さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

クリスマスツリーの朝

kurisumasuturi-

もさもさと雪が降り続く様は、恐ろしいとさえ思う。
あたりが真白になり、音もしない静けさの中、このまま永遠に降り続くのではないかという錯覚を覚えるのだ。

前日の夕方に本荘入りした時、あたりは雪が少ないではなく、雪が無い状態だった。
たぶん自分が寝てから降り始めた雪は、翌日あたりの景色を白く変えていた。宿を出て前郷を過ぎたあたりから雪がもさもさと降りだした。あたりは真白で、どこが道だかわからない。慣れない土地という事もあり、本当に怖く感じた。

それでも今年は暖冬傾向なのかほどなく雪は止んだ。
雪がやむと一気に見通しがきくようになる。あたりを見回すと森の木々が一気にクリスマスツリーと化していた・・・。

2017年1月5日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 矢島-川部

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  1. 2017/01/11(水) 23:09:00|
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集めて早し・・・

sinryokuame

五月雨・・・
5月の雨の意であるが、実は旧暦の5月、つまり今の6月頃に降る雨、所謂梅雨の頃である。
では、さつきあめと読ませたらどうかと調べると、やはりさみだれと同義語であった。
ただ、5月の新緑の頃に降る雨はいいもので、こうした言葉はないものかと調べるも、今のところ見つかっていない。

五月雨をあつめて早し最上川
松尾芭蕉の有名な句であるが、これは梅雨の長雨で増水している状態なんだろう・・・。
この日、川の流れは早く、雨も降っていたし、雨を集めて流れも早くなったのかとも思ったら、この時期の川の水量が増えるのは雪しろである。今年は雪が少ないとはいえ、霊峰鳥海や周辺の山々の雪しろを集め経流れなのだろう。

雪しろを集めて速し子吉川

ほぼパクリっぽいが、こんなところなんだろう。

2016年5月1日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 吉沢-川辺

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  1. 2016/05/19(木) 22:54:27|
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霊峰鳥海

reihoutyoukai

ベタなカットと言われようと、鳥海が見える日はこの場所は譲れない・・・。何度来ても、何度見ても素晴らしい光景だ。
由利高原鉄道沿線から見る鳥海はこの場所がベストだと自分では思っている。その姿はまさに霊峰鳥海である。

季節は晩秋。その割には空気がイマイチ澄んでいないが、紅葉の山と鳥海の雪のコントラストが素晴らしい・・・。
晩秋の風に吹かれながら、いつまでも見ていたい・・・。そんな光景である。

2015年11月4日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 久保田-前郷

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  1. 2015/11/25(水) 23:01:48|
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季節は巡る・・・

nisitakizawa

この前ここを訪れた時は、桜の花が咲いていた。今はすっかり葉が落ちて、敷き詰めたような落ち葉が季節が晩秋である事を伝えている。

思えば季節の変わる頃はその時々によってなんとなく感情が変わる。
冬から春・・・。もうすぐ春が来る。春から夏、夏が来る。そう、次の季節への期待感・・・。
夏から秋は、寂しさと虚しさが錯綜する。あの感情は夏休みが過ぎていくのを惜しむ少年の頃の思いなんだろうか・・・。
秋から冬・・・。寂しさというより「重い」と感じるのは、長く雪国を旅してきたから生れる感情なのかもしれない。
季節の移ろいを見て、季節を五感で感じていろいろな表情を探しているうちに、季節は巡っていく。

ここ、由利の地も、ほどなく雪に覆われる季節になる。由利の人たちもやがて冬へと巡っていく季節の移ろいを、重いと感じているのだろうか・・・。

2015年11月3日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 西滝沢

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  1. 2015/11/22(日) 22:45:47|
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山里の朝

kawabetikutei

川辺から矢島へ向かうと、線路は見事なSカーブを描いて築堤を登っていく。この先のトンネルがサミットだという。
前日のエボルタ電池号も歩くような速さでゆっくり登っていったし、蒸気機関車が減益だった頃は喘いで登ったであろう勾配だ。
そんな勾配も、たくさんのお客さんを乗せた新型の気動車は一気に、なんてこともないように駈け上っていった・・・。

山が迫りくるこのあたりは、朝陽が差し込む時間も遅い。ようやく差し込んだ光と、それで作られる影とのコントラストが美しい時間帯だ。美しい山里の朝、お客さんの思いを乗せて新しい1日が始まる・・・。

