さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

イメージを追い求める・・・

sirihukikawagiri

金山の谷に夜の帳が降りる頃、小出へ向かう最終列車が会津川口を発車していく。蒼く染まった川霧と小さく灯るテールライト・・・。
そんなイメージがふと頭の中に浮かんでからこのカットに至るまで5年くらいかかった。川霧の出具合とか、視界とかの気象条件や、この明るさというか蒼さで撮れる時期とか、随分試行錯誤をした・・・。

このカットを撮った翌年、もっとつきつめようと条件があうのを待ったが叶わず、そしてその年の7月後半以来この場所に列車は走っていない・・・。
上を見たらきりがないかもしれない。それでも自分がこれと思ったイメージを追い求めると終点はないのかもしれない。毎年おなじようなカットを量産するかもしれない。それでもよりよいイメージを求めていく・・・。
そういうのが好きなんだけど、この場所はあれ以来時間が止まってしまった。

只見線が全線復旧すれば、僕はまたこの時期、この時間にこの場所にたっているんだろう・・・。

2010年7月7日 只見線 会津川口-本名

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  1. 2015/06/23(火) 23:40:52|
  2. 僕の只見線
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梅雨の彩り

ttiaoi

立葵の花が上まで咲くと梅雨が開ける・・・
よくそう言われているが、自分もその説に賛同している。梅雨のはじめ頃に咲き出した花が満開になり、やがて上まで咲く頃、確かに梅雨が明ける。色の少ない梅雨を彩る素敵な花だと思う。

梅雨時の花だけあって、雨の日に似合う花だと思うが、梅雨の晴れ間にその姿を見るとハッとする美しさを感じる。
一面の緑の中、鮮やかな花の色が逆光に透ける様は本当に美しい初夏の花である・・・。

2010年7月8日 只見線 会津川口-本名

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  1. 2015/06/19(金) 23:46:12|
  2. 僕の只見線
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川面に降りた天使たち

dai2saijiki

降り注ぐ初夏の日差しと、川面を渡る薫風に誘われて、川面にたくさんの天使が降りてきた・・・。
光と風の絶妙なハーモニーで降り立つ彼女たち・・・。
もう少しすると、無数の絹糸を手にこの川面を覆い尽くすんだろう・・・。

2015年5月20日 只見線 会津宮下-会津西方

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  1. 2015/06/16(火) 15:07:12|
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初夏の風に吹かれて・・・

nakagawasyoka

まだ足元がおぼつかないような早苗が初夏の風になびいている。春の風とは異なる感覚が季節が初夏であるという事を感じさせる。
ちょっと眠たいような春の空とは異なる、透きとおるような蒼い空も又、季節が初夏でるという事を感じさせる。

あれほど待ち遠しかった春はあっという間に通り過ぎて行った。長い冬が終わると季節の移ろいも加速度的に早くなっていく。
だから五感を研ぎ澄まして季節を感じていないと、それこそいつの間に通り過ぎていってしまう。

既に梅雨前線は関東にまで来ている。夏とはいえ、それとは性格が異なる梅雨の足音もすぐ近くに聞こえてくるのだ。
北国の短い初夏を謳歌しているのは、大地に根を生やそうとする早苗か、生命の讃歌を日々歌っているカエル達か、それとも道端にひっそりと咲く小さな花たちなのか・・・。

初夏の風に吹かれて奥会津の初夏を実感する・・・。

2015年6月10日 只見線 会津中川-会津水沼

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  1. 2015/06/12(金) 23:15:12|
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蒼き谷を往く・・・

aoitani

日が暮れてあたりが蒼く染まる。ブルーモーメントの時間だ。
ほんの短い時間だが、幻想的で神秘的で、なんと表現していいのかわからなくなる・・・。

まだちょっと昼間の火照ったような感じがのこっているような、でも風が少し冷たく感じるような、そんな空気感を感じながらふと谷間を見下ろしてみた。まだ薄明が残っているようなあたりの空気は蒼く幻想的に染まっていた。

風の音しかしない静寂を破ったのは、会津若松へ向かう最終列車だった・・・。

2015年6月10日 只見線 会津中川-会津水沼

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  1. 2015/06/12(金) 00:02:51|
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一枚の写真から・・・

hukamidori

春から夏へと季節が巡る・・・。それを感じるのは風だったり、気温だったり、咲く花だったり・・。
ただ自分自身一番実感するのは「緑」である。新緑の黄緑色に染まった山が、色深くなっていく・・・。深緑へと変わっていく様だ。
山笑う春から、山滴る夏へ・・・。まさにその山の表情を表しているように思う。

