さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

霧上の列車

nakaneasagiri

中丸川から湧く霧は9月から10月頃によく見られるという。春にも出ることは出るが、そんなに出る事は少ないと聞いた。
写真展の関係で3日間那珂湊に滞在したが3日とも朝霧の幻想的な光景を見ることができたのは、中丸川の妖精の気まぐれか、それとも我々を歓迎してくれる幻なのか・・・

刻々とその表情が変化していくのは只見川の川霧と同じだ。その表情に一喜一憂しながら列車を待った。
太陽の光と霧の織り成すドラマを見た後、ふとい振り返ってみるとまるで海のように霧が広がっていた。
「千と千尋の神隠し」で見た海を走る列車のように、幻想的で霧の上を走っていくその様は、まるで夢を見ているかのような光景だった・・・。

2014年2月16日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

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  1. 2014/04/30(水) 01:00:28|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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会津平の春

_DZA7555高田川桜

去年も桜は散々だった。小湊やいすみ沿線もそうだし、只見線沿線の桜もまったくだめであった。
原因はウソという鳥がつぼみを食べてしまったという。そういえば何年か前もそんな事があったような気がする。
雪が多かったり寒さが異常に厳しいとエサがなくなってそうなると桜の蕾を食するらしい・・・。緊急の食料のようだから桜の蕾はあまりおいしくはないらしいが・・・。
文句を言ったところで、彼等も生きるために必死なわけで怒りをどこにぶつけていいものかもわからない。それくらい日本人のDNAには桜をお愛でる文化が根付いているのだろう・・・。

新鶴駅やその周辺も全滅だったが、不思議とこの場所の桜だけはよく咲いていた。
首都圏では桜が散ってから芽吹く木々も会津平では一斉に芽吹くようだ・・・。
桜色と、淡い萌緑色、そして遥か遠い峰の残雪のコントラストが実に美しい。会津平の春は本当に鮮やかだ。
そして会津平に春の便りが届くと、春は只見線に沿ってどんどんと上がっていく・・・。

奥会津の春本番もすぐそこである・・・。

2013年4月23日 只見線 会津高田-会津本郷

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  1. 2014/04/24(木) 23:39:31|
  2. 僕の只見線
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北国の春

takadaume

「季節は想う人に似ている。気づかぬ人には忍び足で、すっと通り過ぎていく。だが、時として鋭敏で幸運な人には、繊細で華麗な裸身をあますところなく見せつける・・・」
真島満秀先生の言葉である。この言葉が大好きなのだが、どうも最近は忍び足ですっと通り過ぎられてばかりいるようだ。特に北国の春の変化がまさにそれである。
長い冬から、ほんの少しの春の気配を感じると、花が咲き、芽吹いて山々が笑い、その一瞬をとらえるのに本当に気が抜けない・・・。

首都圏で梅が咲くのは2月、桜は3月終盤から4月。まず梅の便りで春を感じて、だんだんと春めいていくのを実感していくと桜の便りが聞かれる・・・。北へ行くほどその間隔が狭くなって会津とか津軽のあたりでは梅と桜はほぼ同時期に開花する・・・。

北国の春は一気にやってくる。そして一気に進んでいく。まさに劇的・・・。
今年は・・・。そんな春の繊細で華麗な裸身を見る事ができるよう、感覚を研ぎ澄ませていたいものだ・・・。

2013年4月22日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2014/04/24(木) 00:28:01|
  2. 僕の只見線
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妖しく浮かぶ・・・

yamazakurayoru

中根の谷には個性的な山桜が何本かあって、それぞれ開花時期も異なり北関東の春を楽しませてくれる。
その桜の中でしんがりを務めるのがこの立派な山桜である。なんでも湊線開業の頃にはあったとも聞くので、本当なら樹齢は100年を超えている、それこそずっと湊線を見守っていた桜の木だ・・・。

今年もその桜が見事に咲いた。休みの関係もあって朝や昼間の姿を見ることはかなわなかったが、地元の有志の方が行っているライトアップを見ることができた・・・。

平日の夜、ここで出会ったのは知った顔ばかりであった。みんなこの見事な桜の花を愛でるのを楽しみにしているよおうだ・・・。

ひたちなかの夜空に、見事に咲いた山桜と、古豪のキハ222が妖しく浮かび上がった・・・。

2014年4月21日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

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  1. 2014/04/22(火) 00:12:10|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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今年も那珂湊で写真展をやります!

