さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

ライムグリーンに染まる

raimuguri-n

芽吹いた直後は赤みが買った萌黄色の葉も、ほんのわずかな時間で淡い緑色に変わる。
ライムのような爽やかな緑色、ライムグリーンだ。
山肌が一面この色に染まると、淡い色のはずだけどなぜかとても眩しく感じるから不思議だ・・・

ライムグリーンの合間に、ほんのりとしたピンク色の山桜が自分たちの存在を誇示するようになると、いよいよ本格的な春になる。

1年で一番躍動感にあふれる眩しい季節だ・・・

2016年4月24日 只見線 会津宮下-早戸

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  1. 2017/04/03(月) 21:03:49|
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山笑ふ・・・

yamawarau

「山笑ふ」「山笑う」春の季語である。自分的に結構気に入っていてよく使う言葉であるが、このような季語は春夏秋冬あって、
夏は「山滴る」、秋は「山装ふ」、冬は「山眠る」という。どれも四季の山の表情を実に如実に表している言葉だと思う。

春に山里に行くと、その言葉の通りだとわかるのではないかと思う。山の木々が芽吹いて、萌黄色や黄緑に染まる山肌を見ていると、長い冬をじっと耐えてきて春を迎えて、山全体が本当に笑って見えるのだ。
実はこの言葉、真島満秀先生もこのんで使っておられたと思う。その文章を見て感銘した記憶がある。

奥会津が一番華やかで、明るくて、活気に満ち溢れたような「山笑う春」・・・
自分が1年で一番好きな季節、躍動する季節が今年ももうすぐそこまできている・・・

2016年4月24日 只見線 会津宮下-早戸

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  1. 2017/04/02(日) 20:34:51|
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春を歓ぶ・・・

yae

去年の桜は本当に早かった。開花や満開の予想が見事に外れ、散り際の染井吉野を見たのみだった。
それでも雪国の春の巡りは早く、桜が散るやいなや、八重桜や山桜が咲き、木々も一気に芽吹いてくる・・・

八重桜が咲く頃は、春も盛りを迎え、山の表情も日一日どころか、朝と夕方の表情が変わるほど一度に一気にやってくるのだ。
白く長く続いた冬からは想像がつかないほどの速さで時は巡る・・・
それは、雪のなかった冬を過ごしたところに必死に追いつこうとしているのかもしれない。

春はいいなぁ・・・。
道行く人の表情も心なしか優しい表情に見えるのも、春を歓ぶ気持ちのせいなのかもしれない・・・

2016年4月24日 只見線 会津川口-会津中川

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  1. 2017/04/01(土) 00:45:54|
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小さな春を見つけた

bakke

光で感じていた春の気配だったが、そんな光に誘われて顔を出したふきのとう・・・
沿線はまだまだ雪が地面を覆っている。木のぬくもりからかわずかに覗いた地面から小さな小さな春が来た・・・。

感覚的な春が、形になって感じる春になる。
こうした健気なふきのとうを見ていると、なんとなく優しい気持ちになっていくような気がする。

春はもうすぐそこまで来ている・・・。

2017年3月25日 只見線 滝谷

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  1. 2017/03/26(日) 22:05:58|
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春の気配

takadaasahi

始発列車が走る頃、いつの間にか明るくなってきた・・・
弱弱しい太陽の光が、少しずつ強くなってきたように思える・・・
春の気配は光から感じるんだと思う。ふと強くなったような光でほんのすこしずつ気温が上がって、気が付くと足元の田圃の雪が解けてきた・・・。長く厳しい冬がようやく終わりが見えてくる頃である。
会津平を走る只見線の始発列車。これが撮影できるようになると彼岸も近い。
まだまだモノトーンの風景が続くが、一歩づつ春は近づいてきているのだ。

奥会津では福寿草の便りも聞こえてきた。
あと1ヶ月もすると、会津も桜の季節である・・・。

2017年3月11日 只見線 会津高田-根岸

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  1. 2017/03/21(火) 17:00:55|
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滝谷駅にて・・・

takiya

滝谷駅が好きなのは、只見線で一番最初に訪れた駅だからなのかもしれない。
2000年当時、滝谷駅はまだ木造の駅舎が残っていた頃だ。駅舎はほどなく解体されてしまったが、国道から離れた静かな佇まいの駅の雰囲気がいい。
かつては、交換設備や貨物の側線もあるにぎやかな駅だったというが、今は本当にひっそりとしている・・・。

すっかり春の日を浴びた滝谷駅。列車が鉄橋を渡る音で静寂が破られた。列車がホームに滑り込んだ頃、急ぎ足でひとりのお客さんがやってきた。今日は日曜日だから部活なんだろう。

