さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

峠に挑む・・・

ikoinomori

峠に挑む!っていってもDCではピンとこないようにも思える。蒸気機関車をはじめとする機関車が喘ぎ登るイメージがあり、気動車はすいすい登っていくイメージがあるのかもしれない。

だけど、この六十里越えの峠の区間で乗車してみると、気動車はエンジンを唸りながらゆっくりとした早さで登っていく。そのエンジンの音を聞くとまさに喘ぐという言葉が似合う。只見から乗っても、大白川から乗っても同じ。険しく厳しい峠道だ。
喘ぐように登っていく気動車はある位置で唸りを止め、アイドリング状態となる。サミットを越えたのだ。サミットは長い国境の六十里トンネルの中である。

この六十里峠の会越国境越えの鉄路の開通、つまり只見線の全通は1971年、昭和46年の事で、比較的新しい。当時の情勢からしてこのローカル線の新規開通は珍しい事だったんだと思う。
実はこの時の新聞の記事、なんとなくうっすらと覚えている。写真は田子倉のコンクリート橋を走るDE10の単機だったように思う。どういう気持ちで見たのかは定かではないがそんな記憶があるんだから結構インパクトがあったんだと思う。
その後、というかつい最近だが、NHKの新日本紀行のアーカイブスで只見線開通の時のを放映したことがあった。その時の映像もなんとなく見たような記憶があった。なんとなくだけど、当時ニュースとかで見ていたのかもしれない。
そして、只見線全通に田中角栄が関与していた事を知ったのは、本当につい最近の事だった。

そんなちょっとした歴史を思いながら乗ったり撮ったりするのも楽しいものだ。そうやって沿線の地域なんかも好きになっていく・・・。それこそがローカル線撮影の楽しみであると思っている・・・。

錦秋の国境の峠を越える国鉄色の気動車・・・。小さくしか映っていないけど、紅葉の山肌の中、ひときわ映えているように見えた・・・。

2014年10月25日 只見線 只見-大白川

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  1. 2014/10/29(水) 21:12:01|
  2. 僕の只見線
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錦秋の会越国境を往く

tagokurakinsyuu

所謂お立ち台写真である。お立ち台を嫌う人もいるし、自分もわかるような気もする。ただお立ち台と呼ばれるところは伊達ではない。いいものはいいんだ!と自分に言い聞かせてここに立った。やはり、これだけの条件が揃うとこの場所、外すわけにはいかないよなぁ・・・。

今年は紅葉が例年より早いという。このあたりもほんの数日早いような気もするし、見た感じ只見、金山、三島あたりも1週間くらい早いのではないかと感じた。あくまで私感だけど・・・。

そんな檜舞台に臨時列車がやってきた。会越国境の長いトンネルを抜けて・・・。その姿に思わず「いよっ、日本一!」と声をかけたくなる。

2014年10月25日 只見線 大白川-只見

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  1. 2014/10/28(火) 23:36:17|
  2. 僕の只見線
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星の降る夜に・

raitoappu

星が降ってくるような夜だった。見上げると天の川が肉眼でもわかるような・・・。
そんな夜に第一只見川橋梁が闇の中、幻想的に浮かび上がった・・・。

星の降る夜に見たこの光景を僕は一生忘れないだろう・・・。

2014年10月25日 只見線 会津桧原-会津西方

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  1. 2014/10/27(月) 22:09:42|
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ススキの海・・・

susukiappu

たぶんススキが1本だけだったら・・・
特に目もくれずに通り過ぎていたかもしれない・・・。
ススキが10本くらいだったら・・・
もの悲しさだったり、風流なイメージを醸し出すんだろう・・・
ススキがたくさん生えていて、海の様だったら・・・
よりドラマチックな光景になるのだろう・・・。

ススキは不思議な植物である。その本数とか、光の具合とかで印象や表情が変わる・・・。
撮影者の意図とか、センスが試されているようである・・・。

2014年10月19日 真岡鉄道 益子-北山

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  1. 2014/10/23(木) 21:04:46|
  2. コットンウェイ真岡鉄道
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飯豊冠雪