syasinten

今週末の4月26日~27日、今年も茨城県のひたちなか海浜鉄道の那珂湊駅で写真展を行います。
今年で3回目で那珂湊駅に停泊している車両の中で行われます。今年の車両はキハ2005.湊線に来る前は北海道の留萌炭鉱鉄道から来た車両で、旧国鉄のキハ22の同型の車両です。

27日は、ひたちなか海浜鉄道で開業6周年の記念イベントも行われております。季節も過ごしやすく、沿線でも田んぼに水が張られる季節ではないでしょうか?薫風に吹かれて、湊線に揺られてのんびりと過ごしていただき、ついでに写真展にも足を運んでいただければ嬉しく思います。

私も、末席ではありますがかろうじて今年も数点出展させていただいております。
両日とも在廊している予定です。


【写真展「鉄道写真家たちが見た情景」開催】

 おらが湊鐵道応援団とRailway Graphic D.E.F.では、4月27日のひたちなか海浜鉄道開業6周年記念「湊線フェスティバル2014」開催にあわせて、4月26日〜27日に、那珂湊駅下り線ホームに留置したキハ2005車内において、写真展「鉄道写真家たちが見た情景」を開催します。
 プロ写真家・衣斐隆さんを中心に立ち上げた鉄道写真家集団「Railway Graphic D.E.F.」及びおらが湊鐵道応援団写真部から、計16名の写真家が結集。キハ2005の原型をとどめるボックスシートを一つずつ使って、各写真家のこだわる「テーマ」に沿った写真展示を行います。
是非たくさんの皆様のご来場お待ちしています。

■開催日
 2014(平成26)年4月26(土)~27日(日)

■開催時間
26日 12時〜15時まで 27日 10時〜15時まで

■開催場所
ひたちなか海浜鉄道
那珂湊駅下り線ホーム留置「キハ2005車内」
※27日のイベント期間中は那珂湊駅入場無料です。
26日に写真をご覧になる場合、有効な乗車券または入場券が必要です。

■主催
 おらが湊鐵道応援団・Railway Graphic D.E.F.

■参加写真家:
伊藤敦之・今井英明・衣斐隆・遠藤真人・大鶴倫宣・大薮琢也・木村安之・佐藤武志・佐藤彦三郎・鈴木公久・鈴木剛・高木比呂志・船越知弘・星秀憲・安富生・吉永陽一・渡邉貴宣(計16名、順不同)

 なお、ゴールデンウイーク期間中の那珂湊駅周辺は大変な渋滞になるので、湊線を利用して来場を。

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  1. 2014/04/21(月) 11:29:04|
  2. さすらいの美学
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地味なんだけど・・・

hanamomonamiki

わ鉄の列車の色は写真にするのが難しいと思った。
逆光気味に撮ったり、画面に占める割合を小さくしたりするとその存在感が薄くなってしまうようにも思う。とにかく難しい地味な色だというのが第一印象だった。

でも、考えてみるとこの色・・・。旧客とか、旧型国電と同じような色でもある。
そうだよ、あの頃房総半島にはこの色の電車がたくさん走っていたよなぁ・・・。たまに走っている客車列車もこんな色だったはずだ。新しい軽快気動車のはずだが、その地味で渋い色合いがそんな記憶を甦らせた・・・。

そんなイメージを胸に撮ったら・・・。結構楽しいかもしれないな。わ鉄の素敵なロケと併せて・・・。
久しぶりにちょっとワクワクした・・・。

2014年4月13日 わたらせ渓谷鉄道 神戸-沢入

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  1. 2014/04/21(月) 01:00:14|
  2. わたらせ渓谷鉄道
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枝垂桜

_DQA5659上神梅枝垂桜

枝垂桜はとても艶やかであると思う。染井吉野のそれとはまた違った艶やかさ、華やかさがある。
この日はそよそよと薫風が吹いていた。すーっと風にそよぐ枝垂桜は何とも言えない風情がある・・・。