有意義な高校生活を送るのに、只見線は欠かせない。
ここにも只見線を必要としている人がいた・・・

只見線での「汽車通」・・・
ちょっと羨ましいなぁ・・・

2017年3月12日 只見線 滝谷

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  1. 2017/03/18(土) 23:45:58|
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寄り添うように・・・

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ここ最近、大志の集落が人気だ。各方面からの俯瞰や、ここ大志ビューポイントといわれている駐車帯からの光景が随分と発表されている。
大きくカーブする只見川沿いに突き出る岬のような集落の佇まいが人気の理由なんだろう。
山間の奥会津の集落は比較的日当たりのいいわずかな平地に寄り添うように民家が建っている。
太陽の恵みを得やすいところを選んで生活の場にしていった先人たちの生活の知恵なんだろうか・・・。

只見線は、大自然の中を走る風光明媚な路線である。ただ、こんな生活の営みが感じられる情景もまた、いいものである。

2017年3月12日 只見線 会津中川-会津川口

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  1. 2017/03/17(金) 23:07:37|
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飯豊の嶺遥か・・・

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会津平は雪解けが進み、土色の田圃がぼちぼち出始めている。
暦の上では既に春だし、少しずつ春めいてくる頃だから当然なんだが、飯豊の山はまだ冬の様相である。
この頃になると晴れる日も多くなりそうした山の表情を見る機会も増える。

4月、5月と山の雪解けが進んだ頃の嶺の美しさもいいけど、神々しさを残す真白き嶺もいいものだ。
荘厳な飯豊の嶺を見ながら感じる風はまだ冷たいが、日差しはすっかり春のそれだ。

2017年3月12日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2017/03/15(水) 23:04:04|
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絆の灯火

2月の柳津の雪まつりに合わせて行われた「棚田の灯火」
昨年、地元柳津町小巻地区のNさんの発案とごく少数の人たちで行われた。これを3月11日、犠牲者への冥福を祈り復興への祈りをこめて行うと聞き、微力ながらもお手伝いにいってきた。昨年はごく少数の人で行われたこの行事も、今年は自分も含めた県外の人や県内在住者もきて準備が行われたが、発案者のNさんが言うには若者が数名参加してくれた事がとてもうれしいんだという。

薄明な17時半から点火。棚田にたてられた500本のろうそくの炎は、暗くなるに従い優しい明かりをあたりを照らしていた。
柳津町は震災でも直接的な被害は少なかったが、観光客の減少という風評被害もあり、又いち早く全村避難を決断した葛尾村の肩を受け入れたりと影響は決して少なくはなかった。そんな柳津町の人たちの思いや祈りを灯すろうそくの灯りは見ているだけで涙が出てくるくらいに美しいものだった。地元の方が奏でるオカリナの音色もそうした空気の中に自然に溶け込んでいったようだった。
そんな絆の灯火の向こうに、光の矢のような只見線がゆっくりと駈け抜けていった・・・。

yanaidukizuna

この準備のための集合時間は14時半。14時46分に集まった全員で黙祷を捧げた。
眼を閉じたその時、福満虚空蔵尊円蔵寺の鐘楼の音が柳津の街に響いた。腹に響くような鐘の音が心に響く。
「あぁ、虚空蔵様も震災の被害者の方々に祈りを捧げている・・・」そう感じたと同時にふと目頭が熱くなる自分に気がついた・・・

門前町柳津ならではの情景だと思った・・・

2017年3月11日 只見線 郷戸-会津柳津

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  1. 2017/03/14(火) 00:29:50|
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夕暮れ時・・・

sakamotoyuukei

只見線の、特に塔寺から奥は谷間を走る関係で、夕暮れ時の撮影は難しい。
それでも初夏の頃って結構狙っている人がいて、思わぬところで撮影者と出会う。顔見知りが多いのだが・・・(笑)

2月も後半になると奥会津でも少しづつ晴れる日が多くなる。それだけ春が近づいてくるという事だ。
そんな日にうまく合うと、さてどこで狙おうかと悩むところ。今までは会津平へ下りる事が多いのだが、冬ダイヤになると431Dが大幅に繰り上がる、普段は430Dと西若松で交換するのだが、冬は坂下で交換する。日の入りの時刻と通過時刻を考えると、どうやら坂本あたりがよさそうだ。
430Dをやり過ごし待っているとほんのりと西の空があんず色に染まってきた・・・。

夕暮れの風情はいいものだ。
幼い頃、疲れを知らずに遊びまわり、ごはんよという声で帰ろうとしてふと見上げた夕焼け空・・・
今でもそんな情景の印象が思い浮かぶのである・・・

2017年2月25日 只見線 会津坂本-会津柳津

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  1. 2017/03/05(日) 21:47:52|
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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