さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

改札口

tyuuouhirosaki

改札口・・・。今となってはなんとなく懐かしく響く言葉だ。
最近はどこも自動改札全盛といった感じ。実際自分も随分とその恩恵を受けている・・・。ただ、そこはかとなく感じる寂しさはなんなのかなぁ?とも思ってるが、それでも便利さとの比較では生活圏ではやはり自動改札の便利さは捨てがたいものとなっている。それでも実際旅先で見るとやはり寂しい。JR弘前駅は自動改札であったが、そういう風に見る自分はやはり旅人の勝手な感傷なんだろう。

JRから少し離れた中央弘前駅はラッチに駅員さんが立っていた。列車が着くと改札口の扉を開けてひとりひとり改札をする。定期券を見せる人、切符をそのまま渡す人、運賃の精算をする人と様々な光景があった・・・。
夕方からの雪で一気に積もった寒い日だった。それでもそんな改札口の光景を見て、ほんのちょっと気持ちが温かくなったように感じた・・・。

2015年2月13日 弘南鉄道大鰐線 中央弘前

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/02/19(木) 00:23:32|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

さいはての駅で・・・

minmaya

日本でさいはてと言えば、やはり稚内とか根室なんだろうと思う。
ただ、さいはて感あふれる駅は津軽線の三厩ではないかと思っている。津軽半島の最北にあるこの駅は、周りの雰囲気も併せてさいはて感を感じる。駅前の広場に立って駅と対峙する。町はずれのちょっと小高い所にある駅前に立つとここまで来た・・・としみじみと感じる事ができる。そんな小さな駅である。

鉛色の空もすっかり暗くなり、雪がしんしんと降っている。自分は窓口で入場券を買った。
「すいません、入場券ください。構内で撮影させていただきたいんです。」
物静かな駅員さんは、ちょっと驚いた表情を見せて、小さく頷いてくれた。撮影に来る人も少ないんだろう・・・。
ホームに出るとしんしんと降る構内でキハ40のアイドリングが淡々と響いていた。只見線で感じる静寂とはちょっと違った静けさだなと感じた。それがどういう違いなのか言葉で表すことはできないのだが、感覚的にそう感じたのだ・・・。

発車まであと20分くらいだっただろうか?なぜかその時間が永遠のように感じた。このままずーっとこの光景が続いていくような、気が遠くなっていくような、そんな感覚になった。自分は、そんなさいはて感を楽しんでいたのかもしれない・・・。

2011年1月11日 津軽線 三厩

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/02/02(月) 22:22:43|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

陸奥湾を背に・・・

minmaya

会津と津軽は同じ匂いがする・・・
特に根拠があつわけではない、あくまでも私感である。その風土もまったく違うふたつの地域になんでそういう思いをするのか、実は自分でもわからない。ただ、この地域を旅すると決まってなんか、こうほのぼのとした後味がする。その感じる思いが同じ匂いなんだろうなぁとも思っている。

北海道新幹線の開通を待つ奥津軽。その末端にはそうした時代から取り残されたようなローカル線が走っている。津軽線の末端区間である。北海道の最果て間感とはまた違った最果て間があるこの路線、自宅からの距離の事もあり、なかなかじっくりと対峙できない。

列車密度も只見線並みで、同じキハ40が一所懸命走っている。トコトコ走るその健気な姿を只見線とダブらせているのだろうか・・・。機会があれば1日つぶしてでもロケハンして津軽の末端の鉄路の姿をじっくりと撮影したいなと思っている・・・。沿線に泊まって地元の人と語らいながら酒を酌み交わす事ができれば尚更である・・・。

2011年「1月12日 津軽線 三厩-津軽浜名

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/01/21(水) 00:05:57|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

鶴ヶ坂抄

奥羽本線の鶴ヶ坂の駅は、青森市内からもほど近い山間の小さな駅だ。次の次の駅が新青森駅とは思えないような山間のひっそりとした駅。駅前の道路はおそらく昔は国道だったんだろう。山の上にできたバイパスにその使命を譲り、今では車の通りもそんなには多くない。只見線の会津宮下や会津桧原なんかがそんな感じである。
そんな静かな駅の近くにあるのが「たらポッキ温泉」。いつの頃からか、津軽に遠征して時間があればよく寄っている。
県内によくある銭湯のような温泉施設と同様、なんとも味のある浴場と、その泉質の良さとこのロケーションが気に入っている。
浴室には「鶴ヶ坂抄」と書かれたこの界隈の歴史や風土が書かれた看板がある。このあたりは古くからの湯治場で駅から少し入った山裾に湯治場の鄙びた温泉宿が3軒あったという。それらは娯楽性の高い温泉宿等に押されていつの間にかどれも営業を止めてしまったという。その後、今の場所で温泉を掘った所、依然と変わらぬ泉質でしかも湧出量や温度も高いお湯が出たという。昭和59年の事らしいのでかれこれ30年・・・。
また「たらポッキ温泉」というのは辺りの地名ではなく、ここの経営の母体の食品会社の製品の名前らしい。タラを使った乾き物みたいだ・・・。