線路際に植えられた枝垂桜の小さな並木が、まだ赤みの残る朝の光をいっぱいに浴びている。その脇をゆっくりと走っていく列車・・・。運転士さんの瞳にもこの鮮やかな光景が映っているいるんだろう・・・。

清々しい朝・・・。今日はいい事がありそうだ・・・。

2014年4月12日 わたらせ渓谷鉄道 上神梅

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  1. 2014/04/18(金) 00:30:15|
  2. わたらせ渓谷鉄道
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桜に見送られ・・・

hanamomogou

わ鉄の千両役者であるトロッコ列車・・・。たくさんのギャラリーに見守られていざ終着駅を目指す。
列車が通り過ぎようとすると風が線路を渡り、桜吹雪も列車を見送った・・・。
さすが、千両役者、去っていく姿もいいところをしっかり持っていくようだ・・・。

2014年4月12日 わたらせ渓谷鉄道 水沼-本宿

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  1. 2014/04/17(木) 00:33:41|
  2. わたらせ渓谷鉄道
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木造校舎を愛でる・・・

_DZB6970小中小学校跡トロッコ

東京育ちの自分だが、通っていた小学校は木造校舎だった。外装はモルタル塗りだったように思うが、都内でも当時はそんなになかったんだと思う。近隣の小学校や中学校はみんな新しい鉄筋の校舎だったのがまぜか妙に羨ましく感じたものだった。5年生の時、千葉市へ引越して転校した小学校は新しい鉄筋の校舎。机や椅子もスチールで木製ではなく、廊下や床も木ではなくうれしく感じたものだった。今思うとなんてもったいない感覚だったと思うのだが、今でもそういう校舎の学校や廃校を見ると心躍るのはそんな昔の経験なんだろうと思う。
ローカル線を撮っているとそういう校舎によく出会う。ふるさと銀河線の旧大森小学校とか、由利高原鉄道の旧鮎川小学校、只見線だと坂本の分校の跡、ちょっと離れるけど昭和村の旧喰丸小学校とか・・・。

わ鉄に撮影に行ったのは実は初めてだったが、トロッコ列車は是非ここで撮りたいと思っていた。木造校舎を入れてちょっとノスタルジックな感じで・・・。しかも学校に付き物の桜が満開・・・。最高のシチュエーションだ。わ鉄屈指のお立ち台だけどやっぱりいいものはいい!のである・・・。

もう叶わない事なんだろうけど、あの校庭で子供たちが遊んでいたり、体育の授業だったりしたら、自分は感極まっていたかもしれないな・・・。もしかしたら都内の木造校舎で学んでいた自分の姿がダブって見えていたかもしれないな・・・。
麗らかな日差しを浴び、カジカの鳴き声を聞きながらなんとも不思議な気持ちで列車を待っていた・・・。

2014年4月13日 わたらせ渓谷鉄道 小中-神戸

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  1. 2014/04/16(水) 00:43:29|
  2. わたらせ渓谷鉄道
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夕桜

nakanosakura

桜前線が北上し、また、標高が高いところへ上がってくる・・・。桜の花と一緒に北へ旅をする・・・。そんな事に憧れていた事もあった・・・。とにかく桜前線はワクワクする。

つい先週は首都圏にいた桜前線はほんの少し北へ上がっていった。渡良瀬川沿いの桜がまさに盛りだった・・・。

1日中、桜や花桃を追い続けた。それでも物足りないのか夕日のあたる桜を見つけて愛でていた。
赤みがかった斜光線を浴びて桜の花が妖しく輝いた・・・。

2014年4月12日 わたらせ渓谷鉄道 小中-中野

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  1. 2014/04/13(日) 23:02:46|
  2. わたらせ渓谷鉄道
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古き良き・・・

satomieki

もともと小湊鉄道は、昭和の匂いがぷんぷんする古き良き時代の情景が見られる所だ。それに春夏秋冬の見事な情景がマッチしたローカル線だ。

このカットはつい先日に撮影されたものだが、昭和の時代に撮られたと言っても通用しそうな情景だ。
駅員さんの合図に車掌さんが応える・・・。ちょっと前までは当たり前だった光景がここではごく当たり前に展開されている。

