奥会津の三島町内各地で行われる歳の神は、国の無形文化財に指定されている。14ヶ所あるらしく、集落毎に異なった伝統があるという。自分は数年前にその事を知り、只見線と絡められる宮下地区の歳の神を見ている。
歳の神の点火は18時半。只見線4429Dの発車は18:32。炎が上がっているシーンは無理だなぁとは思っていた。それでも毎年の年男が点火するシーンとうまく重なってくれた。
この炎で餅やスルメを焼いて食べると1年間風をひかないという。列車が行きすぎ炎が上がると地元の方々がそれぞれスルメを焼いている姿が見られた。
雪がしんしんと降る中、神々しいまでに燃え上がる炎を見つめると、不思議と神聖な気持ちになってくるようだ・・・。
今年は・・・。奥会津の方々が平穏に生活できますように・・・
そして、自分・・・。今年は大切な人や大切な場所を失いませんように・・・。
そんな事を祈りながら、そっと目を閉じ、手を合わせていた。
4429Dが会津川口で折り返し、4434Dとなって折り返してくるのは約1時間後・・・。
歳の神はすっかりとたき火状態になっていた・・・。
終わってからは駅前の居酒屋で、地元の知り合いの方とささやかな新年会。再会を喜び合い、杯を重ね、会津宮下の夜は更けていった・・・。
2012年1月15日 只見線 会津宮下-早戸(2枚とも)
テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2012/01/17(火) 21:32:16|
- 僕の只見線
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かしゃ猫さん、おばんです。
こういった伝統的な行事や歳時記と只見線を絡めて撮りたいものですね。時期的なものはしょうがないとしても、自分もなんとか探して行きたいと思っています。
- 2012/01/18(水) 22:54:49 |
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- さすらいびと #lYqmSEjM
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