さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

残照・・・

zansyou

祭りのあととは言ったものだ。
蒸機を会津高田で見送った後会津平をちょっと彷徨ってみたが、あれだけいた人を全く見る事がなかった。
潮が引くような・・・正にそんな感じだった。
430Dを撮った後、ふと大志集落を俯瞰するところに行きたくなった。なんでなのかはよくわからないのだが、そういうのって理屈じゃない。心のままにそこへ向かった・・・。

国道を埋め尽くした車も人も見かけないいつもの奥会津に戻ったその感覚がなんとなく不思議な気持ちだった。
そしてこの場所に立つ・・・。
この週末に来た人の1/10、いや、1/30でもいいから毎週末に只見線に来てくれたら・・・そんな事を想いながらこの丘に立ったのだ。

特別きれいに焼けたわけでもない空を辛うじて川面に映した光景を見ながら、431Dを迎えた。
こうした普段着の只見線がいいな、その良さをもっともっと発信したいな・・・。
本当に何気ない日常の風景が、実はかけがえのない光景だって事は日本人が一番わかっているんだと感じているから・・・

残照に照らされた奥会津の集落・・・
これほど美しいものだとは正直言って、この日初めて気がついた・・・

2017年5月21日 只見線 会津中川-会津川口

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  1. 2017/05/25(木) 21:42:15|
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薫風に吹かれて・・・

sakamotosinryoku

つい1ヶ月前のこの場所は、桜も咲いておらず、山肌はまだ茶色だった。
それから時間は流れて、そばにある染井吉野は既に散り、木々は芽吹いて山桜も満開となっている。
雪国の春は一気にやってくる・・・。そんな言葉が実感として目の前に広がっていた。

ついこの前までは冷たかった風が、爽やかな薫風となって僕の頬を撫でる。
風までも、一気に春のそれになっていた。
薫風に吹かれ、僕は奥会津の春を満喫する・・・

2017年5月5日 只見線 会津坂本-塔寺

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  1. 2017/05/11(木) 23:02:28|
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新緑の季節へ・・・

misimasinryoku

そめいよしのが咲く頃は、まだそんなに木々は芽吹いてはいないはずである。桜が無いと意外と色がないのである。
このカットを撮った時、近くの宮下ダムの桜はすっかり散って葉桜であった。そう、桜が散る頃から木々は一気に芽吹くのである。
いわば桜こそ本格的な春を告げる花なのである。そして木々は一気に芽吹いていく。その速さはほんとうに目を見張るようであり、時には朝の風景と夕方の風景が違って見える時もあるほどだ。

新緑の季節へ・・・。命の息吹を感じるこの季節は、たぶん奥会津で一番きれいで、輝いている季節なんだと思っている。
新緑の季節、山笑う春・・・。
長尾い冬をじっと忍んだ命の息吹が一斉に開いていくのである・・・

2017年5月5日 只見線 早戸-会津宮下

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  1. 2017/05/10(水) 21:31:42|
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また来らっせ~

tadamisakura

先月末に津軽へ行って桜を愛でてきた。これが今年の最後の桜かぁ・・・感慨深げに桜を見上げて思いを馳せたものだった。
それから1週間、津軽よりずっと南の奥会津でまた桜を見る事ができた。
津軽よりはるか南ではあるが、その分標高も高い山間の町だから桜前線も高いところへと垂直に進んでいったところがここ只見の桜なんだろう・・・。

峠を越えて越後からやってきた列車の折り返しは、連休の末期という事もあったのか結構の人が乗車した。
只見で滞在した人や、代行バスに乗って更に越後へ向かう人だろう。
列車が発車する時に、只見駅の中の「只見町観光まちづくり協会」の人たちが手を振って列車を見送る。
旅人にとってこうして見送られて旅立つのはとてもうれしいものだ。

「また来らっせ~」
満開の桜と只見の人に送られて次の目的地へ向かう・・・。そうして送られて、そこの人の温かさを感じた旅人は、いつの日かまた只見に再びやってくるんではないか・・・。そんな事を思いながら僕も列車を見送った・・・。

2017年5月6日 只見線 只見

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  1. 2017/05/09(火) 23:55:04|
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北国の梅の花・・・

ume

関東での梅の花の便りは、まだ冬の趣な2月頃であろうか・・・
梅の花の便りを聞いて、まだ淡い春の気配を感じる・・・。そこから桜が咲くまでは随分と時間がかかる。

そんな梅の開花前線の動きはゆっくりで、やがて桜前線に追いつかれてしまう。それが会津あたりなのだろうか?
このあたりで梅の花があまり目立たないのは、決して梅の木が少ないとか、そんなのではなくて艶やかな桜の開花の陰に隠れてしまっているからなんだろう。
「三春」という言葉がある。調べると旧暦の1,2,3月の総称であるらしい。ただ、現在に当てはめてみると、2月が梅、3月は桜、4月は桃といった感じなのだろうか?会津ではそれが一気にやってくる。まさに会津の春は三春が一気にくるのである・・・