そんな古き良き時代のような情景・・・。それを見ただけでここへ来た価値は十分にあると感じた・・・。

2014年4月7日 小湊鉄道 里見

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  1. 2014/04/11(金) 23:50:08|
  2. 小湊旅情
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絵に描いたような・・・

patinkoura

満開の桜には辛うじて間に合ったようだ。ただちょっと強い風が吹くと花弁がひらひらと散っていく・・・。
心地よい薫風に身を任せるのもいいのだが、さすがこの日は風がやむのを祈っていた。

本当は、いろいろと構図とか、露出とか、さまざまな技法を駆使してハッとするようなカットを作りたいなとも思うのだが、ここまで見事なシチュエーションだとなんだか素直に、絵の描いたように、今の自分の感動をそのまま表すように撮りたくなってくる。風を感じて、春の空気感を感じて、見たままの感動と聴覚で感じる鳥の声とか、そんな絵を、何も考えず感じたままに撮ってみた・・・。

そんなのんびりとした撮影もまた、春の楽しみでもある・・・。

2014年4月7日 小湊鉄道 上総牛久-上総川間

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  1. 2014/04/11(金) 01:15:25|
  2. 小湊旅情
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21世紀の奇跡・・・

satominyuusen

細かいところを気にするときりがないんだろうが、自分はこの光景は正に21世紀の奇跡であると思っている。
かつての交換駅であった里見駅、棒線化されて久しかったが、交換駅として復活。駅員さんが配置されタブレットの交換風景も復活した・・・。

春爛漫の里見駅・・・。麗らかな日差しを感じつつ、鳥のさえずりのシャワーを浴びる・・・。
そんな中、駅員さんの一挙手一投足に感激していると、ゆっくりと上り列車が入線してきた・・・。

これは、日常の光景なんだよな・・・

2014年4月7日 小湊鉄道 里見

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  1. 2014/04/09(水) 00:46:53|
  2. 小湊旅情
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桜が咲いたよ・・・3

_DYA3136市ヶ谷桜並走

自分がこの世に生を受けたのは、飯田橋のとある病院だった。母の実家が近かったからだ。
母は市ヶ谷からちょっと北へ入った牛込柳町に実家があり、自分も2歳までそこで過ごした。とはいってもなんにも記憶はないが・・・。
大学に入学する少し前、母と総武線各駅停車に乗って新宿へ向かっていた事がある。飯田橋と市ヶ谷の間の車窓を見て、懐かしそうに車窓を見つめ、「あっ、○○がまだある」とか、「あそこによく言ったは・・・」等話を聴いた。
無邪気にそんな事を言っている母を見て、まるで母がその頃に戻っているように見えた。
母の青春ってどんなだったのかな?生意気にそんな事を思ったことがある・・・。

この日はその市ヶ谷から飯田橋まで桜を愛でに歩いた。桜とともに見る街はかなり変貌していてもあの時の事がふと思い浮かんできた・・・。桜越しに見た列車には、なんとなく母と並んでその風景を見ている自分の姿がふと見えたような気がした・・・。

aadabasisakura

桜のある風景・・・。そんな事、普段は考えもしないのにふと思い浮かべてしまう。なんとも不思議な空間だ・・・。

2014年3月31日 中央本線 市ヶ谷-飯田橋 (2枚とも)

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  1. 2014/04/03(木) 02:03:37|
  2. 首都圏鉄道情景
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桜が咲いたよ・・・ 2

nakane

ソメイヨシノより早く桜が咲いた・・・。
ソメイヨシノより色が濃い・・・。桜色というより桃色・・・。

中根の谷の桜は、山桜とかソメイヨシノとは違う種類の桜が楽しめるところだ。
普段は気が付かなかったけど、春になると桜だったのかってわかる・・・。そんな木もある・・・。

ひたちなかの春もいよいよ本番に突入していく・・・そんな桜の便りである。

2014年3月28日 ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

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  1. 2014/04/02(水) 01:26:03|
  2. ひたちなか海浜鉄道
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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