さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

夕陽に向かって・・・

masikoyuuhi

山間の鉄道を好んで撮っていると「落ち日」とか「落陽」といったシーンを見る事がほとんどない。山が迫る谷を走る鉄道だと日没時間よりかなり前に山陰に陽が落ちてしまうのだ。

関東平野の端っこあたりの芳賀路・・・。
芳賀路の夕陽は美しい・・・。山が近いとはいえ、それでも山が随分と低く感じるからだろうか?
そんな光景を見るために秋から冬はこのあたりに出没する事も多い。

上りSLが行き過ぎすっかり静かになった沿線で風にそよぐ夕日とススキのコラボを愉しむ。
秋の日は釣瓶落とし…とは言ったもの、分単位でその位置を変えていく太陽にやたらと時計が気になる。
太陽の光は地平線に近づくほど赤みを帯びてくる。昼間は靄リがちの空だったからなんとなくまん丸く見える太陽に向かうように列車が駈け抜けていく・・・

「今日も一日ありがとう・・・」
心の中でそう思いながら列車を見送った。
あまりにドラマティックな光景にしばらく動くことが出来なかった・・・

2017年10月8日 真岡鐡道 益子-北山

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  1. 2017/10/11(水) 22:53:54|
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コスモスの径

tatarakosumosu

「もう花のピークは終わりかぁ・・・」
おそらく先週が花のピークだったように見えた。比較的花期が長いコスモスもそうそう都合よく咲いてはくれない・・。

この日磐越東線では旧型客車をDE10の重連で牽くイベント列車が走っていたが、それでもこの決して広くない撮影地には30人近い人が集まっていた。地元や常連の方がほとんどらしく、そこらかしこでひさしぶりーとかのあいさつの言葉や栃木弁が飛び交っていた。花が寂しいのでベストポジションはもう埋まっており、そこに陣取っている人は朝の6時からきているという。SLの通過は11時43分である・・・。適当に場所を探して、あとはレンズワークでごまかすしかないよな・・・と思いなんとか場所を確保できた。
2時間もあると結構ローカルも来るのだが、周りの人は一切ローカルを撮ろうとしない。列車が来ても世間話をしてる人や車から出てこない人もいる。
それでもSLの1本前には、構図のテストとか言ってファインダーを覗いてる人も結構いたが、シャッターを押してるかどうかまではわからなかった。そうしているとお約束のように大きい雲が上空に来て太陽を隠す。風が弱いからかなかなか通り過ぎず、太陽の光を失った状態でSLは駈けていったのである。

30数名のカメラマンが天を仰ぎ、ため息が多田羅の地に響いた・・・。

2017年10月8日 真岡鐡道 多田羅


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  1. 2017/10/09(月) 07:33:51|
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ススキをかき分けて・・・

susukikokai

秋の情景のひとつがススキ。夕日や朝日に輝くススキの美しさは圧巻だと思う。
草刈りなんかで最近は結構不確実になってきたが、見つけると秋の風情を感じるべくいろいろとアングルを試してしまう。

この場所は比較的安定してススキがはえている。夕方は半逆光に輝くススキが素晴らしいところだ。SLが走る頃はまだ日も高いが、SLが去って周りに人がいなくなってくるとだんだん「エロく」なってくる・・・。
こうなると足回りが隠れようと顔にススキがかかろうとお構いなしになってしまうくらい夢中になってしまう。
この時は落ち日と絡めてギラリも狙えたのだが、どうも変にスイッチが入りずっと望遠で狙っていた。
とにかく夕日に輝くススキの情景が大好きなのである・・・。

夕陽を浴びて、ススキをかき分けるように走る単行の気動車・・・。いい情景だなぁ・・・

2016年11月3日 真岡鐡道 北山-益子

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  1. 2016/11/27(日) 21:30:04|
  2. コットンウェイ真岡鉄道
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誰そ彼は・・・

katawaredoki

黄昏の語源は、誰そ彼(たそかれ)だという。
人の見分けがつきにくい時分、「誰そ、彼は」という事らしい。
人ならざる者と出会う・・・とも言われ、今大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」でも重要なキーワードになっている。

そんな昼でもなく、夜でもない時間はどことなくうら寂しく、でも心惹かれる美しさもあり昔から好きな時間であった。
鮮やかな夕景を見た後もこの場所に一人残った。この日の夕焼けは素晴らしくいつまでたっても地平の茜色が消えない、でも空は蒼から藍、群青へと変わっていく・・・。
空の色が真黒にならない微妙な時間。限りなく濃い群青色の空の下、わずかに残る茜色の地平へ駈けて行く列車はどこへ向かうのだろうか・・・。

もう誰そ彼時が終わる。夜がやってくる。
そんな時間に、家路につく人たちの思いを乗せて駆け抜ける列車の温かみにホッとする・・・。

2016年11月3日 真岡鐡道 益子-北山

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  1. 2016/11/06(日) 21:20:03|
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小貝川夕景

kokaigawayuukei

ここの場所から見る夕景は素晴らしいと思う。
空が広いし、ススキ等のコモノもあって、毎年秋から初冬に訪れるのだがいつも素晴らしい情景を見せてくれた。

この日の夕景も実に美しく、素晴らしいものだった。
夕焼けって記憶に残っている印象よりももっとくすんでいて・・・そんな風に思っていたのだがこの日は違った。
雲一つなく夕焼け色に染まる空、群青色に染まった空と、これは印象色ではないとはっきりと言えるくらい素晴らしかった。

