
半分くらいしか覗いていないのにその存在感にただ圧倒される蒲生岳。
決して標高の高い山ではないのだが、「会津のマッターホルン」と呼ばれる所以であろう。
ただこの場所から蒲生岳をメインに構図を取ると果たして列車はどこだ?状態になってしまう。
この場合、先頭が白色のキハ110であったからまだ存在感があったようであるが、やはりちょっとやりすぎだったようだ・・・(笑)
でもね・・・
きっと蒲生岳も言ってるよ・・・
おかえり!只見線って・・・
2022年8月7日
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- 2022/08/10(水) 00:13:36|
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「いったい自分はいつの時代にいるのだろう・・・」
ファインダーを覗いてふと思った。時代は令和・・・だがファインダー越しに展開されているシーンは、昭和といってもいいような・・・そんな光景であった。
不思議な雰囲気を楽しみながら思ったのが、たぶん11年以上前にこの場所で撮った光景とあまり変わっていない事・・・。
試運転が始まって以前の記憶を頼りにいろいろ回ったが、どこも11年の時の流れをいやというほど感じたというのに・・・。
もしかしたら、キハ40、いや、キハ58あたりが来るのではないかと変な気持ちで待ってはいたが、踏切の音とともにやってきたのは当然の如くキハE120であった・・・。
それでも・・・
おかえり!只見線
2022年8月6日 只見線 会津川口-本名
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- 2022/08/09(火) 00:54:17|
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いつもなら走らない列車が絶妙の時間に走る・・・それをどこで撮るか・・・。
只見線の会津川口ー只見で試運転が始まり、その回送列車が走る時間が正に日没時間あたり。
若宮で偶然会った友人と検討すると会津坂下の入線を後追いで・・・であった。
正に日没時間直後、残照ですら失う時間ギリギリの時間に賭けてみた。数分遅くなると入道雲に当たる残照も一気に失われてしまう・・・。
山際の雲の下の方の光が失われる頃に列車がやってきた。読み通りであった。
太陽の光が届くギリギリの時間、入道雲に当たる光はこれでもかというくらい赤みがかった妖しい色に染まった・・・。
大きな雲と残照が大きな空で演出する夕焼け雲のショーに酔いしれた・・・。
2022年7月31日 只見線 塔寺-会津坂下
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- 2022/08/05(金) 01:01:13|
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久しぶりに会津平に下りてきたら、そこらかしこに入道雲がもくもくと上がっていた。
そりゃ、あれだけ暑かったら激しく上昇気流も起こるよなぁ・・・。それくらい暑い日だった。
ただ入道雲は意外と動きが早く、だいたいいい形の時に見つけて舞っているとあっという間に破裂してしまい、なかなかうまいシーンと絡ませてくれないものだ。2回ほどうまくいかずに場所を変えて列車を待った。
この日の日没の20数分前だったから太陽は山影に隠れるかの瀬戸際なような時間。ただそんな時間だからこそ、いろいろと光を読んだりできる。エロくなった光と戯れて遠く見えた列車が数分後に見せるであろう姿に思いを馳せる・・・。
あまり斜光線に映えないキハ110であったが、ギリギリの光はそんな車両にも目一杯の光を浴びせた・・・。
正に光と戯れる・・・。
そんな時間が堪らなく好きだ・・・。
2022年7月31日 只見線 会津坂下-若宮
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- 2022/08/03(水) 23:59:44|
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会津川口ー只見間の不通区間は、水害前も後も1日3往復。朝、午後、夕方に1往復づつ走る。
水害前は撮影効率なんか考えて川口から若松寄りを多く撮っていたように思う。
後回しにしていた情景は、ある日当たり前の日常ではなくなってしまった・・・。
11年経った今、また只見線の日常が始まる。あの頃の宿題を片付けようと去年あたりから軽くロケハンとかしていたのだが、やはり11年という月日は長かった。木々は伸び、記憶が曖昧となったり失われた光景の多さに唖然としていたものだ・・・。
それでも、記憶を紡いで懐かしい場所へ向かう。新しい只見線の情景も見つかるかもしれない・・・。
これからは撮影区間が長くなり、相変わらず本数も少なくて大変だけど、鉄道が走る事を喜びつつじっくりと流れる時を切り取っていきたい。
僕は益々只見線にのめりこんでいきそうだ・・・。
只見線撮影はライフワーク・・・。
ようやくこの言葉を堂々と言えるような気がする。
2022年7月30日 只見線 会津大塩-会津横田
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- 2022/08/02(火) 23:54:15|
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試運転が始まった只見線沿線はすっかり夏の情景が広がっている。
そして自分の「少年の頃の夏休み」のイメージを求める旅のはじまりでもある・・・。
夏休み・・・
当時静岡に住んでいた従兄の家に遊びに行くのが楽しみだった。自宅周辺では見る事のできない田圃や山、川の風景を思い切り味わえたし、今でもあの時の、少年の頃の目でその頃の情景を求めてファインダーを覗いている気がする・・・