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奥会津、三島や金山あたりではまだ紅葉のピークが来ていない頃だが、飯豊の冠雪を見ると秋の深まりというか、冬の訪れを感じてしまう。その暗い会津の秋は短い。紅葉があっという間にピークを迎え、それが過ぎるとほどなく初雪の頃になる。

以前、土地の人に聞いた話で、山の上に初雪が降る。降ってもすぐ消える。それが3回続くと次の雪は里に下りてくる・・・。
その山というのが、どの程度の山なのかを聞いていない。遥か飯豊の嶺なのか、それともおらが里から見える山なのか・・・。

飯豊の冠雪がすぐ溶けるとも思えないが、それでも会津平の人たちはこの山の表情を見て季節の移ろいを計っているのかもしれない・・・。

個人的に、冠雪の飯豊は夕景が風情があって好みである・・・。

2013年10月28日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2014/10/22(水) 23:55:54|
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落陽・・・

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晴れた日ではあったが、前日や前々日よりも若干もやっているような空だった。夕日をまん丸く撮るならこれくらいがいい。空気がメチャ澄んでいるとかえって日が強くなってしまう。光が弱くなりススキの輝きもちょっと薄れるけどいいか・・・

そんなイメージで構えていた。太陽が低くなってくると太陽の輪郭が見えるようにまんまるくなってくる。その位置を見越して構えた。珍しくうまくいくかなぁって思っていた。だいたいそう思っているとろくなことがない。そう、太陽が下がってくると今まで目立たなかったものが見えてきた・・・
「あっ、雲・・・」西の空にないと思っていた雲が太陽の下にしっかりとある。それもすぐ下。
遠く北山駅には列車が来ている。ただこの長い直線は意外と時間がかかる。地平線に近づくと太陽が落ちる速さは一気に加速する。太陽と列車のレースのようにドギマギするが、結局太陽、いや地球の自転の方が早かったようだ。まんまるの太陽は半分雲にかかり、淡く輝いていたススキも光を失ってしまった・・・。
あ~あ・・・。いつもの事とは思いつつ、やっぱり落胆するものである・・・。

それでも芳賀路の夕景は素晴らしい。うまく言えないが、この空気感が堪らないんだ・・・。
「また来ればいいよ・・・」芳賀路の神様にそういわれた気がした。神様に与えられた宿題なんだろうな・・・。ふと、そう思った・・・。

2014年10月19日 真岡鉄道 北山-益子

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  1. 2014/10/21(火) 21:25:15|
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芳賀路夕景

kokaigawasusuki

稲刈りが終わって刈田が続く関東の秋はちょっと殺風景である。そんな秋を彩る数少ないアイテムがススキだと思う。
ただ、「太陽が低くなる朝や夕方、しかも逆光」と但し書きがつくが・・・

ススキほど光によって印象の変わるのはないと思っている。巡航のそれもきれいだが、逆光で見るとドラマティックに見える。
そんなススキに魅了されてもう何年たつんだろうなぁ・・・

刈田では各地で藁焼きが行われている。北関東芳賀路の夕景も風情があり、ドラマティックな夕景だ・・・。

2014年10月19日 真岡鉄道 北山-益子

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  1. 2014/10/19(日) 23:11:44|
  2. コットンウェイ真岡鉄道
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茶坊主よ・・・

tyabouzu

長野電鉄と言えば、よく2000系を撮りにいったものだ。自分が撮りだしたのは、もう引退がささやかれていた頃であったが、その愛らしい風貌が好きで、沿線の風景と相まってよく行った。信州は学生の頃から好きな地域だったし・・・。

当時はもう朝夕のB特急の運用についていたが、たまにゆけむり号の検査があるときはA特急の代走として終日撮れる日があり、よく長電のHPをチェックしていた。その日に休みを合わせて出かけると、朝の送り込みのローカル運用を見る。そこでA編成とD編成の運用がわかる。当時はD編成の所謂「りんごカラー」を追いかけており、A編成がくるとちょっとがっかりとしたものだ。仲間内ではA編成は茶坊主と言われていた。たぶんこの色があまり写真映えしないとかが理由だったんだろうなぁと思うが、今思うともったいな刈ったなぁと感じる。今、こうして写真を見返してみると特にそう思うのだ(笑)