太陽が里山の稜線に沈んでからが圧巻だった。
雲があって、雲に映る様が夕焼けの良さを際立てると思っていたのだが、雲ひとつない空のキャンパスに、これでもか!という風に展開するシーンに言葉を失った・・・

This isi a 夕焼け!
久しぶりRに見た素晴らしい夕景であった・・・

2016年11月3日 真岡鐡道 北山-益子

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  1. 2016/11/05(土) 21:52:39|
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麗らかな日和に誘われて・・・

kokaigawasakura

桜は満開、日差しも柔らかな春の日和・・・
そんな日和に誘われて桜の木の下になんとなく集まってくる・・・。
このあたりは雪国というわけではないが、それでも冷たい風の吹く北関東の冬だけに、春は待ち遠しいものなんだろう。

待ち焦がれた麗らかな日和に誘われて・・・
ゆっくりと時間が過ぎていく・・・

2016年4月6日 真岡鉄道 北山-益子

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  1. 2016/04/13(水) 23:11:06|
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桜に見送られ・・・

kugetasakura16

初めてこの駅を訪れてから、考えてみるともう20年近い年月が経つ。その頃から「さくらの駅」という看板があったように思う。
僕はその時からこの駅を気に入って、今でも大好きな駅だ。
毎年咲く見事な桜だけでなく、地元の人が手入れをしている花壇には、芝桜やチューリップが彩を添える。それは見事な駅だ・・・。

全国のローカル線の駅には、こんな桜の木がある駅が多いように思える。
駅から巣立っていく人たちを華やかに見送り、彩を添えるということなのだろうか?
そうして送られた人は、きっとその故郷の桜を決して忘れる事はないんだろう・・・。

桜の花に見送られ、いつもの日常とはちょっと違った1日が始まる。
このローカルに乗る日とも、新しい生活を始める人もいるんだろう。
満開の桜に見送られたこの日をいつまでもきっと忘れない事であろう・・・。

2016年4月6日 真岡鐡道 久下田

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  1. 2016/04/07(木) 23:03:15|
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優しい暖房・・・

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蒸気暖房・・・。よく昔の写真でよく見かける。特に厳冬の夜のバルブ撮影で蒸気暖房の蒸気が漏れているシーンは素晴らしいと見るたびに思ったものだ。今では真岡鐡道、大井川鉄道、JR東日本の蒸気機関車牽引の列車だけに見られるのみとなった。
蒸気機関車が自身が作る蒸気で、お客さんを温める・・・。とても優しい暖房ではないかなと思う・・・。

ある日、真岡鉄道へ撮影に行った時に回送が折本に着く時間だったので寄ってみた。気温6℃の凛とした空気の中、50系客車から蒸気が漏れていた。C11が間もなく迎えるであろうお客様の為に車内を温めている・・・。やはり、優しい暖房なんだな・・・
立ち上る蒸気を見てしみじみと思った・・・。

orimoto2

2016年1月10日 真岡鐡道 折本

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  1. 2016/01/25(月) 22:39:04|
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列車交換

kugetasuika

単線のローカル線での列車交換のシーンが好きである。

考えてみると自分が子供の頃って、周りの鉄道はみんな複線だった。列車の交換シーンは当時は生で見た事はなかったし、特別意識もしていなかった。学生時代に北海道を旅行した時に、そこらかしこでそんなシーンを見て妙に感激した覚えがある。
当時はタブレットの交換とか、腕木式信号の操作とか、とにかく駅員さんは忙しそうであったがそういう姿がかっこよく見えた。

今でこそ自動化されてはいるが、いまだに列車交換のシーンを見るとなぜかワクワクしてくる。
ちょっぴりドラマティックな感じがするのだ・・・。

久下田は好きな駅だ。久下田の交換シーンはこの角度で見るのが一番美しいと感じる・・・。(笑)

2015年12月12日 真岡鉄道 久下田

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  1. 2015/12/14(月) 23:32:44|
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麗らかな陽射しに誘われて・・・

hanami

天気予報がいい意味で外れた日、たぶんこのご夫婦もそんな日差しに誘われて、桜と菜の花を愛でに来たんだろう。
これだけ見事な桜並木、一面に咲く菜の花を見ているだけでもいい気分になるはずだ。

遠くの踏切が鳴って列車が見えてくると、もっていたスマホでその雄姿を写していた。思わず撮りたくなる魅力が鉄道にはあるんだと思う。確かに他の人たちも通過時間が近くなると、どこからともなくやってきて列車を撮って、走り去るとそれぞれが三々五々散っていく・・・。

鉄道のある風景・・・。やっぱり魅力的なんだな・・・。なんとなくそう感じた。

2015年4月6日 真岡鉄道 北真岡-西田井

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  1. 2015/04/08(水) 22:17:57|
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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