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さすらいびとの子守唄

Landscape with Railway

あ、虹・・・

nijidai2

虹は狙うのだという。
その時の気象状況とか、時間とか、場所とか虹撮影の達人はそういうのを狙うというのを聞いた時がある。
確かにそういう条件を満たすような時を求めて動くんだろうけどそれがたとえ偶然であっても今まで出会った事はなかった。
たぶん虹の神様に嫌われているんだろうなって思っている。たぶん虹の神様は女神様なのであろう(笑)
まして鉄道写真ではいくら虹が出てもそこに列車がいなければならない。まして1日6往復の只見線・・・

そんなある日、なんか変な天気だった。昨夜は雨だったが未明に止んだらしく、風が強くて空の雲が目まぐるしく変わっていく。
どこへいってもまだら模様でしょうがないか・・・とここに来た。列車通過10分くらい前だった。

到着してセッティングしてふと見上げてみると薄く虹が出ていた。
あ、虹だ!
一気にモチベーションが上がる。とにかく消えるなと今度はひたすら祈るようになる・・・。
虹が少し濃くなって鉄橋に陽が当たった時に列車が通過した・・・

この列車と宮下で交換する列車が通過する時はもう虹は消えてしまった・・・。
ほんの一瞬、夢を見ているような瞬間だったように思える。
只見線を撮りだして20年、初めて撮った虹と只見線だ。

次はもう少し条件がいい時に・・・
人の欲求は実に都合がいいものだ(笑)

2018年10月7日 只見線 会津西方-会津宮下

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  1. 2019/09/23(月) 17:49:12|
  2. 僕の只見線
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集落を縫うように・・・

yonezawasyuuraku

まだ黄色くなり切らない田圃の表情が、秋というより初秋の趣きを醸し出しているように思う。
あまり紅葉というイメージの少ない会津平では、これからが正に秋の旬である。黄金色の田圃が山が装う紅葉のように会津平の秋を彩るのだ。そしてそんな秋の序章のように蕎麦の花も白く輝くのだ・・・

風景を見ると秋が訪れたような感じだが昼間はまだまだ暑い日が続く。それでも会津平の人たちは、秋の収穫の準備に余念がない・・・。たぶん昼の暑さではなく、朝夕に吹くようになった秋の風の気配がそうさせるように思う・・・。

そんな初秋の集落を縫うように只見線のキハが駈けていく・・・。
人々のそれぞれの想いをのせて・・・

2019年9月7日 只見線 根岸-会津高田

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  1. 2019/09/19(木) 23:21:23|
  2. 僕の只見線
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夜汽車

tukiyonomiyasita

たとえば、夜汽車の中。
少しばかりの客はみんな寝てしまって
なぜかおれひとりだけいつまでたっても寝られねえ。
真っ暗な窓ガラスにほっぺたくっつけてじーっとそと見てるとね、
遠く灯りがぽつんぽつん…。
あ~あ、あんなところにも人が暮らしているか…。
汽車の汽笛が「ボ~~ピー…」そんな時、そんな時よ…。
だだ分けも無く悲しくなって涙がぽろぽろぽろぽろこぼれてきやがるのよ。

~男はつらいよ 寅次郎忘れな草 より~

寅さんの名セリフだと思う。
浅丘ルリ子さん演じるリリーの言葉の受け売りなのだが、夜汽車のひとり旅を寅さん風にアレンジされたシーンだったなぁって思う。

真暗な車窓を見ながらただただ只見線に揺られていると、そんな言葉がふと頭をよぎる。お酒はウイスキーが似合うかなぁ・・・。
揺れるキハの振動とエンジン音に身を任せて、時折遠い灯りを眺めて・・・
そんな旅ができる路線も随分少なくなったように思う・・・。

小さな集落の小さな駅を、紡ぐように停まって山間の終着駅を目指す只見線・・・
今宵は月夜・・・。
いつもより仄かに明るい夜を健気に駈けて行く・・・

2019年9月7日 只見線 会津宮下

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  1. 2019/09/17(火) 20:31:41|
  2. 僕の只見線
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鎮守の御祭

tinjusama

金山町各集落の鎮守様に御祭の飾りがされると、奥会津もいよいよ収穫の時期が近くなる。
大きな祭事はやらないようだが、各地で一斉に行われるというのもなかなかいい光景である。
詳しい由来とかはわからないけど、この時期に行われるというのはやはり豊穣や実りに感謝するとうものなのだろうか・・・

実りの秋、集落の守り神に感謝をする・・・
こうした小さな風習も大切にしていきたい・・・。まさに正しい日本の秋なのである・・・。

2019年9月7日 只見線 会津水沼-会津中川

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  1. 2019/09/16(月) 18:47:13|
  2. 僕の只見線
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清楚で白くて・・・ 2

sobabatake

満開の蕎麦畑。
清楚な蕎麦の花にはやはり青い空が良く似合う・・・

2019年9月7日 只見線 会津坂本-会津柳津


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  1. 2019/09/11(水) 20:31:43|
  2. 僕の只見線
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清楚で白くて・・・

yamatosoba

会津は山国だからか蕎麦が美味しくて、そうだからか会津に入ると蕎麦の畑が目立ってくる。
喜多方市山都は蕎麦が有名で美味しい所だ。駅のそばには多数の蕎麦屋が並んでいる。

黄金の田圃のような派手さはないが、清楚で白い蕎麦の花が大好きでついつい蕎麦畑を探してしまう。
透きとおるような青空と蕎麦の花のコントラストに酔いしててシャッターを切る。
夏の忘れ物のような暑さが堪えるが、ふと気がつくともうあたりは秋の風である・・・