茶坊主はD編成より早く引退した。引退の日は行くことができなかったが、引退直前の日、小雪舞う夜間瀬駅で見送った。さよならヘッドマークを掲げ、特急長野の方向幕も凛々しく走り去っていくその姿を見送った。
茶坊主よ、さようなら・・・そう心の中で呟いた。茶坊主はスーッとカーブの向こうに消えていった・・・。

2010年11月2日 長野電鉄長野線 夜間瀬-上条

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  1. 2014/10/19(日) 10:09:09|
  2. 長野電鉄
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リンゴの香り・・・

nagadenringo

リンゴのイメージは津軽と信州・・・。他の地域でも作られているのは承知しておいるが、イメージとしてどうしてもこの2つを思い浮かべてしまう。じゃぁ、どっちがおいしい?と聞かれても困ってしまう。しいて言えば「両方」である。(笑)
どちらもそれぞれの大地で、その地域の水と空気と光を浴びて大きくなるわけで、どっちもおいしい!

長野電鉄の夜間瀬を過ぎると湯田中まで一気に急こう配を登る。リンゴ畑の真ん中を貫くように走る様は圧巻である。
農家の方に頂いたリンゴを齧りながら、すっかり秋の空気に入れ替わった北信濃の大地で列車を待つ。
自分が齧ったリンゴから広がるリンゴの香りと、リンゴの畑から香るリンゴの香りになんだか酔ってしまいそうになる。
甘酸っぱいリンゴの香りはほんとうに心地よい・・・。

やってきた列車は、以前地下鉄日比谷線を走っていた車両だ。今、全国でも走っているのは信州だけである・・・。

2013年10月8日 長野電鉄 上条-夜間瀬

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  1. 2014/10/17(金) 21:45:42|
  2. 長野電鉄
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ハマギクの花

hamagiku

ハマギクという花の存在を知ったのはここ数年の事だ。ひたちなかに訪れるようになってから耳にするようになり、写真では見ていたが、現物は別に気に留めてもなかった。花ごころが乏しい自分らしいといえばそうなのだが・・・。
ハマギクは漢字では浜菊と書くらしい。青森県から茨城県にかけて見られるという事なので、このあたりは南限なんだろうか・・・。実家のあるつくばや牛久では見かけた事がないし、そもそも「浜」という字から海辺で咲く花なのかもしれない・・・。

この日、ひたちなかに来たのは別の目当てがあり、あとは夕方からの宴であった。ただ、時期的に阿字ヶ浦駅裏に咲いているハマギクが満開だと言われ見に行った。

初めて見るハマギクはマーガレットに似た、白く可憐な花だった。見事なまでに満開で友人ともども見惚れ、そして夢中でシャッターを押した。

満開の花ってどんなものでもいいものだ。ハマギクの花に魅せられて、透けるような青空はすっかりと脇役になってしまった・・・。

2014年10月11日 ひたちなか海浜鉄道湊線 阿字ヶ浦

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  1. 2014/10/16(木) 20:15:46|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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さつまいも収穫中

imohori

茨城県はさつまいもの産地であり、全国的に見ても鹿児島県に次ぐくらいの生産地だ。また、干し芋に関しては全国一だという。その土壌や気候がおいしい芋や干し芋を育むんだろう。ひたちなか市に干し芋を作っている友人がいるが、とろけるよいうな柔らかさと甘さは癖になるくらいの絶品だ。

干し芋を作るからにはさつまいもを作るわけだが、今ひたちなか市ではそのさつまいもの収穫が真盛りである。広大なさつまいも畑で掘った芋をまとめて袋詰めをすえう作業は、ひたちなかの秋の風物詩だ・・・。

そんな光景を湊線と絡めて撮る。地元特有の風物の中を走る湊線・・・。
湊線沿線は四季折々、様々な表情を持っているけど、この光景こそ最も湊線らしい風景なのかな・・・?そんな風に思っている。