2015年11月4日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 川辺-矢島

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  1. 2015/11/21(土) 22:13:17|
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鳥海暮色

tyouksibosyoku

昼間は雲がかかってご機嫌斜めだった霊峰鳥海が、夕方になってその全容を現した。霊峰と呼ぶに相応しく、神々しいまでに悠然としていた。日は既に山陰に隠れあたりの空を杏子色に染めていた・・・。刻々と変わる空の表情に合わせて鳥海の表情も変わっていく。そんな壮大なドラマがまさに眼前に展開されていた・・・。

家路に就く人を乗せて下り列車が駈けて行く・・・。
暮れゆく霊峰鳥海の神々しさと、人の想いを乗せて往く列車・・・。あぁ、実にいい情景だ・・・。

2015年11月4日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 曲沢

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  1. 2015/11/19(木) 23:12:12|
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朝霧湧く・・・

yosizawaasa

朝霧が山に纏わる・・・。そんな朝はちょっと幻想的な雰囲気を醸し出す。
そこに遅い朝陽が差し込むと、すーっと空気が赤みを帯びてくる。凛とした空気が心地よい。

上り2番列車が来る頃、ようやく谷間の底にも日が差してくる。小さな駅をひとつづつ停まり、紡ぐようにお客さんを乗せて行く。
今日もいい1日になりそうだ・・・。

2015年11月4日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 川辺-吉沢


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  1. 2015/11/11(水) 22:42:05|
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銀杏黄葉

ayukawaityou

晩秋に金色に黄葉する銀杏は荘厳である。
旧鮎川小学校の銀杏も見事なまでに金色に輝いていた。木には個体差があるようで、木によってはすっかり落葉したものもあったが・・・。

黄葉した銀杏と、青空と、そして列車の赤・・・。
鮮やかな共演がとても素敵な秋の日だった・・・。

また、ほのかに香るぎんなんの匂いも、この時期の風物詩なのかもしれない・・・(笑)

2015年11月4日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 鮎川-子吉

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  1. 2015/11/09(月) 22:48:25|
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君を乗せて・・・

kawabetuugaku

エボルタチャレンジでギネス認定記録が出た翌日はそれを祝福するかのような秋晴れであった。

ローカル鉄道を使った、あっと驚くイベントを行った由利高原鉄道。
霊峰鳥海を臨む絶景を往く由利高原鉄道。
ただ、今自分の目の前に展開されている光景は、イベントのそれではないし、霊峰鳥海も見れない。日々当たり前のように展開している日常の風景・・・。

由利高原鉄道を必要としている人たちがいる。そんな人たちを淡々と運ぶ、鉄道としての使命を全うする・・・。
そして、そうした当たり前の日常が、実はかけがえのないものであるという事・・・。

紅葉が郷にも降りてきた。そんなローカル線の小駅で展開するこの光景・・・。当たり前の日常がとても眩しく見えた。
めくるめく季節と時間の中で、いつも君を乗せて・・・
いつまでも、いつまでもこの光景が永遠に続いていくことを祈りつつ・・・。

2015年11月4日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 川辺

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  1. 2015/11/08(日) 21:53:07|
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エボルタチャレンジ2015観覧記

乾電池を電源とする電車がギネス認定に挑戦する・・・。しかも実際の営業路線を使って・・・。しかもその舞台は秋田県の由利高原鉄道・・・。そんな話が舞い込んできた。これは是非見てみたいな。そんな気持ちで由利高原鉄道へ車を走らせた。最初は物見遊山のつもりだったのだが・・・。

これは、単一乾電池600本を動力に、埼玉県の川越工業高校電気科電車班の学生たちが製作した車両で実際の線路上を走るというもので、20kmの距離を走るとギネスの世界記録として認定されるというチャレンジで由利高原鉄道前郷-矢島間約22.6キロで行われた。当日のチャレンジ時は線路閉鎖を行い、その間の定期列車は運休し、代行バスで対応した。