こんな風景を見ていると、補虫網と虫かごを持った幼い頃の自分があの道を走っている姿がふと見えたように思えた。
あの頃、その横を只見線が走っていたら・・・。
そう、きっとちぎれるばかりに手を振っていただろう・・・。
いくつになっても、夏休みの思い出は永遠である・・・。
おかえり!只見線
2022年7月31日 只見線 会津横田ー会津大塩
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- 2022/08/02(火) 00:38:09|
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そういえばこの紫陽花、以前撮った事あるなぁ・・・
いつだったか、どんなシーンだったかあまり覚えていない。そりゃそうだ、少なくとも11年は前の事だから・・・
奥会津の三島や金山あたりでは紫陽花が咲くのは7月に入ってから。奥会津では梅雨末期といったところだろうが、その状況によっては真夏の空の下で咲いている。紫陽花は夏の花という一面をも持っている・・・。
そうはいっても今年は梅雨が明けるのが早すぎた。旬である時期に咲いた紫陽花であるが、連日の猛暑でお疲れ気味のようだった・・・。
11年ぶりに傍を走る只見線。車両は変われど懐かしい気持ちで見ていたのだろうか。
そして紫陽花もきっと言ってるだろうな・・・
おかえり!只見線って・・・。
2022年7月24日
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- 2022/07/29(金) 00:24:18|
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「これからいくらでも撮れるんだから、ゆっくり、じっくり楽しもう」
そんなスタンスで臨んだ試運転の撮影は、仲間たちも同じような考えだったらしく無理な追っかけもせずになんとなくこの場所に集まってきた。
試運転ならではの情景・・・。そう、方向幕である。
キハ40とキハE120が置き換わる時と、魚沼側でハンドル訓練を行ったときに試運転と表示されたはずであるが、これからはあまり機会もありそうもない。只見線の不通区間ならではのオブジェクトを入れて撮るにはなぜかみんなここを思いついたようだ。
水害前は杉林だったここも工事の為に伐採され新しい撮影地rとなった。
試運転の表示もなぜか新鮮に見える・・・
おかえり!只見線
2022年7月23日 只見線 会津大塩-会津横田
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- 2022/07/28(木) 00:30:07|
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「只見線はもうダメだ・・・。こんなんじゃ復旧できるわけないよ・・・」
11年前の夏、この場所で落橋した第7只見川橋梁を見てそんな言葉を呟いて、そして涙した・・・。
それから11年の時が経ち、新しく生まれまわった鉄橋に列車が走った。そんなシーンを同じ場所で見ている。正に感慨無量であった・・・。
列車が走ったら撮りたい場所のひとつはこの場所からの第7只見川橋梁だった。
復旧が決まり橋の工事が進められていくのを暇を見つけて見に行った。
だんだんと出来上がっていく鉄橋を見てワクワクしたものだった・・・。
あの時、まさかまたこの場所で走る列車を見る事ができるとは思わなかった。
ほんのちょっと留守にしていただけだったんだね。
おかえり!只見線・・・
2022年7月24日 只見線 会津横田-会津大塩
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- 2022/07/27(水) 00:12:16|
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試運転初日から4日目、世の中はSNS全盛で各地でその様子を見る事ができ、なんか悔しくもあり寂しくもあり・・・
それでもやっぱり生で走っている姿を見てみたく夜通し車を走らせ奥会津へやってきた。
朝の定期列車の撮影もほどほどに、待ちきれないというわけでもないのだが第5只見川橋梁へ向かった。
あれだけ撮った場所でもあったが、だからこそ自分の1発目はこの場所と決めていた。いろいろと思い入れのある場所でもあった。
試運転の画像はこの第5只見川橋梁も含めて結構見ていたんでどってことないよな・・・
そんな感じで思っていたのだが、通過予定時刻の10分くらい前からなんか落ち着きがなくなり、意識が高揚していくのがわかった。そして胸のドキドキ感が止まらない・・・。なんなんだろう、この気持ちは・・・。そんな感じ・・・。
列車の汽笛が聞こえる。ドキドキは最高潮、そしてキハE120の姿が見えた瞬間、「キター」と思わず叫んでしまった(笑)
慌ててファインダーを覗き列車を追う。走ってるよ、第5を渡ってるよ!そんな事を思いながら11年の想いを右手人差し指にこめて思い切りシャッターを押していた・・・。
列車が往きすぎてファインダーから目を外す。
川霧や山霧が湧いているわけでもなく、水鏡でもなく、曇ってて・・・
どちらかというと丁重なシチュエーションなカットだったが、それでも自分はこの1枚を撮るために11年頑張ってきたんだ。そう思うと、ようやく途切れていた11年の時間が繋がったような気がした。
車に乗って次の撮影地に向かう時ふと思った・「あ、お帰りって言い忘れた・・・」興奮しすぎていたようだ。
おかえり!は次の撮影地で心の中で言い続けた・・・。
2022年7月23日 只見線 会津川口-本名
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- 2022/07/26(火) 00:50:00|
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