2019年9月8日 磐越西線 山都-喜多方

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  1. 2019/09/10(火) 20:17:14|
  2. 蒸機礼讃
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田圃の表情

kanosesl

黄金色に染まった田圃を見ると嬉しくなるのは、お米を愛する日本人のDNAがしっかりと身体のなかに植え付けられているんだろうな・・・。こんなことを毎年思っている。春に田圃に水が入ると喜んで、田植が始まったといえば嬉しくて・・・
結局1年の半分は田んぼの表情を見て一喜一憂する・・・。そんな自分がなぜか妙にうれしいのだ・・・。

今年は稲刈りが早そうで、例年通りだろうなんてのんびり構えているとあっという間に行き過ぎて行ってしまうような・・・
正に・・・
季節は想う人に似ている・・・。

いつ聞いても名言だなぁ・・・


2019年9月8日 磐越西線 鹿瀬-日出谷


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  1. 2019/09/09(月) 21:21:30|
  2. 蒸機礼讃
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さらば茶坊主

chabouzu

ちょっと前の話になるが、引退後、旧信濃川田駅に留置されていた長野電鉄2000系のA編成が解体されたという。
既に廃線になった旧屋代線に留置されているという事はいずれこうなる運命だったのかなとも思い、ちょっと悲しい気持ちになった。

独特な風貌の2000系を追いかけた頃、まだ2編成残っており特急運用もあったのだが、A編成が引退し1年後屋代線の廃線とともにD編成も引退した。引退前は地味なマルーン色のA編成より華やかな所謂「りんごカラー」のD編成の方が人気もあってA編成がくると「茶坊主か・・・」なんて言っていたものである。引退後もD編成は小布施駅で屋根付きの場所で眠っているが、A編成は旧信濃川田駅で雨ざらしであった・・・。

それでも来ればしっかり撮影はしていたのだが、あの頃の気持ちを思うと今更ながらちょっと後悔もしている。

茶坊主よ、あの頃はごめん。再掲ではあるけど、自分が一番好きな君のカットを捧げよう・・・。
ありがとう・・・。そしてほんとうにさようなら・・・

2010年11月3日 長野電鉄 夜間瀬-上条

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  1. 2019/09/04(水) 20:33:27|
  2. 長野電鉄
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高原列車は行く

daika-bu

小海線は日本を代表する「高原列車」である。たぶんそう思っているのって自分だけではないはずだ。
当然「高原列車は行く」という曲のモデルは小海線なんだろうなと思っていたが、モデルはなんと福島県の猪苗代を走っていた沼尻鉄道であると知ってちょっと驚いた。沼尻鉄道はいった事も見た事もなかったのでそういうイメージがあって当然なのかもしれない。

初めて小海線に乗ったのはもう35年以上前の事。当時大学生だった自分は、ワンダーフォーゲル部の呑み友に誘われて初めて奥秩父を縦走した時に信濃川上まで乗った時だった。夜行列車で小淵沢で降りて小海線の一番列車で見た朝日に照らされた甲斐駒ヶ岳の表情が忘れられい・・・

そんなことを考えながら列車を待つ。
まだまだ暑い日差しではあるが、ふと吹く風に気がつくとあたりはもう秋の風・・・。

かつては蒸気機関車が喘ぎながら上っていっただろうこの大カーブを軽やかに上っていくのはハイブリッド車であった。
そんな光景を見て、やっぱり自分にとっての高原列車は小海線なんだな・・・。そう思った。

2019年9月1日 小海線 小淵沢-甲斐小泉





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  1. 2019/09/03(火) 21:11:11|
  2. 高原鉄道小海線
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いつか見たような・・・

makityan

何気なく小さな駅で撮影するべく列車を待っていると、ひとりの女子高生が歩いてきた。
もう夏休みだろうに、部活かな?
彼女は小さな声で「おはようございます。」と明らかによそ者である自分に挨拶をするとホームの端にすっと立って列車を待った。
列車がカーブを曲がってこちらに向かってくる。
ファインダーの中で自分の世界が展開する・・・。
ふと思った・・・。「あれ?この光景どこかで見た事がある・・・」

列車が過ぎ去って、静けさが戻った駅で思いだした。
「そうだ・・・あの時の情景に似ている・・・」

たぶん高校生の頃だ。部活で遅くなって駅で列車を待っていた。
他に人がいたのかは覚えていないが、気になっていた女子がひとりで歩いてきてこんな感じで列車を待っていたんだ・・・。
かなり離れていたんで声もかけられず・・・いや、たぶん近くでも声はかけられなかっただろう。
列車が向こうから近づいてきて、彼女は列車の方をじっと見ていた・・・
そうだ、あの時だ・・・。

山間の小さな駅でそんな想い出を蘇らせてくれた・・・
只見川の妖精に感謝してそっとこの駅を辞した・・・

2002年7月 只見線 会津越川

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  1. 2019/08/29(木) 19:48:40|
  2. 僕の只見線
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プロフィール

さすらいびと 

Author:さすらいびと 
旅と酒と蒸気機関車とローカル線とカメラをこよなく愛するおぢさんです!

真島満秀先生に感化され、「旅情」をテーマに、季節とか、光とか、日常とかの鉄道情景が好きで追い求めています。どちらかというと鉄道写真というより、「鉄道のある風景写真」といった方がいいかもしれません。自分の写真を見て「旅に出たい」って思っていただけたら望外の喜びです。

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