さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

夕映えはあんず色

nakagawayuukei

夕映えはあんず色・・・
村下孝蔵さんの「初恋」の一節である。
では、あんず色ってどんな色なんだろうと考える。おそらく、鮮やかなオレンジ色ではなく、ちょっとくすんだ感じのオレンジ色だろうか?アプリコットのドライフルーツや、昔のあんず菓子(今ではあんずボーっていうのかな?)のような色・・・。
鮮やかなオレンジ色が所謂記憶色なら、あんず色はリアルな夕焼けの色・・・。そんな結論に達した。ただ果たして村下さんはどういうイメージでこの詩を書いたのかはわからないが・・・

蒸機試運転のこの日、蒸機列車が若松へ上っていくと奥会津も静寂な時間を迎える。あの喧騒はなんだったんだろうかと思う。
ここでは仲間とい二人での撮影・・・。この時期限定の列車と夕映えのコラボなのにもったいないよね。そんな話をしていた。

夕映えの時間はそう長くは続かない。田圃にまであんず色に染めた夕映えはだんだんと蒼い瞬間へと変化していく・・・。

2016年5月25日 只見線 会津水沼-会津中川

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  1. 2016/05/29(日) 21:32:41|
  2. 僕の只見線
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田圃の風景

hutanuma

只見線のこの時期の蒸機運転は5年ぶりだという。
そういえばそれって震災後、そして夏の豪雨災害の前だった。一時はこの時期に秋、さらに夏と走った時期もあったが、春と秋になり、そして秋の運転だけになった。こうなると春と秋はどっちがいい?という議論も出てくる。新緑と紅葉、それぞれが奥会津の魅力であるからどうも甲乙つけがたい。ただ、自分的には光線的に秋の方がいいかな?とも思うが・・・。

ただ、秋の運転と春の運転でも風景の大きな違い・・・。それは田圃の表情である。秋は稲刈りも終わり、会津平あたりではちょっと殺風景な感じもするのだ。(光の具合は別として・・・)
煌々と水を湛えた田植直後の田圃の風景は美しく、そして神々しくも感じる。水の美しさが明るく、眩しいくらいだ。

そんな一面の田圃の真ん中を蒸気機関車が往く。
遥か昔になんとなく見たような、なんとも懐かしい想いが蘇ってくるようだ・・・

2016年5月26日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2016/05/28(土) 22:27:22|
  2. 蒸機礼讃
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日本一の汽笛

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私感であるが、会津川口駅を蒸気機関車が発車する時の汽笛は日本一だと思う。
谷間の底にある駅から、長めの汽笛が鳴ると、あたりの山々に幾重にも木霊していつまでも残響が聞こえる・・・。
その汽笛をそっと目を閉じて聞くと、残響が心に沁みる。五感で楽しめる蒸気機関車の醍醐味でもある。

どうにもうまく説明ができない。こればかりは、実際にその場に立って聞いて、感じるのが一番なんだろう・・・。

2016年5月26日 只見線 会津川口


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  1. 2016/05/28(土) 00:15:03|
  2. 蒸機礼讃
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風に吹かれて・・・

oosi

これこそ奥会津を象徴する風景だよなぁ・・・
この地に立つといつもそう思う。

悠々とした只見川に浮かぶような大志の集落、遠く中川の集落も見える・・・。
赤や青のトタンの屋根がここが会津の地であることを物語っているようだ・・・。

只見川の川面から、尾根を飛んできた風に吹かれて、僕はいつまでもこの場所で、この風景を見つめていたいと思った。

2016年5月8日 只見線 会津中川-会津川口

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  1. 2016/05/21(土) 22:56:20|
  2. 僕の只見線
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風の谷

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芽吹きの後、萌黄色や淡緑色から少し色が濃くなって谷間はライムグリーンに染まる・・・

ライムグリーンに染まった谷は、なぜか風のイメージがある。
心地いい清々しい5月の風が頬を撫でる・・・。そんなイメージだ。木々の躍動感あふれるその色がそういうイメージになるのか、風の色もなぜかライムの色と香りがしたように感じた。

2016年5月8日 会津鉄道 湯野上温泉-芦ノ牧温泉南

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  1. 2016/05/20(金) 23:00:39|
  2. 会津鉄道
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集めて早し・・・

sinryokuame

五月雨・・・
5月の雨の意であるが、実は旧暦の5月、つまり今の6月頃に降る雨、所謂梅雨の頃である。
では、さつきあめと読ませたらどうかと調べると、やはりさみだれと同義語であった。
ただ、5月の新緑の頃に降る雨はいいもので、こうした言葉はないものかと調べるも、今のところ見つかっていない。

五月雨をあつめて早し最上川
松尾芭蕉の有名な句であるが、これは梅雨の長雨で増水している状態なんだろう・・・。
この日、川の流れは早く、雨も降っていたし、雨を集めて流れも早くなったのかとも思ったら、この時期の川の水量が増えるのは雪しろである。今年は雪が少ないとはいえ、霊峰鳥海や周辺の山々の雪しろを集め経流れなのだろう。

雪しろを集めて速し子吉川

ほぼパクリっぽいが、こんなところなんだろう。

2016年5月1日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 吉沢-川辺

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  1. 2016/05/19(木) 22:54:27|
  2. 由利高原鉄道
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季節は想う人に似ている・・・

yamazakurasita

季節は想う人に似ている・・・
真島先生の言葉である。

気にも留めずになんとなく過ごしていると、すーっと通り過ぎてしまうが、鋭敏でじっと見つめているとその美しさをあますところなく見せつけてくれる・・・。確かそんな意味だったように思う。
ここ最近、湊線に通う頻度が少なくなったのは旧型キハが引退したからだけでなく、勤務形態の変化とかいろいろな生活環境の変化もある。そうして間隔を開けて訪れると劇的に季節が進んでいる。北国の季節の信仰の速さはわかってはいたつもりだが、ここ北関東でもそうなのだ・・・。
前回は4月、確か山桜が満開の頃だった。田圃に水は入っていなかった・・・。
それから1ヶ月、田圃に水どころか、ほとんどの田圃で田植えが終わっていた・・・。