畑の真ん中にたつ梅の花を見つけた。
ここは申し訳ないけど、主役は列車ではなく梅に譲っていただく事としようか・・・

2017年4月27日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2017/05/03(水) 22:02:12|
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柳津の街を望む

yanaiduhukan

柳津は門前町であり、温泉街でもある。
ひところの賑わいに比べれば寂しくなった感は否めないが、それでも福満虚空蔵尊圓蔵寺の麓を沿うように温泉街の情緒を残している。
柳津温泉は、その圓蔵寺の敷地内から湧き出ているありがたいお湯であるという。それも門前町として栄えてきた柳津ならではでないかとも感じるのだ。そんな事を思いつつ柳津の街を望むとなんとなく感慨深く感じる・・・。

折しも桜が満開の季節。桜の町らしく、桜の木が点在する温泉街を望みながら、ゆっくりと走る只見線の姿も見えた・・・

2017年4月27日 只見線 郷戸-会津柳津

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  1. 2017/05/02(火) 23:31:53|
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桜の町

yanaiduhhukan

柳津は桜の町だと思う。
由緒ある1本桜も、永遠に続くような桜の並木もあるわけでもない。
ただ、町を彷徨ってみると桜の木が多い。いろいろなところで桜の木を見かけるのだ。

街を見下ろす小高い丘へ登るとよくわかる。町中に桜の木がある。そして春になると桜色のスポットがそこらかしこに現れる・・・。
春になると景色が変わる。桜の町の華やかさは1年のうちのほんの僅かかもしれないけど長い冬を耐えて迎えた歓びにあふれているように見える。

春が来た。桜の便りは北国の春の本格的な始まりである・・・。

2017年4月27日 只見線 会津柳津

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  1. 2017/05/02(火) 00:40:37|
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夕桜

banndaisansakura

赤みがかった斜光線を浴びる桜は、所謂桜色をもっと強くしたような妖艶な色に染まる。
そんな光景が見たくて夕方にこの場所にやってきた。こうして写真を見ると雲は少なそうに見えるのだが、西の空にはたくさんの雲が浮いている。実際2本前の列車では見事に雲にやられ、この場所は玉突きで433Dで撮る事になった。
この列車が通る時は太陽が山の稜線にかかる微妙な時間になる。そしてその稜線には雲もある。心臓に悪い時間を過ごす事になる。列車は少し遅れているようだ。ぎりぎり太陽が稜線にある雲にかかろうとする頃、列車が駈けて行った・・・。

会津の象徴でもある磐梯山もほんのり夕日色におめかしをしている。
妖艶に輝く桜を愛でながら、僕は会津の春を満喫していた・・・。

2017年4月22日 只見線 会津本郷-会津高田

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  1. 2017/04/25(火) 23:37:37|
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ようやく春が・・・

miyagawasakura1

久しぶりに会津に来たら、一杯の桜の花が迎えてくれた。
前回来た時は雪が溶けたところを見つけては、ふきのとうを探していたっけ・・・。

「冬が長いから、春が来るのは本当にうれしいんだ・・・」
そんな言葉を聞いたことがあるが、こうした一気にやってくる春の情景を目の当たりにするとほんの少しだけでも、その気持ちがわかるような気がする。
会津に来て桜の花に迎えられたら尚更である・・・。

今は会津平が満開である。柳津の桜もだいぶ綻んできた。桜前線は、これから三島、金山、只見へと一気に駆け上がっていくことだろう・・・。

ようやく春が来た。季節の移ろいを見逃さないようにしよう・・・

2017年4月22日 只見線 会津本郷-会津高田

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  1. 2017/04/24(月) 23:46:33|
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ライムグリーンに染まる

raimuguri-n

芽吹いた直後は赤みが買った萌黄色の葉も、ほんのわずかな時間で淡い緑色に変わる。
ライムのような爽やかな緑色、ライムグリーンだ。
山肌が一面この色に染まると、淡い色のはずだけどなぜかとても眩しく感じるから不思議だ・・・

ライムグリーンの合間に、ほんのりとしたピンク色の山桜が自分たちの存在を誇示するようになると、いよいよ本格的な春になる。

1年で一番躍動感にあふれる眩しい季節だ・・・

2016年4月24日 只見線 会津宮下-早戸

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  1. 2017/04/03(月) 21:03:49|
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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