2014年10月11日 ひたちなか海浜鉄道湊線 平磯-磯崎

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  1. 2014/10/14(火) 22:17:51|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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手刈りの田圃

tegari

黄金色の田圃をなんとなく眺めていると遠くの田圃でどうも手刈りしているのを見つけた。
近づいて聞いてみる。
「こんにちは、手で刈っているんですか?」
「いやぁ、機械の入らない所だけだよ。」
それでも畦道周りと角をご夫婦で刈っているという。何株か刈ってから腰につけた藁でまとめて畦に置いていく。いくら機械の入らない所とは言っても大変な作業だと思った。
手を休めて少し話をさせていただいた。只見線を撮りに来たんで、手で刈っているところと一緒に撮らせてほしいと頼むとにっこり笑って了承していただいた。
「SLじゃないんだろ?好きだなぁ・・・」
「いえいえ、奥会津は景色が良くて素敵な所だから、SLでなくてもいい写真撮れるんですよ」
「そうかぁ?いつも見てる景色だからわかんねえなぁ・・・」そういいつつも嬉しそうに笑って話していた。

列車が通過する時、腰を屈めて稲を刈っていたがふと顔を上げて列車を見上げたように見えた。他所から来たもの好きが撮るのはどんなものなのか改めて見たのだろうか?

お礼を言ってこの場所を辞した。最後まで笑顔を返してくれた・・・。

2014年9月27日 只見線 会津中川-会津水沼

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  1. 2014/10/13(月) 18:19:29|
  2. 僕の只見線
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どんぐりの森で・・・

dongurinomori

どんぐり・・・って呟いてみると、幼い頃の郷愁の情景が蘇る。夢中になってどんぐりを拾って、森の中を走り回った頃・・・。
そんな事が思いもよらずに、ひたちなかの森の踏切で蘇った。

田圃やさつまいも畑の中を走るというイメージが強いひたちなか海浜鉄道だが、ほんの少しだけ、森の中を往く光景を見ることができる。その区間の通称「森の踏切」だ・・・。ここは深緑、紅葉、木漏れ日・・・四季を通じて森の表情を見ることができるのだが、まさかここでどんぐりと出会うとは・・・。自分の観察眼の無さを痛感した。

踏切に向かい径には、落ち葉と一緒にたくさんのどんぐりの実が落ちていた。もし自分が子どもだったら夢中になって拾って遊んだだろう・・・。いや、すっかりおっさんになってもそれは変わらなかった。
どんぐりの実は疲れ果ててるおっさんの気持ちを一気に童心に返してくれる不思議な効用があるようだ・・・。

2014年10月11日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

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  1. 2014/10/12(日) 12:44:10|
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おじいちゃんに連れられて・・・

wakamiyahumnikiri

自分は幼い頃、消防自動車が大好きだったという。全く記憶にないんであるが、おじいちゃんが乳母車を押して新宿区(母親の実家)中の消防署を回ってくれていたんだという話をよく聞かされた。自分はかなり喜んでいたという。

若宮で稲刈りのシーンを撮っていた。列車が通り過ぎてふと踏切を見ると、おじいちゃんに抱かれた子供の姿があった。
子供興味深そうに列車を見つめていたように見えた。
その時、なんとなくそんな話を思い出した・・・。

このひうたり、どんなドラマがあるのかな?余計なお世話かもしれないけど、そんな事を考えるのがなんとなく好きだ・・・。

2014年9月27日 只見線 若宮-新鶴

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  1. 2014/10/10(金) 22:29:55|
  2. 僕の只見線
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夕雲燃ゆ・・・

yuugumo

9月は「長月」。夜が長くなる月の「夜長月」の略だという。つまり日の入りも早くなるわけで、昼間は暑く夏のつもりでいtれも、夕方の日の速さに驚く事もある。17時半といったらもう、木や電柱や家の影が田圃に長く落ちてくる。まだ夏のつもりで撮影していると陰ってしまったなんてこともある・・・。

この日もひやひやしながら列車を待った。とにかく影が伸びるのが早いのだ。秋の日は釣瓶落としとは言ったものだと感じる。列車はゆっくりと田んぼの上をすべるように走っているように見える。斜光線に照らされた田圃や集落の中を走っていく。
そして空には夕焼け色に染まった雲が誇らしげに浮いていた・・・。