劇的に変わった風景を愛でながらふと思う・・・。
ほんのちょっと気に留めていなかったら、随分季節を見過ごした・・・。
ひたちなかの神様に振られちゃったようだ・・・。

2016年5月15日 ひたちなか海浜鉄道湊線 金上-中根

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  1. 2016/05/17(火) 22:22:25|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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新緑と川霧

sinryokukawagiri

新緑の頃は川霧は出ない・・・
長年そう思ってきたし、実際見た事もなかったが、数年前にその光景を見てから情景ンが合えば出ると思うようになった。
新緑の頃は、まだ雪しろが残っているから川の水は冷たい筈。気温が下がったところで川霧は出ない筈であった。
そうそう条件に合う事もなかっただけだったのかもしれない。

そんな想いだったからか、未だに新緑と川霧ってのはどうもしっくりこない。いい情景なんだけど、慣れていないのだ・・・。

爽やかなイメージの新緑と、しっとりとしたイメージの川霧・・・。
慣れていないとはいえ、こうしてみているとやはりいいものはいい・・・。

2016年5月7日 只見線 会津桧原-会津西方

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  1. 2016/05/12(木) 23:45:43|
  2. 僕の只見線
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風の谷・・・

meganebasi

奥会津が一番輝く季節・・・。
自分は春、しかも新緑といわれる季節ではないかと思っている。萌黄色の芽吹きから始まって、山全体がライムグリーンに染まる頃である。
桜の頃、まだ冷たかった風がいつの間にか心地いい爽やかな風になるこの頃だ。
谷を見下ろす丘に佇んでいると、そんな風が頬を撫でる。
爽やかな、清々しい風が優しく吹く風の谷・・・。

風が薫る・・・。その言葉の意味がなんとなくわかったような気になる・・・。

2016年5月8日 只見線 会津水沼-早戸

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  1. 2016/05/10(火) 22:38:51|
  2. 僕の只見線
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雨が滴る・・・

wasen

五月雨とか皐月雨というのは、5月に降る雨の意であるが、実は旧暦の5月であるyので、実際には今の6月頃の雨、梅雨の頃の雨である。新緑の頃のしっとりとした雨といったイメージがあったのだが、とめどなく降る梅雨の頃のイメージなのだ。

ただ、やっぱり5月の新緑を濡らすしとしと雨はいいものだ。
奥会津で雨が降ると、しっとりと山桐が現れてくるので実に風情があるのだが、この日はなんと川霧も出ていた。数年前から見られるようになったような気がするが、これも最近おかしいといわれる気象状況のひとつなのかもしれない・・・。

雨が滴る・・・そして川霧との共演・・・。
そんなしっとりとした情景を楽しむのも又いいものである・・・。

2016年5月7日 只見線 会津水沼-早戸

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  1. 2016/05/09(月) 23:11:16|
  2. 僕の只見線
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桜雨

sakuraame

そよ風に舞い散る花吹雪は華麗だが、雨に濡れるしっとりとした桜もまた風情がある。
桜の頃って花冷えとか花曇りといった言葉もあるからか、風や雨が降ることもある。青い空の下で見たいものだが、そればかりはしょうがない。幸い日本人は雨や風に風情を求めるところがあるから、こうした情景もまたいいものだと感じるのかもしれない・・・。

桜の花ははかないもので、風や雨ではらはらと散ってしまうイメージがあるが、満開直後の桜は、そうした風や雨に負けずに意外と散らないものだ。そう言う時の雨にしっとりとした風情を感じるのだ・・・。

この日の桜は満開から5日ほどたっていた。雨にも負けずにこのあとの日差しにその美しい姿を見せてくれた。
そんな健気な桜の花に感謝しつつ、今年最後の花見を楽しんだ・・・。

2016年4月29日 津軽鉄道 芦野公園

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  1. 2016/05/05(木) 18:33:01|
  2. 津軽鉄道
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待っててやったぞ!

asinosakura

4月24日、芦野公園の桜が満開という便りが届いた。ついてない、本当に今年の桜は早い・・・。
この日自分は奥会津にいたが、桜は見事に葉桜。会津中川にかろうじて残っていただけだった。奥会津もその前の週に満開の便りを聞いたところだった・・・。

あれから5日たつ。おまけにこの雨じゃなぁ・・・
津軽へ向かう道すがらそんな事を思っていた。その日は五所川原で地元の仲間とささやかに一杯やっていた・・・。

翌日、ホテルに車を置いて津軽鉄道で芦野公園に向かった。金木を出て芦野公園駅に着く直前に全歩を見ると、雨ではあるがほんのり桜色のトンネルが見えた・・・。駅に着くと、さすがに満開直後のボリューム感はなかったし、花弁がホームとか喫茶店の屋根に落ちてはいたが、まだ見頃じゃん・・・。美しい光景に言葉を失った・・・。

「よく来たな、待っててやったぞ!」
桜の木々が僕に向かって微笑んでくれていた・・・。

2016年4月30日 津軽鉄道 芦野公園

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  1. 2016/05/03(火) 21:38:55|
  2. 津軽鉄道
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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