朝に矢島で前日入りした仲間と合流し、11時頃に前郷駅へ。既に駅にはすごい人がいる。乾電池パネル等の準備状況を見たりして下りホーム先端で待機。その間も人はどんどん増えてくる。隣にいた地元の親子連れもその光景に驚いたようで、「こんなに人がたくさんいる前郷駅は初めて見た・・・」と言っていた。12時10分の交換後、引込線にいた先導者とエボルタ号が入線。興奮は最高潮に達した。セレモニーの後に出発の合図とともに長い警笛を鳴らせて思ったより早いスピードで出発していった。
走行は時速10キロ~15キロ程度という事なので、普通に走っても5~6回は楽に撮れるだろうとたかをくくっていたが、それはとても甘かった。前郷-久保田の線路と並走する道路で既に渋滞。その先の踏切でも、ゆっくりと走る車両を前後の先導車を含めて待つので大渋滞。車の多くは地元の秋田ナンバーで地元の方が追っかけをしているのだ。(レンタカーもあったが、数は少なかったように思えた。)とにかく前郷といい、ここといい地元の方が歓び、楽しんで盛り上がっているのをひしひしと感じた・・・。

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天気は曇りベースであるが、時々日も差している。西滝沢あたりで追い越して吉沢へ。ここで乗務員?交代。たくさんの人に迎えられ、声援を受けて出発していった。

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トコトコと走る姿はとにかくかわいらしい。長さが4mくらいなので、実際の車両の約1/4程度である。
国道も渋滞、又はのろのろ運転。川辺のあたりもものすごいギャラリー。がんばれー!という声援がそこらかしこから聞こえた。

川辺から矢島へ向かう途中に沿線唯一のトンネルがある。駅からトンネル入り口までは結構な上り坂となっていて、電池を動力とする列車では最大の難所のように思う。そしてここで雨が降ってきた。雨で線路が濡れると空転で登れなくなる可能性もある。列車のスピードは一気に落ち、たぶん歩く速さよりゆっくりと築堤を登っていった・・・。

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矢島側のトンネルを出た先の踏切も地元の人が大勢見送っていた。小雨の中ゆっくりと進んでいく。見ていて思わず自分も力が入ってしまう。列車は矢島で折り返す。帰りも混雑はすごいだろうから、我々も一発勝負。久保田駅の手前に20km到達ポイントがあり、仮設の看板が立っている。そこで構えた。ここを通過するとギネス記録認定となる。つまりその瞬間に立ち会うのだ。

長い直線の向こうに先導者とエボルタ号が見える。もうすぐだ!がんばれ!とにかく力が入る。自分は完全に感情移入していた。
それでもエボルタ号は淡々と20km地点を通過。これでギネス認定は確定。しかし彼らにとってそこがゴールではないんだろう。あと2.6kmほど先の前郷駅には仲間たちや応援してくれている人たちが待っているはずだ。そこを目指して駈けていった・・・。
後続の先導者に乗っているスタッフに向かって「おめでとー」って叫んだ。くしゃくしゃの笑顔で手を振ってこたえてくれた。

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混雑している中、前郷手前で列車をやや前に見ながら並走した。雨はいつも間にか上がっていて日が差していた。斜光線を浴びて走るエボルタ号は美しく、そしてひたすら仲間の待つゴールへ向かっていった。もうすぐだ!がんばれ!

列車が前郷へ入線していく所で別れ駐車場に車を止めて駅へ行くと既に到着し、ギネス認定のセレモニーが行われていた。
13人のとびっきりの笑顔が素敵だった・・・。おめでとう!

eboruta5

盛り上がりと感動は最高潮に達していた。自分も彼らに感情移入し、ただただ感激をしていた・・・。

このイベント、地元密着なとても素晴らしいものだったと感じた。ローカル鉄道があってこそできたものだと思うし、なにより地元の方々が歓び、楽しみ、盛り上がっていた事を肌で感じた。みんな素晴らしい笑顔をしていた。
おらが町の鉄道からギネス記録がでた!なんと素晴らしい事だろう・・・。

夜は仲間とふたりで静かに祝杯を上げた。いつまでもあの余韻に浸っていたかった・・・。

川越工業高校電気科電車班やデザイン科のみなさん、そして関係者のみなさん、ギネス記録達成ほんとうにおめでとうございます。大きな感動をありがとうございました。
そしてこのイベントを支えてくれた由利高原鉄道の春田社長をはじめ社員のみなさん、また由利本荘市のみなさん、そのご苦労は並大抵の事ではなかったと思います。素晴らしいイベントをありがとうございました。

2015年11月3日 由利高原鉄道鳥海山ろく線 
上から、
前郷駅、西滝沢-吉沢、吉沢-川辺、川辺-矢島、西滝沢-久保田、前郷駅






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  1. 2015/11/07(土) 00:07:44|
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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