2014年9月7日 只見線 若宮-会津坂下

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  1. 2014/10/09(木) 20:54:46|
  2. 僕の只見線
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稲刈りを見つめて・・・

iidumeinekari

津軽鉄道沿線に着くと、岩木山は雲に隠れてしまった。自分はどうも津鉄沿線においては、岩木山にかなり嫌われているようだ。五能線や弘南線では結構その姿を見せてくれるのだが、この沿線に着くと本当に縁がなくなる。

それでも沿線の光景を楽しみながら彷徨った。大部分の場所で稲刈りが終わっておりすっかりと刈り田の風景になっていた。それでもいくつかの田圃ではそれこそ追い込みをかけるかのように稲刈りが行われていた。
津軽平野は広いからか、田圃の区画も大きいように思う。だからか、ちょっと残っているといっても結構広いようだ。ちょっと線路から離れたところに車を止めてカメラを片手に稲刈りの風景を見つめていた。すると自分の前に1台の軽トラが止まる。
「なんか、撮ってるのか?」開いている車の窓からそう話しかけてきた。人懐こい優しい笑顔のおじいさんといった感じだ。
「津軽鉄道を撮りに来たんです。稲刈りやってるから一緒に撮りたいと思って・・・」
「そうか、どっから撮りにきたんだ?」「千葉です」「え?千葉?遠くから来なさったなぁ」なんか驚いたような目で見つめられた。
「そうか、津軽鉄道撮りに来たんか、いいな、いいよ、すごくいいよ・・・。稲刈りと撮るのか、うん、いいよいいなぁ」
とにかくやたらといいよ、いいなと言いいつつくしゃくしゃの笑顔を見せてくれた。
「いいの撮ってな、じゃ」そう言って軽トラは砂利道を土埃を立てながら去って行った。

なんかたいした事でもないんだろうけど、なぜかとてもいい気持ちになった。地元の方にそうして迎えられた事が、岩木山に隠れられた残念な気持ちを吹き飛ばしてくれたようだ・・・。

ローカル線を撮っていると、まずその路線や車両を好きになる。そうしていると沿線の風土や歳時が好きになって、そして沿線の人々が好きになっていく・・・。前日の呑み屋の夜の事と併せて、また少し津軽が好きになったように思えた・・・。

2014年10月5日 津軽鉄道 毘沙門-津軽飯詰

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  1. 2014/10/08(水) 22:37:22|
  2. 津軽鉄道
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りんごの実が実る頃・・・

oiwakiyamaringo

「そういえば、リンゴが実る頃だよなぁ・・・」
自分はリンゴの花や、実がなる光景が好きで、信州でも会津でもそんあ光景を追っていた。ただ津軽のリンゴはスケールが違う。2年前の春に一面を真っ白に染めるリンゴの花を見た時、次は実りの時期だと思っていた。一昨年、訪れては見たものの終日雨・・・。リンゴの実る様は見事だったが、岩木山は隠れたままだった・・・。

あれから2年。ふとしたきっかけで、青森行きを決めたものの、その理由のひとつがなくなって途方に暮れていた時にふと思った。そうだ、リンゴの実と岩木山、このコラボを見に行こう・・・。
滞在は2日、前日は曇りで残念な結果だったが、久しぶりに五所川原の呑み屋さんで気持ちよく酔い、天気予報を信じて朝を迎えた。南の方に広がる雲がちょっと気になるが晴れている・・・。

藤崎カーブに着くと、岩木山がどっしりと鎮座していた。朝早くから仕事をしている農家の方に挨拶をしてカメラを構える。ちょっと冷たい風が逆に気持ちいい。リンゴはちょっと早いかもしれないけど、生りっぷりがいい木と岩木山のバランスを考えてカメラを構えた・・・。

リンゴの実が実る頃、秋の空気の冷たさに身を任せて、この光景を満喫する。
リンゴの実と岩木山と五能線・・・。真青な秋の空の下、津軽の秋を体いっぱいに感じていた・・・。

