経てば又もくもくと上がっていくのだが、列車は待ってくれない・・・。それでも、少しは夏らしい会津の情景を撮れたかなと・・・

青空に浮かぶ雲を見て夏を感じる。そして夏の終わりと秋の訪れを感じるのも、また空と雲の表情でもある・・・。
今年はそんな空の表情で秋を感じてみたいものである・・・。

2016年8月13日 只見線 新鶴-根岸

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  1. 2016/08/18(木) 22:44:06|
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夏雲湧く

nakagawanatugumo

立秋が過ぎ、旧盆の頃になると、まだまだ暑い日が続いているのにどこでどう感じるのか秋の虫が鳴きだしそこはかとなく秋めいてくる。
奥会津の夏は暑い。東北だから涼しいだろうと思っていると結構その暑さに驚く。それほど標高も緯度も高くなく盆地であるからそうなのだが・・・
それでも日が落ちると涼しく過ごしやすくなる。自分が子供の頃は関東でも夏はそんな感じだったように思う。
暑い日中に空を見上げると入道雲があってやがてお約束のような夕立があって、夕方に向けて一気に涼しくなっていったあの夏を思い出す・・・。

ふと空を見上げると発達中の入道雲があった。
幾分秋めいたとはいえ、まだ奥会津の夏はしばらく続きそうだ・・・

2016年8月13日 只見線 会津中川-会津水沼

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  1. 2016/08/15(月) 23:27:30|
  2. 僕の只見線
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湊の夏は終わらない・・・

nakaminatohanabi

那珂湊の夏は元気だ。
花火大会は3回もあるし、灯篭流しとか様々な祭りあり、そしてみなとメディアミュージアム(MMM)も合わせて、熱い夏が続くのだ。

那珂湊の花火大会は2年ぶり。会場へは行かずにホームでビールを飲みながら見物するというのも鉄ちゃんらしいが、仲間たちとわいわいやって過ごす夏もいいものだ。
この日は湊線は車両を総動員してゲストの輸送にあたった。地域の盛り上がりに、地域密着している鉄道が花を添えるのだ・・・。

増結の準備をしている車両のバックに上がる花火・・・。
地域に根差したローカル鉄道は、こうした地域のイベントに良く似合う・・・。
そして、那珂湊の夏は永遠に終わらない・・・。そんな錯覚に陥る・・・。

2016年8月11日 ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊

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  1. 2016/08/14(日) 22:07:23|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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同じにおいが・・・

enjerufo-ru

あくまでも個人的な感想なのだが・・・
「会津と津軽は同じにおいがする・・・」そう思うのだ。風土も気候も異なるこのふたつの地域にそうした感情をもつのか、考えれば不思議なのだが、実際、最近会津同様、津軽に牽かれている自分を見ると、なるほどとも思うのだ。

随分前、10年以上前に一回だけ津軽鉄道の撮影に来たことがある。確か五能線のついでだったような記憶があるのだが、ストーブ列車を撮ってそそくさと帰ったように思う。当時のストーブ列車は客車3両だったんで、胃も思うともったいない事をしたとも思うのだが、確か岩木山も見えず、さらっとロケを見ただけでなんか感じる物もなかったんだろうな・・・。そう思うのだ。その4年後の夏のイベントで再訪した後、客車列車のチャーター等で何回か訪れるようになった。
岩木山を見たり、沿線の情景をじっくり見るようになってなんとなく通うようになる。初めて車で関東から遠征した時、二度と車では来ないと思ったものだが、今はほとんどが車で来るくらいになっている・・・。その頃みた立佞武多にも妙に感動して・・・。

通ううちに知り合いもできてくる。当然の事ながら、まずは呑み屋から始まった。そして関東から通う友人を介して知り合いも増えてくる。下手すると撮影よりも呑み会を楽しみになってくるから不思議だ・・・。

そんな経緯を思い出していくと、その工程が、会津に引き込まれていったのに似ているのに気が付いた。
その路線を撮影するために行き、そうしているうちに沿線の風土が好きになり、そうしていくうちにそこに住む人々の人情に触れて、そこの人々を好きになってくる・・・。

そうか・・・、同じにおいって、結局人なんだな・・・。地域に根付いて撮影して、風土に酔い、そして人に酔う・・・。
いつの間にか、そんな旅が好きになっていったんだな。そう思うのだ・・・。

2016年8月5日 津軽鉄道 川倉-芦野公園

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  1. 2016/08/09(火) 23:03:13|
  2. 津軽鉄道
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津軽の夏が往く・・・

iidume

津軽の夏はドラマティックである。
梅雨が明け、短い夏がやってくるとほどなく祭りが行われる。青森県下各地で行われる佞武多である。
短い夏を謳歌するべく津軽の人は、佞武多祭りにその思いを思い切りぶつけるのだ。そして祭りが終わると津軽は一気に秋の気配が深まっていく・・・。

五所川原の立佞武多に嵌ったのはここ5~6年だろうか。最初はその時期に走る客車列車であった。メロスが連結されない純正の客車編成が津軽の夏を走る・・・。鉄道の本来の姿であろう、機関車が客車を牽くという形・・・。
昭和の時代には、各地で見る事ができたであろう鉄道情景見る事ができる。そんな理由からだった。

旅の目的は、客車を見る他にも、仲間たちとの再会であったり、立佞武多を見て津軽の夏を体感する事であったり、旅に幅ができたような気がする。

弱いながらも夕日を浴びて走る客車列車の光景・・・。昭和の時代にタイムスリップしたような気がする。
去りゆく津軽の夏を旅する、時の旅人になったようだ・・・。

2016年8月6日 津軽鉄道 毘沙門-津軽飯詰

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  1. 2016/08/08(月) 22:40:06|
  2. 津軽鉄道
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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