自分は眼が悪いので(入浴するときは眼鏡を外します)看板に近づいて数回場所も変えて読んだが、旅先でのこういう由来を見聞きするのは楽しいものだ。鄙びた温泉宿があった頃の鶴ヶ坂界隈の情景とか、当時は中線もあった駅の賑わいとかそうした光景を想像しつつ、良質の湯に浸かって思いを馳せていた・・・。こんなのも旅の醍醐味である。

turugasaka akebono

山間の小駅をあけぼのが通過する。こんなシーンももうすぐ過去のものになってしまう・・・。

2014年1月8日 奥羽本線 鶴ヶ坂

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2014/01/09(木) 17:32:07|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

黄金の海

hukoudaatouti

僅か4ヶ月ほど前は、田圃は青空を映す鏡のようだった。季節の移ろいとともにその表情を刻々と変わっていく田圃の表情・・・。それは日本人が季節を身近に感じるものなんだと思う・・・。
青い空を映していた鏡のような田圃は、稲の生長と共に色を変えていき、秋の豊穣の季節に黄金の海になった。

日本の正しい秋というような風景の中を、ゆっくりとローカル客車が走り去っていった・・・。

2013年9月14日 津軽鉄道 深鄕田-大沢内

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/09/29(日) 23:50:35|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

津軽雨情 4

kanagiame

この日に運転された客車列車は、定期列車のスジに合わせて運転されたものなので、定期列車として一般のお客さんも乗車する。
雨の金木駅、列車の乗車するお客さんが列車を待つ・・・。ごく当たり前の日常の光景。入線してきたのは機関車牽引の列車だった・・・。

雨の日はなんとなくだけど、しっとりとした風情があるように思う。雨の中、とてもいい情景を見る事ができた旅だったように思えた・・・。

2013年9月15日 津軽鉄道 金木

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/09/23(月) 21:14:39|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

津軽雨情 3

kawakuraame

昨日はまだ夏の日の面影が残る日だった。そんな油断からだったのか、雨に濡れた感覚からなのか、肌寒いくらいに下がった気温が秋の雰囲気を醸し出していた。
しっとりと濡れた田圃と、雨に煙る遠景のコントラストが不思議と秋の訪れを感じさせてくれた。
遠くに3つのヘッドライトがちらっと動いた。このローカル色豊かな路線に列車がやってきた。
カランカラン・・・ この機関車の特有の音がかすかに聞こえてくる。やってくる列車を目を細めてじっと見つめた・・・。
まるで昭和を旅しているような不思議な感覚に身を任せ、僕は旅を続けた・・・。

2013年9月15日 津軽鉄道 川倉-大沢内

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/09/20(金) 00:43:54|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

津軽雨情 2

iidumeeki

雨宿りをしようと集落のはずれにある駅舎に入る。ボーッとしていると遠くに踏切の音が聞こえた。
やがて機関車にひかれた列車が入ってきた。乗降客は誰もいない。短い笛の音がすると列車はゆっくりと走り始めた。そんな光景をなんとなく見つめる旅人・・・。そんなイメージがふと浮かんできた・・・。
そんな事を想わせるのも津軽が醸し出す優しさなんだろうか・・・。

有人駅の頃の面影があちこちに残る素敵な駅・・・。改めて見てみるとここも雨の情景が似合うな・・・と思った。

2013年9月15日 津軽鉄道 津軽飯詰

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/09/19(木) 00:58:57|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

津軽雨情

bisyamoname

黄金色に輝く収穫間近の田圃に、しとしとと雨が降り注ぐ・・・。
雨は撮影するのには不向きだが、雨しか撮れない情景もある事は確かだ。
まだ雨粒は小さく、正にしとしとという音が聞こえてくるような静かな朝。雨が薄いヴェールを纏ったような・・・、そんなしっとりとした情景が拡がった・・・。

雨の情景も悪くない・・・。考えて見ると雨中の客車編成はこれがはじめてだった。
しっとりと濡れる津軽の雨の情景もいいものだ・・・。

2013年9月15日 津軽鉄道 毘沙門-嘉瀬

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/09/17(火) 20:47:56|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

稲刈り間近・・・ 2

kawakurakayabuki

津軽平野もまた穀倉地帯である。津軽鉄道の沿線もずーっと田圃が続く・・・。
それだけに田植えのシーズンと稲刈りの頃の風景は圧巻である。
稲刈り間近の黄金の田圃のある風景・・・。このシーンは昭和ではなく、紛れもなく平成の風景だ・・・。
なんとなくホッとする風景に癒される・・・。津軽の魅力である。

2012年9月16日 津軽鉄道 川倉-芦野公園

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/09/12(木) 20:49:26|
  2. 青森鉄道記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
次のページ

プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター


無料カウンター

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する