2014年10月5日 五能線 藤崎-川部

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  1. 2014/10/07(火) 23:28:12|
  2. 五能線旅情
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揺れる秋桜

yanaidukosumosu

うす紅の秋桜が秋の日の、何気ない陽溜りに揺れている・・・

山口百恵さんが歌った(作詞 さだまさし)「秋桜」の歌いだしだ。
自分も秋桜の花が好きで、陽溜りの中に、そよ風に右に左に揺れている様が好き・・・。
秋桜はそっと一輪咲いているより、たくさんの花が一緒に咲いているほうが好きで、それがそよ風に同じ方向にゆっくりと揺れる様が風情があると思う。

秋桜が咲く頃になると、西方と柳津の様子が毎年気になってしょうがない。
まだちょっと日差しが強い亜予習の昼下がりここに来てみるとうす紅の秋桜が満開であった・・・。
そよ風というにはちょっと強い風に左右にゆらゆら揺れる秋桜たち・・・。そんな様子を眺めながらのんびりと秋桜を愛でていると、遠くに踏切の音が聞こえた・・・。

2014年9月28日 只見線 郷戸-会津柳津

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  1. 2014/10/06(月) 20:25:47|
  2. 僕の只見線
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稲刈り真盛り

aidudaira

日差しはまだ暑さが残る中、風は確実に季節を進めていた。
そんな秋の風に吹かれながら訪れた会津は正に稲刈りが真盛りだった。稲の香りが風にのってここまで来るかのような、そんな光景が目の前に展開されていた。

稲刈りや田植の光景はなんとなく眺めていても飽きが来ない。ほっておくといつまでも眺めている。日本で生まれ育った者に息づくDNAの仕業なんだろう・・・。

夕日を一杯に浴びた田圃は、一層赤みを帯び所謂「エロい」情景になる。そんな中、ゆっくりと只見線のローカルがやってくる。ジオラマを見ているような・・・そんな感じだった。

会津の人は会津盆地の事を「会津平」と呼ぶ人が多い。なるほど、会津平とは言ったもの。盆地のはずれの丘から眺めると、司法を山に囲まれたその地は正に真平である。さえぎるものもなく、遠く会津若松の町も臨む事ができた・・・

2014年9月28日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2014/10/02(木) 20:51:21|
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東海道新幹線50年

今日10月1日は東海道新幹線開業から50年。普段、あまり撮影対象となっていない自分でもなにか灌漑深いものがあります。

sinkansen50nen

子供の頃、同い年の従兄が静岡に住んでいた事もあり、新幹線を使って遊びにいったりしていたので、結構古い記憶からある。確か三島駅がまだなかったように思えるので、最初の記憶は多分幼稚園か小学校1年くらいだったんだと思う。
その頃の記憶では、あまり新幹線はかっこいいとは思っていなかった。それでも乗る事については楽しみだったように思う。

目的地が静岡だったんで乗るのはもっぱら「こだま」だった。小田原で「ひかり」に抜かれるのが妙に気に入らなかった。
「ひかりに乗りたい!」親にそう言っても「じゃ、静岡にはいけないよ」そんな風に返されたように思う。とにかく、駅を通過してみたかった(笑)

初めて駅を通過したのは、多分小学校3年か4年の頃、父親の実家の福岡に行った時だった。新大阪まで「ひかり」で行ってそこから581系の「はと」。小学生には退屈な長旅だった記憶ばかりで、初めて駅を通過した記憶もない。中学校1年の時はすでに岡山開業されていて、岡山乗り継ぎで「つばめ」で行ったときは、あっという間に博多についたように思ったものだった。
また、博多開業後は、新大阪から各駅に止まる「ひかり」に乗った。

300系が入線して「のぞみ」が走り始めると、確か博多から乗った。300系が加速する時に車体が沈むように加速していくのに感激したっけなぁ・・・。300系引退間近に乗った時は700系と比して、その揺れの大きさを感じたものだった。

今では東海道山陽の他に、東北、上越、長野、九州、また、秋田、山形のミニ新幹線、さらに開業間近の北陸、北海道と隔世の感がある。日本が誇る世界の新幹線、いろいろ思い出に浸ってみるのも楽しいものだ・・・。

syasyou

あの速さで、あれだけの密度で、しかも無事故で走る新幹線、やっぱりすごいよねぇ・・・

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  1. 2014/10/01(水) 22:45:41|
  2. 新幹線
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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