この年は東日本大震災の年だった。心が不安定な日々を送っていた自分に、会津でチャリティ写真展が行われるから・・・そういって誘ってくれた。なにかに打ち込みたくて、なにか役に立ちたくてその話にとびついた・・・。
そして、いろいろな出会いがあって、得る物もたくさんあって、そして今へ続いている。このカットはそのチャリティ写真展の初日に立ち寄った時のカット・・・。この後に会場である芦ノ牧温泉駅へ向かったんだっけ・・・。

この写真を見て、ふとその時の事を思い出した・・・。
その年はそれでは終わらなかった。もっともっとつらい事があった。でも、ここから始まった事もあった事も確か・・・。

一枚の写真は、その時の出来事や心情をふっと思い出させてくれる。シャッターを押した時の心情が蘇る・・・
たかが一枚の写真、されど一枚の写真・・・。写真って不思議だ・・・。

2011年6月4日 只見線 会津桧原-会津西方

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  1. 2015/06/07(日) 22:45:42|
  2. 僕の只見線
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第3只見の川霧

dai3kawagiri

只見線には只見川を渡る8つの鉄橋がある。(現在は不通区間もあり、列車が運行されえいる区間では4つ)
同じ只見川を渡っているはずだが、いつしかこれらの鉄橋での川霧の出方に差があるように感じてきた。その中で不思議と川霧が出にくいなと思うのが、第3只見川橋梁である。少し宮下寄りの宮下ダム周辺や上流の早戸あたりはよく見られるのだが、不思議とこの鉄橋の前後はあまり出てこないという印象がある。どんな理由かはわからないけど、風の関係か、水温の関係なんだろうか?
ここ県道側から見ると背後の尾根が風の通り道になっているらしくよく下流からきた霧が尾根に沿って登っていく様を見た事もあるんぽだが・・・。

それでもうまく条件が合えば川霧は発生する。第3只見で川霧を見る事ができると不思議と嬉しく思うものだ。水面に漂う絹の糸のような幻想的な情景・・・。
今年も見る事ができますように・・・

2010年6月27日 只見線 早戸-会津宮下

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  1. 2015/06/05(金) 22:39:28|
  2. 僕の只見線
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雨がそぼ降る・・・

samidare

五月雨・・・というとどうも5月に降る雨のようにも思うが、実際は陰暦の5月。今でいえば6月頃だろう。
五月雨とは稲を植え育むのに必要な水をもたらす。鬱陶しい梅雨の雨なんだろうが日本人にとって貴重な雨である事には間違いない。

そういえば自分の子供の頃って、田植と言うと6月のイメージがあった。そう考えると五月雨の意味も納得がいく。ただ最近の田植は品種改良の影響なのか、気候の変化の影響なのかわからないが、イメージ的には5月である。そうなると今の5月に降る雨が文字通り五月雨になるのだろうか・・・。

自分はこの時期の奥会津に降る雨が好きである。もちろん強い雨ではなく、シトシトと降る雨なのだが、雨の表情とその雨が連れてくる情景が奥会津の風土によく合うのだと思う。
雨のそぼ降る奥会津、濡れながら只見線沿線を彷徨するのは実に風情のある旅だ・・・。
四季の表情がはっきりしている奥会津の象徴的な季節のひとつであると思っている。

2014年5月21日 只見線 会津桧原-会津西方

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  1. 2015/06/05(金) 00:16:46|
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息を呑む・・・

yuuyake

幼い頃に見た夕焼けはなぜあんなにきれいだったんだろう・・・。夕焼けの思い出は鮮やかな茜色や橙色・・・。ただそれは印象であって記憶が美化している・・・。そう思っていた・・・。

この日、日の入りの時間が迫っても、鼠色の雲に覆われ、一部が薄いオレンジ色になっていただけだった。それでもこの場所に立っていたのは何か予感があったのか、それとも諦めの境地だったのか・・・。その理由を覚えていない。

列車の時間が近づくとあっという間にオレンジ色に雲が染まっていく。あっという間というのはこんなことなのかと思うほどだった。
列車が通過後、15分ほどでくる上りも待ってみようと思った。この日の日の入りは18:50頃、登りの通過は18:55頃・・・。日没直後の夕焼けは美しい。雲がどんな表情に変わるのか楽しみだった。

日の入り時刻が過ぎると今までオレンジ色に輝いていた空や雲が光を失っていくのか、まさに茜色に変わっていった。それも西の空一杯に・・・。雲のグラデーションが実に見事だ。そして背後の石切場の踏切が鳴った。

撮影後は液晶のモニターも見ずにただただ空を見つめていた。刻々と変わる空や雲の表情にただただ見つめていた。幼い頃に見た夕焼けの記憶・・・。それは印象ではなく、実際に見た記憶だったんだ・・・。そう思わせる夕焼けだった・・・。

息を呑む・・・・。息を呑むとはこういう事なんだな・・・。

2015年5月31日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

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  1. 2015/06/03(水) 23:22:22|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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